[市況・概況]の記事一覧
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記事一覧 (12/02)【銘柄フラッシュ】シキボウが急伸し「K氏」関連株などに思惑続く
記事一覧 (12/02)【株式市場】低位株動き「モチつき相場」の様相でディー・エヌ・エーは活況
記事一覧 (12/02)【銘柄フラッシュ】「K氏」の思惑で宮地エンジニアリングなど低位株が活況
記事一覧 (12/02)【株式市場】円相場が下げ止まり手控え模様の中ディー・エヌ・エーが活況高
記事一覧 (12/01)【株式市場を検証】日経平均株価は大幅反発、一時8600円台を回復する場面
記事一覧 (12/01)【銘柄フラッシュ】さが美などが急伸し「K氏」関連の新日本理化は連日高値
記事一覧 (12/01)【株式市場】輸出株から証券、不動産株まで軒並み高くオリンパスは小動き
記事一覧 (12/01)【銘柄フラッシュ】トウペなど急伸しNTTドコモは米アップルとの提携説を好感
記事一覧 (12/01)【株式市場】NY急騰を好感し軒並み大幅高の中オリンパスも高い
記事一覧 (11/30)【株式市場を検証】日経平均株価は反落だが、下げ渋って8400円台を維持
記事一覧 (11/30)【銘柄フラッシュ】「K氏銘柄」の新日本理化など急伸しオリンパスは反発
記事一覧 (11/30)【株式市場】売買代金12日ぶり1兆円台を回復しオリンパス反発
記事一覧 (11/30)【銘柄フラッシュ】ピクセラやトウペなど急伸しオリンパスは安い
記事一覧 (11/30)【株式市場】日経平均の高安幅が23円にとどまりオリンパスは安い
記事一覧 (11/29)【株式市場を検証】日経平均株価は大幅続伸して17日以来の8400円台
記事一覧 (11/29)【銘柄フラッシュ】トヨタ自動車や日立製作所が一段高となりランドなど急伸
記事一覧 (11/29)【株式市場】円の軟化など好感し全般尻上がりの中オリンパスはモミ合う
記事一覧 (11/29)【銘柄フラッシュ】新神戸電機が急伸し宮地エンジニアリングは「K氏」を連想
記事一覧 (11/29)【株式市場】オリンパスは一進一退だがNY大幅高など好感し全般堅調
記事一覧 (11/28)【株式市場を検証】自律反発狙いの買いが優勢
2011年12月02日

【銘柄フラッシュ】シキボウが急伸し「K氏」関連株などに思惑続く

 2日後場は、午前中に続きディー・エヌ・エー<2432>(東1)が東証1部の売買代金1位となり、プロ野球団の承認のほかJPモルガン証券、クレディスイス証券の積極評価もあって8.1%高。売買代金2位はソフトバンク<9984>(東1)となり同社と中国アリババグループが米国ヤフーを買収の準備と伝えられ、消化難の様子で0.6%安。

 オリンパス<7733>(東1)は強もみあいの1.7%高となり、売り建て玉の買い戻しが厚い様子。ただ売買代金は前場17位、後場21位に後退。

 東証1部の値上がり率上位11位のうち9銘柄は株価100円台以下の低位株となり、早くも年末特有の「モチつき相場」の雰囲気。値上がり率1位は前引けに続きインプレスホールディングス<9479>(東1)の34.9%ストップ高となり電子出版事業などを手がかりに値幅を狙う動きありと30円ストップ高の116円、2位も前引けと同じ宮地エンジニアリンググループ<3431>(東1)となり大物仕手筋「K氏」ゆかりの銘柄との思惑が言われ約3カ月ぶりに3ケタ回復の32.9%高、3位も前引けと同じ池上通信機<6771>(東1)となり株価2ケタの手軽さで投機資金流入と約3カ月ぶりに60円台を回復の19.6%高。

 シキボウ<3109>(東1)は2ケタ銘柄の手軽さに冬到来で風邪マスク関連銘柄と10.0%高、東京特殊電線<5807>(東1)も株価2ケタで赤字続きのため思惑を呼びやすいとされて一段ジリ高の13.3%高。

 日特建設<1929>(東1)は政府の復興対策本部の会合で主要8漁港の完全復旧の早急な実施を指示と伝えられたことなどを材料に8.1%高、三晃金属工業<1972>(東1)は太陽電池の見本市「PVジャパン」開催接近とされて7.8%高。

 大物仕手筋「K氏」関連と目される銘柄は昨日高値更新の新日本理化<4406>(大1)高島<8007>(東1)などが一服となる一方、大真空<6962>(大1)は続伸5.4%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:32 | 市況・概況

【株式市場】低位株動き「モチつき相場」の様相でディー・エヌ・エーは活況

■東証1部銘柄は58%が高い

 2日後場の東京株式市場は、値を保った割に売買低調で全般強もちあい。円相場が前場から下げ止まる動きになり、週末売買日のため、ユーロに対する不安が再燃することを警戒し手控える様子。東証1部の売買代金1位は、プロ野球の球団保有が正式に決まったディー・エヌ・エー<2432>(東1)となり、8.1%高の2519円(189円高)。ただ、値上がり率上位には仕手イメージのある思惑材料株が並び、早くも年末特有の「モチつき相場」の雰囲気。オリンパス<7733>(東1)は小動きで1.7%高。東証1部の値上がり銘柄数は960銘柄(約58%)だった。

