[市況・概況]の記事一覧
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記事一覧 (11/17)【銘柄フラッシュ】日東紡やTDKが高くオリンパスは後場強もみあい
記事一覧 (11/17)【株式市場】ユーロ持ち直し全般堅調相場の中オリンパスは伸び悩む
記事一覧 (11/17)【銘柄フラッシュ】TDKが高くオリンパスは一時ストップ高に迫る
記事一覧 (11/17)【株式市場】ユーロ市場を気にし模様ながめの中オリンパスは続伸
記事一覧 (11/16)【銘柄フラッシュ】不二家など高くオリンパスは出来高など3冠ストップ高
記事一覧 (11/16)【株式市場】対ドルでも円高基調のなかオリンパスは3日連続ストップ高
記事一覧 (11/16)【銘柄フラッシュ】ドワンゴが高くオリンパスは代金・出来高とも1位でストップ高
記事一覧 (11/16)【株式市場】ユーロ再び軟調で手控える中オリンパスは一時3日連続ストップ高
記事一覧 (11/15)【銘柄フラッシュ】システナが高くオリンパスは2日連続ストップ高
記事一覧 (11/15)【株式市場】ユーロ軟調で手控える中オリンパスは2日連続ストップ高
記事一覧 (11/15)【銘柄フラッシュ】オリンパス2日連続ストップ高となり北川鉄工所など高い
記事一覧 (11/15)【株式市場】円高再燃受け個別物色の中オリンパスは2日連続ストップ高
記事一覧 (11/14)【銘柄フラッシュ】ランドが高くオリンパスはストップ高で日本金属工業は売買停止
記事一覧 (11/14)【株式市場】ユーロ安定やオリンパスのストップ高受け全般堅調
記事一覧 (11/14)【銘柄フラッシュ】日本橋梁が高くオリンパスや大王製紙は一転ストップ高
記事一覧 (11/14)【株式市場】オリンパスと大王製紙がストップ高となり全般強調
記事一覧 (11/13)【相場展望】ユーロ不安に対する警戒感が一旦は後退の可能性
記事一覧 (11/13)【外国為替市場展望:ドル・円相場】ドル買い・円売り市場介入の継続実施が焦点
記事一覧 (11/13)【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】ユーロ危機に対する過度な警戒感後退、ユーロ買い戻しの可能性
記事一覧 (11/12)【株式市況を検証】イタリア、オリンパス問題に加えて、企業業績に対する警戒感強まる
2011年11月17日

【銘柄フラッシュ】日東紡やTDKが高くオリンパスは後場強もみあい

 17日後場は、東証1部の売買代金が4日続けて「平日並み」の1兆円に届かなかった中で、オリンパス<7733>(東1)が昨日に続き売買代金1位となり1.0%高の747円(7円高)。前場は、本日のストップ高890円まで一時12円に迫ったものの、後場は日本生命による売却観測などが伝えられダレ模様。ストップ高は昨日までの3日連続で小休止。売買代金2位はトヨタ自動車<7203>(東1)となり、外為市場でのユーロ持ち直しを好感し反発1.5%高。

 昨日合弁会社の設立を発表した富士フイルムホールディングス<4901>(東1)は後場も軟調で前日比反落となり2.3%安。合弁相手の協和発酵キリン<4151>(東1)も反落1.4%安。

 東証1部の値上がり率上位には仕手イメージの強い銘柄が並び、値上がり率1位は日東紡<3110>(東1)の13.2%高となり断熱材の震災特需と3次補正予算への期待などがいわれ5日続けて高値更新。2位はチタン工業<4098>(東1)の11.5%高で仕手性強くリチウムイオン電池向け酸化チタンが材料とされて急反発、3位は北川鉄工所<6317>(東1)の10.0%高で全般手詰まり感の強まるなか短期目的の資金流入のようだとラジオ系ニュース。

 TDK<6762>(東1)は米ウエスタン・デジタル社が子会社を通じてTDKの子会社と提携と伝えられ8.8%高、リロ・ホールディング<8876>(東1)はTPOIX(東証株価指数)算出対象になる日が11月1日の東証1部上場から約1ヵ月後と期待を集め7.0%高。

 大研医器<7775>(東1)は「マイコプラズマ肺炎」感染防止機器の思惑ありとされて急反発の6.5%高、日本高周波鋼業<5476>(東1)は株価2ケタの手軽さに工具鋼がタイの洪水復興需要とされて急反発6.4%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:29 | 市況・概況

【株式市場】ユーロ持ち直し全般堅調相場の中オリンパスは伸び悩む

■東証1部銘柄は58%が高い

 17日後場の東京株式市場は、全般堅調相場に転換。外為市場でユーロが持ち直したため、シャープ<6753>(東1)が上値を追うなど買い直す動きが広がった。ただ、ユーロ圏の財政問題に関する不安は拭えず、キヤノン<7751>(東1)は前日比変わらずにダレるなど、主力銘柄の動きは高安混在。昨日まで3日続けてストップ高のオリンパス<7733>(東1)は747円(7円高)となり、前場はストップ高の890円まで12円に迫ったものの、英国に続き米国当局も捜査との観測がありダレ模様。東証1部の値上がり銘柄数は969銘柄(約58%)だった。

 日経平均は小幅反発。後場は8491円82銭(28円66銭高)まで上げ、大引けは8479円63銭(16円47銭高)。

 東証1部の出来高概算は、15億2093万株、売買代金は9438億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は969(前引けは654)銘柄、値下がり銘柄数は532(前引けは785)銘柄。

 また、東証33業種別指数は23業種(前引けは16業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、証券・商品先物、金属製品、ガラス・土石、卸売り、精密機器、鉱業、水産・農林、電気機器、など。
 一方、値下がりした業種は、情報・通信、小売り、医薬品、石油・石炭、食料品、その他製品、ゴム製品、その他金融、鉄鋼、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:41 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】TDKが高くオリンパスは一時ストップ高に迫る

 17日前場は、東証1部の出来高概算6億9293万株、売買代金4227億円と引き続き低調な中で、オリンパス<7733>(東1)が昨日に続き売買代金1位・出来高2位の活況となり、前引けは835円(95円高)で値上がり率は1位の12.8%高。ストップ高の890円まで一時12円に迫った。昨日まで3日連続ストップ高。売買代金2位はTDK<6762>(東1)となり、子会社が米ウエスタン・デジタルの子会社と提携と伝えられ6.6%高。

 昨日合弁会社の設立を発表した富士フイルムホールディングス<4901>(東1)は反落2.7%安。

 東証1部の値上がり率1位はオリンパス<7733>(東1)の12.8%高となり英国当局の捜査開始は手控え要因とされた半面、四半期報告書は期日までに提出の期待ありとの期待買いがあり活況継続、2位はTDK<6762>(東1)の6.6%高、3位はJVC・ケンウッド・ホールディングス<6632>(東1)の5.5%高となり野村證券の積極評価が伝えられ反発。

 コナカ<7494>(東1)は需給妙味に低PBR・PERがいわれ急反発の4.9%高、天馬<7958>(東1)は自己株の取得を好感し4.8%高、神栄<3004>(東1)はTPP交渉への参加で恩恵大とされ4.2%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:14 | 市況・概況

【株式市場】ユーロ市場を気にし模様ながめの中オリンパスは続伸

■東証1部銘柄は39%が高い

 17日前場の東京株式市場は、全般に模様ながめ。ユーロ圏の財政不安に関連してフランス国債の軟化が伝えられたため、今夜の欧州市場を見極めたい雰囲気があった。ただ、円相場は昨日の夕方とほぼ同水準の1ユーロ103円台半ばで推移したため、キヤノン<7751>(東1)が15円高など、輸出関連株には堅調な銘柄も目立った。前売買日まで3日続けてストップ高のオリンパス<7733>(東1)は一時878円(138円高)まで上げ、ストップ高の890円まで12円を残した。東証1部の値上がり銘柄数は654銘柄(約39%)だった。

 日経平均は小幅続落。朝方8400円22銭(62円94銭安)まで下げ、前引けは8436円49銭(26円67銭安)。

 東証1部の出来高概算は、6億9293万株、売買代金は4227億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は654銘柄、値下がり銘柄数は785銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、精密機器、非鉄金属、電力・ガス、証券・商品先物、空運、海運、金属製品、ガラス・土石、卸売り、電気機器、など。
 一方、値下がりした業種は、小売り、情報・通信、食料品、その他金融、パルプ・紙、保険、医薬品、その他製品、不動産、銀行、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:37 | 市況・概況
2011年11月16日

【銘柄フラッシュ】不二家など高くオリンパスは出来高など3冠ストップ高

 16日後場は、1ユーロ103円台のユーロ安・円高に続き対ドルでも76円台の円高基調になり、前場は堅調だったトヨタ自動車<7203>(東1)が軟化し0.2%安。14時過ぎまで堅調だったキヤノン<7751>(東1)も大引けにかけて軟化し0.6%安。半面、グリー<3632>(東1)は14時過ぎから堅調になり0.7%高。

 オリンパス<7733>(東1)は3日連続ストップ高の740円(100円高、15.6%高)となり出来高・売買代金・値上がり率とも東証1部の1位。ただ、昨日まではストップ高気配のまま大引けで売買成立となったのに対し、本日は9時27分にストップ高で売買成立となり、あと乱高下・大商いのなかで14時30分過ぎから再びストップ高で売買交錯。