 日経平均は小幅続伸。後場は8643円75銭(46円37銭高)まで上げ、大引けも8643円75銭(46円37銭高)。

 東証1部の出来高概算は、15億6730万株、売買代金は3日ぶりに1兆円に届かず9153億円、1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は960(前引けは805)銘柄、値下がり銘柄数は555(前引けは621)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは20業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、建設、医薬品、ゴム製品、サービス、情報・通信、金属製品、倉庫・運輸、小売り、陸運、保険、その他金融、など。
 一方、値下がり率上位は、空運、証券・商品先物、その他製品、鉱業、電気機器、だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:44 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】「K氏」の思惑で宮地エンジニアリングなど低位株が活況

 2日前場は、プロ野球の球団保有が正式に決まったディー・エヌ・エー<2432>(東1)がJPモルガン証券やクレディスイス証券の積極評価もあって東証1部の売買代金1位となり6.1%高。売買代金2位は同業のグリー<3632>(東1)となり前日比変わらずの2457円。オリンパス<7733>(東1)は売買代金17位に後退し売り建て玉の買い戻しが厚いようで堅調続伸の2.6%高。

 東証1部の値上がり率1位はインプレスホールディングス<9479>(東1)の34.9%高となり電子出版事業など手がかりに低位株で値幅を狙う動きありと30円ストップ高の116円、2位は宮地エンジニアリンググループ<3431>(東1)の26.6%高となり大物仕手筋「K氏」ゆかりの銘柄との思惑が言われて「モチつき相場」をリードと約3カ月ぶりに3ケタ回復、3位は池上通信機<6771>(東1)の21.6%高となりやはり株価2ケタの手軽さで投機資金流入と約3カ月ぶりに60円台を回復。

 シキボウ<3109>(東1)も2ケタ銘柄の手軽さに冬到来で風邪マスク関連銘柄と10.0%高、東京特殊電線<5807>(東1)も株価2ケタで赤字続きのため思惑を呼びやすいとされて9.9%高。

 まともな材料では、ウェブクルー<8767>(東マ)が発行株数の約43%に達する自己株の消却を好感し買い気配のまま16%ストップ高の720円(100円高)となり高値を更新した。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:16 | 市況・概況

【株式市場】円相場が下げ止まり手控え模様の中ディー・エヌ・エーが活況高

■東証1部銘柄は48%が高い

 2日前場の東京株式市場は、全般強もみあい。円相場が下げ止まる動きになり、香港・上海株は反落と伝えられたため、手控え気分が広がった。中国株には、昨日の金融緩和を受けた堅調相場が長続きしないと落胆感も。プロ野球の球団保有が正式に決まったディー・エヌ・エー<2432>(東1)が外資系証券の積極評価もあって東証1部の売買代金1位となり6.1%高。オリンパス<7733>(東1)は売り建て玉の買い戻しが厚いようで堅調続伸の2.6%高。東証1部の値上がり銘柄数は805銘柄(約48%)だった。

 日経平均は小幅続伸。前場は8643円13銭(45円75銭高)まで上げ、前引けは8613円28銭(15円90銭高)。

 東証1部の出来高概算は、7億9063万株、売買代金は4384億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は805銘柄、値下がり銘柄数は621銘柄。

 また、東証33業種別指数は20業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、建設、情報・通信、倉庫・運輸、小売り、その他金融、金属製品、など。
 一方、値下がり率上位は、空運、その他製品、鉱業、証券・商品先物、鉄鋼、繊維製品、電気機器、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:46 | 市況・概況
2011年12月01日

【株式市場を検証】日経平均株価は大幅反発、一時8600円台を回復する場面

■東証1部市場の売買代金は1兆2625億円

 1日は、日経平均株価(225種)が前日比162円77銭(1.93%)高の8597円38銭で大幅に反発した。終値では8600円台に届かなかったものの、14日(8603円70銭)以来の水準に回復した。TOPIXは前日比11.55ポイント(1.59%)高の740.01で大幅に反発し、9日(749.40)以来の水準に回復した。東証1部市場の売買代金は1兆2625億円だった。

 前日30日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が前日比490ドル05セント(4.24%)高と大幅に3営業日続伸した。1日の上昇幅としては過去7番目だった。

 S&P500株価指数は前日比4.33%高と大幅に3営業日続伸、ナスダック総合株価指数は前日比4.17%高と大幅に反発した。欧州の株式市場も軒並み大幅上昇した。日米欧の主要6カ国・地域の中央銀行がドル資金供給を拡充するための協調対応策を発表したため、金融市場の緊張が和らぐとの期待感が高まった。中国人民銀行が08年12月以来ほぼ3年ぶりに預金準備率を引き下げ金融緩和方向に転じたことも好感した。

 米11月ADP雇用リポートで民間の非農業部門雇用者数が20.6万人となり、前月の11.0万人から大幅に増加して市場予想の13万人も上回った。米11月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)は62.6となり、前月の58.4から上昇して市場予想も上回った。こうした良好な経済指標も支援材料だった。

 こうした流れを受けて日経平均株価は前日比146円59銭高と買い先行でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き410万株の買い越しだった。ただし寄り付きの買い一巡後は伸び悩み、日経平均株価は8600円台前半の小幅レンジでモミ合う展開となった。中国が発表した11月PMI(製造業購買担当者景気指数)は49.0で、前月の50.4から低下して09年2月以来の低水準となったが、織り込み済みとして市場の反応は限定的だった。

 午後に入ると、日経平均株価は前日比219円27銭高の8653円88銭まで上昇し、この日の高値を付ける場面もあった。アジアの主要株式市場の上昇も安心感につながった。しかし大引けにかけては、利益確定売りに押されて上昇幅を縮小し、結局この日の安値圏で取引を終了した。日経平均株価の日中値幅は76円79銭だった。

■中国関連のコマツ、日立建機、ファナックが大幅上昇

 東証1部市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄1156(全体の69%)、値下がり銘柄427(全体の26%)だった。株価指数は大幅上昇したが、全面高とはならなかった。セクター別には、輸出関連の主力銘柄を中心に買い戻された。特に中国の金融緩和方向への転換を好感して、中国関連のコマツ<6301>日立建機<6305>ファナック<6954>が大幅上昇した。総合商社、メガバンク、海運などの上昇も目立った。一方で、食品、小売、通信、SNS関連の一角などが軟調だった。売買代金トップのソフトバンク<9984>は5.02%下落した。NTTドコモ<9437>と米アップルが「iPhone」と「iPad」の次世代機を日本国内で販売することに同意したと報じられ、競争激化が警戒された。

 大引けにかけて伸び悩む展開となったが、日経平均株価、TOPIXともに前日比では大幅に反発した。東証1部市場の売買代金も前週に比べて増加傾向となった。2日には米11月雇用統計を控えているが、ユーロ圏債務危機問題に対する過度な警戒感が後退し、目先は25日移動平均線を意識した動きになりそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 22:47 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】さが美などが急伸し「K氏」関連の新日本理化は連日高値

 12月1日後場は、前場急騰の余韻を保つ形で全般高値もちあいの中、NY株式の急騰、中国の預金準備率緩和という大材料を買ったあとの「手持ち無沙汰感」も。東証1部の売買代金1位は前引けに続きソフトバンク<9984>(東1)となり、米アップル社とNTTドコモ<9437>(東1)の提携観測が伝えられたため手控えられ、NTTドコモは否定の談話と伝わったものの反応なく5.0%安。売買代金2位のコマツ<6301>(東1)は中国の預金準備率緩和を好感し同国景気に敏感と7.2%高。

 オリンパス<7733>(東1)はウッドフォード元社長の取締役辞任発表に対し、会社を去るわけではないとの声明も伝わり、委任状争奪戦の予想も出て消化難の様子で後場は模様ながめの小動きとなり2.3%高。

 東証1部の値上がり率上位10位銘柄は株価100円台と2ケタが占め、1位は前引けと同じくさが美<8201>(東1)の42.9%高で第3四半期(3〜11月)好調の観測などがいわれて30円ストップ高の100円、2位も前引けと同じくトウペ<4614>(東1)の33.3%高となり自転車の車道走行に関連する路面表示材を思惑材料と30円ストップ高の120円。3位はアドバネクス<5998>(東1)の32.7%高となり株価2ケタの手軽さに従来事業の再構築などが言われ大幅続伸。4位には津田駒工業<6217>(東1)の20.0%高が入り仕手イメージの強い中国景気関連株と大幅反発。

 値上がり率5位から10位までの6銘柄は株価2ケタ銘柄となり、手軽さや仕手妙味がいわれ、ダントーホールディングス<5337>(東1)は12月決算の赤字縮小に期待とされて13.3%高、東海観光<9704>(東1)も12月決算で11.1%高。大物仕手筋「K氏」関連株とされる新日本理化<4406>(大1)は3日連続高値の2.8%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:23 | 市況・概況

【株式市場】輸出株から証券、不動産株まで軒並み高くオリンパスは小動き

■東証1部銘柄は69%が高い

 12月1日後場の東京株式市場は、全般大幅高のまま一進一退。NY株式の急騰490ドル高、中国の預金準備率緩和と大きな材料がそろったため、景気敏感の鉄鋼、海運、機械株などから軒並み高。証券、銀行、不動産株なども総じて強い相場になった。オリンパス<7733>(東1)はウッドフォード元社長の辞任が伝えられた一方、会社を去るわけではないとの声明が伝えられて委任状争奪戦の予想も出たため、後場は模様ながめの小動きとなり、2.3%高の1049円(24円高)。東証1部の値上がり銘柄数は1156銘柄(約69%)だった。

 日経平均は大幅反発。後場は8653円88銭高(219円27銭高)まであげたあと一服感が広がり、大引けは8597円38銭(162円77銭高)。8600円台回復は、取引時間中、終値ともに11月14日以来。

 東証1部の出来高概算は増加し、20億2万株、売買代金は1兆2625億円となり、2日続けて1兆円台を回復。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は1156(前引けは1206)銘柄、値下がり銘柄数は427(前引けは339)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、鉄鋼、機械、証券・商品先物、非鉄金属、卸売り、鉱業、保険、など。
 一方、値下がりした業種は、食料品、医薬品、情報・通信、小売り、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:36 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】トウペなど急伸しNTTドコモは米アップルとの提携説を好感

 12月1日前場は、日米欧の主要中央銀行による資金連携策を受けてNY株式が急騰490ドル高となり、33業種別指数の中で安かった指数は食料品、情報・通信の2業種のみ。東証1部の売買代金1位はソフトバンク<9984>(東1)となり反落3.7%安。米アップル社とNTTドコモ<9437>(東1)の提携観測が伝えられたため手控えられた模様。NTTドコモは売買代金12位で1.9%高。

 オリンパス<7733>(東1)はウッドフォード元社長の取締役辞任観測が朝から伝えられて続伸となり、10時に発表。一時1120円(95円高)まで上げ、前引けは5.4%高の1080円(55円高)。

 東証1部の値上がり率1位はさが美<8201>(東1)の41.4%高となり第3四半期(3〜11月)好調との観測などがいわれて一時30円ストップ高の100円まで急伸、2位はトウペ<4614>(東1)の33.3%高となり引き続き「自転車は車道」の路面表示材が思惑材料とされ30円ストップ高の120円。

 アドバネクス<5998>(東1)は株価2ケタの手軽さあり折り畳み式携帯電話のヒンジ(折り曲げ部分)事業などの再構築を理由にストップ高の85円まで1円に迫り前引けは29.1%高、菱洋エレクトロ<8068>(東1)は自己株の取得を材料に7.3%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:10 | 市況・概況

【株式市場】NY急騰を好感し軒並み大幅高の中オリンパスも高い

■東証1部銘柄は72%が高い

 12月1日前場の東京株式市場は、軒並み大幅高。日米欧の主要中央銀行による資金供給の連携策を受けてNY株式が急騰490ドル高となり、業種別指数33業種の中で安かった指数は食料品など2業種のみ。オリンパス<7733>(東1)はウッドフォード元社長の取締役辞任が朝から伝えられて続伸となり、一時1120円(95円高)まで上げ、前引けは5.4%高の1080円(55円高)。東証1部の値上がり銘柄数は1206銘柄(約72%)だった。

 日経平均は大幅反発。朝方8652円38銭高(217円77銭高)まであげたあとも堅調で、前引けは8612円00銭(177円39銭高)。8600円台は、取引時間中・終値とも11月14日以来。

 東証1部の出来高概算は、9億6925万株、売買代金は6020億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は1206銘柄、値下がり銘柄数は339銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、海運、証券・商品先物、機械、鉱業、など。
 一方、値下がりした業種は、食料品、情報・通信、だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:44 | 市況・概況
2011年11月30日

【株式市場を検証】日経平均株価は反落だが、下げ渋って8400円台を維持

■12営業日ぶりに1兆円を上回る

 30日は、日経平均株価(225種)が前日比43円21銭(0.51%)安の8434円61銭で3営業日ぶりに反落、TOPIXが前日比1.22ポイント(0.17%)安の728.46で4営業日ぶりに小幅反落した。28日と29日の大幅上昇の反動で利益確定売りが優勢だったが、下げ渋る展開となった。東証1部市場の売買代金は1兆629億円で12営業日ぶりに1兆円を上回った。

 前日29日の米国株式市場は高安まちまちだった。ダウ工業株30種平均株価は前日比32ドル62セント(0.28%)高と続伸した。イタリア国債入札では落札利回りが過去最高水準だったが応札倍率が上昇した。米11月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)は56.0で前回修正値40.9から大幅改善して市場予想も上回った。これらを好感して前日比101ドル00セント高まで上昇する場面もあった。注目されたユーロ圏財務相会合では、ギリシャ向け80億ユーロの融資実行、EFSF(欧州金融安定基金)の機能拡充、IMF資金源拡大の検討などで合意したが、特に目立った進展がなかったとして期待感がしぼみ、取引終了にかけて上昇幅を縮小した。S&P500株価指数も小幅に続伸したが、ナスダック総合株価指数は反落した。

 この流れを受けて日経平均株価は前日比70円19銭安と売り先行でスタートした。28日と29日の2営業日合計で317円81銭上昇した反動の利益確定売りが優勢だった。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き100万株の売り越しだった。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が欧米主要銀行の格付けを引き下げたことも弱材料視された。ただし寄り付き後は下げ渋り、8300円近辺の狭いレンジでモミ合う展開となった。日本の10月鉱工業生産速報値は前月比2.4%増で市場予想を上回ったが、反応は限定的だった。

 午後に入ると、寄り付きから下落幅を広げる展開となり、日経平均株価は前日比116円13銭安の8361円69銭まで下落する場面もあった。中国などアジアの株式市場の下落が弱材料視された。しかし午後の中頃から大引けにかけては、売りが一巡して下落幅を縮小する展開となった。前日比ではマイナス圏にとどまったが、結局この日の高値圏で取引を終了して8400円台を維持した。月末ドレッシング買いとの見方もあった。日経平均株価の日中値幅は73円65銭だった。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値下がり銘柄が833(全体の50%)で、値上がり689(全体の41%)を上回った。セクター別には、輸出関連など主力銘柄への買い戻しが一巡して低位材料株が物色されるなど、物色の方向感に欠ける展開だったが、ガラス・土石、機械、半導体関連、メガバンク、海運などの下落が目立った。一方で、食品や商社などの一角が堅調だった。

 日経平均株価、TOPIXともに下落したが、一段と売り込む動きは見られなかった。引き続きユーロ圏債務危機問題に対する警戒感は強いが、目先の下値固めを意識させる形だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:15 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】「K氏銘柄」の新日本理化など急伸しオリンパスは反発

 30日後場は、オリンパス<7733>(東1)が持ち直し、東証1部の売買代金2位となり2.2%高の1025円(22円高)と反発。一部で伝えられた四半期報告書の提出遅延の観測を14時過ぎに否定発表したことを材料視。売買代金1位は三菱商事<8058>(東1)となり、昨日に続いて希土類の使用を大きく減らした高機能磁石の合弁生産を材料に0.2%高。

 三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)は、S&P(スタンダード・アンド・プアーズ、米国)による格付け見通しが、みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)とともに「ネガティブ」(弱含み)に変更と伝えられたものの、後場は持ち直し、三井住友フィナンシャルグループは1.0%安、みずほフィナンシャルグループも1.0%安。

 東証1部の値上がり率1位はトウペ<4614>(東1)の50.0%ストップ高(30円高の90円)となり「自転車は車道」関連の路面表示材を手がかりに仕手株妙味十分とされ急伸、2位もストップ高銘柄で前場1位のピクセラ<6731>(東1)となり「大阪復活」関連銘柄のひとつとされ50円ストップ高の202円は32.9%高、3位は前場2位のMUTOHホールディングス<7999>(東1)で昨日から業務用プリンター業界の再編観測などがいわれて連日急騰し22.9%高、4位には高島<8007>(東1)が入り昨日発表の最新の信用取引動向で信用倍率が低下し取り組み妙味拮抗と思惑を集め12.0%高。

 大日本塗料<4611>(東1)は同じ2ケタ銘柄のトウペの急騰で連想買いとされ10.0%高、大幸薬品<4574>(東1)はマイコプラズマ肺炎の関連株とされて7.0%高、林兼産業<2286>(東1)は大震災による養豚減少で霧島黒豚の需要増加との見方あり6.8%高。

 新日本理化<4406>(大1)は大物仕手本尊「K氏」銘柄の本命説続き急騰15.7%高、石川島建材工業<5276>(東2)は放射性焼却灰などの廃棄物封じ込め容器を材料に連日急伸8.6%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:18 | 市況・概況

【株式市場】売買代金12日ぶり1兆円台を回復しオリンパス反発

■東証1部銘柄は41%が高い

30日後場の東京株式市場は、全般ジリジリ持ち直す展開。月末売買日のため、平均株価・株価指数ベースでドレッシング(お化粧買い)が入るといった期待があり、円相場も小動きのため、自動車、精密機器、家電株などに値を戻す銘柄が増えた。S&P(スタンダード・アンド・プアーズ、米国)が格付け見通しを「ネガティブ」(弱含み)に変更とされた三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)も持ち直し1.0%安の2089円(22円高)。また、オリンパス<7733>(東1)は、四半期報告書の提出について、14時前に一部報道の遅延観測を否定し予定通りと発表したことを受けて一段持ち直し、2.2%高の1025円(22円高)と反発。東証1部の値上がり銘柄数は689銘柄(約41%)だった。

 日経平均は小反落。後場は次第に持ち直し、8435円34銭(42円48銭安)まで戻したあとも底堅く、終値は8434円61銭(43円21銭安)。

 東証1部の出来高概算は、17億6243万株、売買代金は1兆629億円となり、昨日までの11日連続「1兆円」割れを脱出。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は689(前引けは502)銘柄、値下がり銘柄数は833(前引けは970)銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種(前引けは9業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、食料品、空運、証券・商品先物、ゴム製品、パルプ・紙、医薬品、陸運、石油・石炭、小売り、水産・農林、など。
 一方、値下がり上位は、海運、ガラス・土石、機械、保険、銀行、電気機器、非鉄金属、精密機器、その他製品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:37 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ピクセラやトウペなど急伸しオリンパスは安い

 30日前場は、S&P(スタンダード・アンド・プアーズ、米国)がみずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)の格付け見通しを「ネガティブ」(弱含み)に変更したと伝えられたため、全体に手控えムードとなり、材料株物色が活発。東証1部の売買代金1位はオリンパス<7733>(東1)となり、信用担保率の臨時措置が解除されたものの、解任された元社長の提訴の意向や、米紙報道として四半期報告書の提出遅延観測などが伝えられたため反落し1.7%安の986円(17円安)。

 東証1部の値上がり率1位はピクセラ<6731>(東1)となり「大阪復活」関連銘柄のひとつとされ50円ストップ高の202円は32.9%高、2位はMUTOHホールディングス<7999>(東1)の18.5%高となり昨日から業務用プリンター業界の再編観測などがいわれて仕手妙味を発揮とされ連日急騰、3位はトウペ<4614>(東1)の15.0%高となり「自転車は車道」関連の路面表示材を手がかりに仕手株妙味は十分とされ急伸。

 エス・バイ・エル<1919>(東1)は休止している滋賀工場(滋賀県湖南市)を13年4月に再稼働し住宅部材の年産能力を現在の約2400棟から2倍の約5000棟に引き上げると今朝の日本経済新聞が伝えたことを材料に9.5%高、リズム時計工業<7769>(東1)は12月1日から来年2月末までの日程で自社株買いを設定しているため期待高揚と9.5%高。

 カメイ<8037>(東1)は宮城県地盤のエネルギー商社で復興需要を手がかりに高値更新の4.5%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:12 | 市況・概況

【株式市場】日経平均の高安幅が23円にとどまりオリンパスは安い

■東証1部銘柄は30%が高い

 30日前場の東京株式市場は、一転、見送り商状。例の格付け会社S&P(スタンダード・アンド・プアーズ、米国)がバンク・オブ・アメリカなどの長期債務格付けを引き下げたほか、みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)の格付け見通しを「ネガティブ」(弱含み)に変更したと伝えられたため、全体に手控えられた。ただ、両銘柄は底堅く、みずほフィナンシャルグループは1.0%安の100円(1円安)、三井住友フィナンシャルグループは1.5%安の2079円(32円安)。また、オリンパス<7733>(東1)は信用担保率の臨時措置が解除されたものの、解任された元社長の提訴の意向などが伝えられて反落し1.7%安の986円(17円安)。東証1部の値上がり銘柄数は502銘柄(約30%)だった。

 日経平均は小反落。高値と安値の差が23円11銭の小幅にとどまり、前引けは8406円56銭(71円26銭安)。

 東証1部の出来高概算は、6億8837万株、売買代金は3975億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は502銘柄、値下がり銘柄数は970銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、パルプ・紙、水産・農林、食料品、空運、小売り、倉庫・運輸、など。
 一方、値下がり上位は、海運、ガラス・土石、保険、精密機器、非鉄金属、機械、電気機器、その他製品、輸送用機器、鉄鋼、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:42 | 市況・概況
2011年11月29日

【株式市場を検証】日経平均株価は大幅続伸して17日以来の8400円台

■TOPIXは大幅に3営業日続伸

 29日は、日経平均株価(225種)が前日比190円33銭(2.30%)高の8477円82銭で大幅に続伸、TOPIXが前日比13.98ポイント(1.95%)高で大幅に3営業日続伸した。ほぼ全面高の展開だったが、東証1部市場の売買代金は9408億円で11営業日連続の1兆円割れとなり、薄商いの状況が続いている。

 前日28日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が前日比291ドル23セント(2.59%)高と5営業日ぶりに大幅反発した。前日比330ドル32セント高まで上昇する場面もあった。イタリアとベルギーの国債入札が堅調だったこと、イタリア国債の利回りは依然として7%台だが前週に比べてやや低下したこと、29日のユーロ圏財務相会合で追加的な対策が打ち出されるとの期待感が広がったこと、ドイツが格付け最上位のAAAを得ている他のユーロ圏5カ国と共同債を発行する可能性が報道されたことなどで、欧州の株式市場が大幅に上昇した。さらに米国年末商戦の出足が好調だったこと、米10月新築1戸建て住宅販売が前月比1.3%増加となり市場予想を上回ったことなども好感した。S&P500株価指数とナスダック総合株価指数は8営業日ぶりに大幅反発した。

 この流れを受けて日経平均株価は前日比83円52銭高と買い先行でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き460万株の売り越しだったが、外国為替市場で1ドル=78円近辺、1ユーロ=103円台後半と円安方向に振れていたことも支援材料だった。買い一巡後はモミ合う展開となり膠着感を強めた。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が10日以内にフランスの格付け見通しをネガティブに引き下げる可能性があるとの報道(仏ラ・トリビューヌ紙)もあり、ユーロ圏財務相会合の動向を見極めたいとして手控えムードを強めた。

 しかし午後に入ると徐々に上昇幅を広げる展開となった。中国などアジアの株式市場の上昇に加えて、外国為替市場のユーロ・円相場が1ユーロ=104円台前半と円安方向だったことも安心感につながった。薄商いの中、大引けにかけては株価指数先物取引が主導する形で一段高の展開となった。日経平均株価は高値引けとなり、終値で17日(8479円63銭)以来となる8400円台を回復した。日経平均株価の日中値幅は126円44銭だった。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄が1472(全体の88%)に達し、ほぼ全面高の展開だった。セクター別には、売り込まれていた主力銘柄を中心に買い戻された。中でも鉄鋼、非鉄金属、機械、電機、商社、海運などの上昇が目立った。個別では売買代金トップの日立(6501)が5.45%高だった。一方で半導体関連、通信、電力の一角が軟調だった。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 22:30 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】トヨタ自動車や日立製作所が一段高となりランドなど急伸

 29日後場は、円相場の軟化など好感しトヨタ自動車<7203>(東1)が大引けにかけて一段高となり1.9%高、パナソニック<6752>(東1)も一段高となり2.8%高。日経平均が199円高と本日の高値で終わり、東証1部の売買代金1位は前引けに続き日立製作所<6501>(東1)が久々に顔を出し、グループ全体の次世代電池事業の再編を材料に5.5%高。売買代金2位のKDDI<9433>(東1)は大株主・東京電力<9501>(東1)による保有全株式の売却が朝方で通過し、前引けと同じ1.5%安の51万3000円(8000円安)。

 本日、新規上場の「接木苗(つぎきなえ)」最大手ベルグアース<1383>(JQS)は公開価格740円に対し初値780円、高値816円、終値は740円。

 オリンパス<7733>(東1)は売買代金が前場の5位から20位に後退し、思惑人気一巡の印象。小動きのまま1.3%高にとどまった。

 東証1部の値上がり率1位には株価ひとケタの山水電気<6793>(東1)が入り前日比1円高で50.0%高、2位は前引けに続きMUTOHホールディングス<7999>(東1)の29.8%高となり業務用プリンター業界の再編観測などがいわれて仕手妙味を発揮とされ前場の11.6%高から一段高、3位には株価2ケタのランド<8918>(東1)が入り今2月期の黒字転換見込みなど背景に10円台は割安とされて21.4%高。

 新神戸電機<6934>(東1)は前引けと同水準の12.4%高となり日立化成工業<4217>(東1)による公開買い付けを材料に1702円(189円高)まで上げてTOB価格1710円に急接近し終値は12.4%高の1700円で連日高値。

 クボテック<7709>(東1)は画像処理に強いためか25日にセルシス<3829>(東2)エイチアイ<3846>(JQS)の経営統合発表をみて連想拡大と8.6%高。

 大同特殊鋼<5471>(東1)は希少金属類の使用を減らす高性能磁石を量産化と伝えられ出直り急の8.2%高、戸田工業<4100>(東1)はリチウムイオン電池の正極材をネタに日立製作所<6501>(東1)グループの次世代電池事業再編からの連想と8.0%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:26 | 市況・概況

【株式市場】円の軟化など好感し全般尻上がりの中オリンパスはモミ合う

■東証1部銘柄は88%が高い

 29日後場の東京株式市場は、大引けにかけて全般一段高。円相場の軟化などを好感し、自動車、機械、大手商社株などが上値を追い、半導体関連株や精密機器、重電株も堅調。大株主の東京電力<9501>(東1)による保有株売却が行なわれたKDDI<9433>(東1)は前引けの4.5%安とほぼ同水準で推移し、終値は1.5%安の51万3000円(8000円安)。オリンパス<7733>(東1)は反発したものの、1000円台を回復して一進一退となり、やや材料難の印象のまま大引けは1.3%高の1003円(13円高)。東証1部の値上がり銘柄数は1472銘柄(約88%)だった。

 日経平均は続伸。後場は円の一段軟化を受け、大引けにかけて尻上がり。終値は本日高値の8477円82銭(190円33銭高)だった。

 東証1部の出来高概算は、15億6907万株、売買代金は9408億円となり、平日なみの目安となる「1兆円台」を11日連続割り込んだ。03年12月以来の出来事。また、1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は1472(前引けは1070)銘柄、値下がり銘柄数は121(前引けは368)銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種(前引けは23業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、鉄鋼、非鉄金属、証券・商品先物、電気機器、精密機器、卸売り、化学、ガラス・土石、輸送用機器、機械、石油・石炭、その他製品、その他金融、繊維製品、不動産、医薬品、保険、など。
 一方、値下がりした業種は、電力・ガス、のみだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:39 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】新神戸電機が急伸し宮地エンジニアリングは「K氏」を連想

 29日前場は、NY株の大幅反発291ドル高を受け、全般堅調な中、日立製作所<6501>(東1)が久々に東証1部の売買代金1位となり、グループ全体の次世代電池事業の再編を材料に4.0%高。代金2位のKDDI<9433>(東1)は大株主・東京電力<9501>(東1)による保有株売却を受けて1.5%安の51万3000円(8000円安)。オリンパス<7733>(東1)は売買代金5位となり、反発したものの1000円台を回復したあと一進一退、やや材料難の印象のまま、前引けは1.4%高の1004円(14円高)。

 東証1部の値上がり率1位は新神戸電機<6934>(東1)の12.4%高となり日立製作所<6501>(東1)グループの電池事業再編による公開買い付けを材料に連日高値、2位はMUTOHホールディングス<7999>(東1)の11.6%高となり軽量株妙味から業務用プリンター業界の再編観測などいわれ急反発、3位は宮地エンジニアリンググループ<3431>(東1)の8.3%高となり前身の宮地鐵工所が最近話題の大物仕手筋「K氏」の「出世銘柄」だったとの思惑が聞かれ急出直り。

 小森コーポレーション<6349>(東1)は自己株の取得を好感し8.3%高、大正製薬ホールディングス<4581>(東1)も自己株の取得を好感し7.8%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:19 | 市況・概況

【株式市場】オリンパスは一進一退だがNY大幅高など好感し全般堅調

■東証1部銘柄は64%が高い

 29日前場の東京株式市場は、総じて堅調。NY株式の大幅反発291ドル高、円相場の1ユーロ104円台への円安基調を受け、自動車、電機・精密、大手商社、海運などが続伸基調。材料株の物色も活発。オリンパス<7733>(東1)は反発したものの、1000円台を回復して一進一退となり、材料難の印象のまま前引けは1.4%高の1004円(14円高)。一方、KDDI<9433>(東1)は大株主の東京電力<9501>(東1)による保有株売却を受けて1.5%安の51万3000円(8000円安)。東証1部の値上がり銘柄数は1070銘柄(約64%)だった。

 日経平均は続伸。NY株大幅高の割に伸びなかったものの、前引けは8354円92銭(67円43銭高)。

 東証1部の出来高概算は、6億8992万株、売買代金は4160億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は1070銘柄、値下がり銘柄数は368銘柄。

 また、東証33業種別指数は23業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、鉄鋼、非鉄金属、精密機器、電気機器、その他製品、空運、証券・商品先物、卸売り、化学、輸送用機器、など。
 一方、値下がり業種は、電力・ガス、ゴム製品、不動産、金属製品、建設、食料品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:46 | 市況・概況
2011年11月28日

【株式市場を検証】自律反発狙いの買いが優勢

■日経平均株価は6営業日ぶりに反発、TOPIXは続伸

 28日は、日経平均株価(225種)が前週末比127円48銭(1.56%)高の8287円49銭で6営業日ぶりに反発、TOPIXが前週末比9.10ポイント(1.29%)高の715.70で続伸した。東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄が1107(全体の66%)だった。売買代金は8017億円で10営業日連続の1兆円割れとなり、薄商いの状況が続いている。

 前週末25日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が前日比25ドル61セント(0.23%)安と4営業日続落した。年末商戦に向けた期待感で前日比103ドル92セント高まで上昇する場面もあったが、イタリアなどの国債利回り上昇、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によるベルギー国債格付け引き下げなどで警戒感が強まり、取引終了にかけて値を崩した。前日の独仏伊首脳会談で独メルケル首相がユーロ共同債の導入に対して反対の姿勢を強調したことも弱材料視された。S&P500株価指数とナスダック総合株価指数は7営業日続落した。

 この流れに対して日経平均株価は前週末比109円90銭高と買い先行でスタートした。IMF(国際通貨基金)がイタリア支援で最大6000億ユーロを準備しているとの報道(伊紙スタンパ)、EFSF(欧州金融安定基金)の具体的な運用ルールが固まり29日のユーロ圏財務相会合で承認される見込みとの報道(ロイター)、独仏両国は一部加盟国が先行してユーロ圏の財務統合を進める案を検討しているとの報道(ロイター)を好感した。米国の年末商戦の出足が好調だったこと、米国の株式指数先物取引が上昇したこと、外国為替市場で円高が一服したことも支援材料だった。日経平均株価は前週末25日まで5営業日続落し、4営業日連続で年初来安値を更新していたこともあり、値ごろ感からの自律反発狙いの買いが優勢になったようだ。外資系証券9社経由の注文状況は差し引き550万株の買い越しだった。寄り付き後も買いが優勢となり、日経平均株価は午前の中頃に前週末比162円00銭高の8322円01銭まで上昇する場面もあった。

 しかし次第に上値が重くなり、午後に入ると概ね8300円を挟む小幅レンジでモミ合う展開となった。ユーロ圏主要国の国債入札やユーロ圏財務相会合の動向を見極めたいとして手控えムードを強めた。IMFが6000億ユーロを準備しているとの報道に対しても、IMFが否定的なコメントを出したことで懐疑的な見方が広がった。結局、日経平均株価の日中値幅は62円30銭にとどまり、終値では8300円台に届かなかった。

 セクター別には、売り込まれていた主力銘柄が総じて買い戻された。鉱業、非鉄金属、機械、電機、自動車、証券、保険、海運などの上昇が目立ち、日立グループの電池事業再編に関連してリチウムイオン電池関連が大幅上昇した。一方で医薬品、電鉄、電力などが軟調だった。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 22:50 | 市況・概況