 東証1部の値上がり率1位はオリンパス<7733>(東1)の15.6%高、2位は前引けと同じドワンゴ<3715>(東1)の9.4%高で自己株取得を好感し出直り拡大、3位はエルピーダメモリ<6665>(東1)の8.7%高となり前引けの1位10.3%高からは後退したものの朝発表になったMSCI株価指数の構成銘柄見直しで除外されなかったと買い直す相場、4位はナイガイ<8013>(東1)の5.9%高となり2ケタ銘柄の手軽さと仕手妙味がいわれて5.9%高。

 不二家<2211>(東1)は投機資金の介入・注力説がいわれ高値更新5.1%高、日本電波工業<6779>(東1)は業績好調で低PER・PBRなどが言われて急反発4.4%高、兼松日産農林<7961>(東1)はTPP参加なら輸入木材に恩恵大との見方あり戻り高値の4.0%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:15 | 市況・概況

【株式市場】対ドルでも円高基調のなかオリンパスは3日連続ストップ高

■東証1部で高い銘柄は17%にとどまる

 16日後場の東京株式市場は、全体に水準を下げて一進一退。円相場が1ユーロ103円台に入る円高基調で定着したうえ、対ドルでも午後はドル76円台の円高基調になったため、全般は模様ながめ。オリンパス<7733>(東1)は朝方に続き14時30分過ぎから再びストップ高の740円(100円高)で売買を交え、3日続けてストップ高。東証1部の出来高・売買代金・値上がり率とも1位。東証1部の値上がり銘柄数は279銘柄(約17%)だった。

 日経平均は小幅続落。後場は8459円30銭(82円63銭安)まで下げ、終値は8463円16銭(78円77銭安)。

 東証1部の出来高概算は、13億4573万株、売買代金は日続けて「平日並み」の1兆円台に届かず8235億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は279(前引けは443)銘柄、値下がり銘柄数は1235(前引けは938)銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種(前引けは7業種)が値上がりし、値上がりした業種は、情報・通信、食料品、精密機器、石油・石炭、電力・ガス、保険。
 一方、値下がりした業種は、証券・商品先物、海運、ガラス・土石、パルプ・紙、鉱業、機械、非鉄金属、その他金融、ゴム製品、卸売り、鉄鋼、不動産、その他製品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:36 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ドワンゴが高くオリンパスは代金・出来高とも1位でストップ高

 16日前場は、1ユーロ103円台のユーロ安・円高が再燃したため、10時過ぎから日経平均が軟調転換。オリンパス<7733>(東1)が投機妙味を集めて3日連続ストップ高の740円(100円高、値上がり率15.6%)で売買成立。その後は乱高下となり、東証1部の売買代金・出来高とも1位で692円(52円高)の8.1%高。代金2位はソフトバンク<9984>(東1)の3.2%高。

 東証1部の値上がり率1位はエルピーダメモリ<6665>(東1)の10.3%高となり減産による半導体市況維持などを材料に急反発、2位はドワンゴ<3715>(東1)の9.1%高で自己株取得を好感し出直り拡大、3位はオリンパス<7733>(東1)の8.1%高。

 兼松日産農林<7961>(東1)はTPP参加なら輸入木材で恩恵との見方あり戻り高値の4.7%高、不二家<2211>(東1)は投機資金の介入・注力説がいわれ高値更新3.9%高、パーク24<4666>(東1)は昨日発表の決算好調で急反発の3.6%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:11 | 市況・概況

【株式市場】ユーロ再び軟調で手控える中オリンパスは一時3日連続ストップ高

■売買代金の減少続く

 16日前場の東京株式市場は、中盤から模様ながめ。朝方はNY株式の続伸を好感し全般に買い先行となったものの、円相場が1ユーロ103円台に入る円高基調になったため、全般は模様ながめに転じた。オリンパス<7733>(東1)は740円(100円高)で売買が成立し3日続けてストップ高のあと乱高下となり、前引けは692円(52円高)。昨日までは大引けまで買い気配のまま売買が成立しなかったのに比べ、売り買い入り乱れた。一方、昨日の売買代金が今年最低の7200億円台とあって野村ホールディングス<8604>(東1)は3.6%安の244円(9円安)。東証1部の値上がり銘柄数は443銘柄(約27%)だった。

 日経平均は小幅続落。朝方は8567円64銭(25円71銭高)まで上げたものの、前引けは8529円98銭(11円95銭安)。

 東証1部の出来高概算は、5億3858万株、売買代金は昨日の前引けより少なめで3176億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は443銘柄、値下がり銘柄数は938銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、情報・通信、食料品、精密機器、石油・石炭、繊維製品、など。
 一方、値下がりした業種は、証券・商品先物、パルプ・紙、その他金融、その他製品、不動産、ガラス・土石、ゴム製品、非鉄金属、鉱業、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:40 | 市況・概況
2011年11月15日

【銘柄フラッシュ】システナが高くオリンパスは2日連続ストップ高

 15日後場は、ユーロ安の懸念が再燃し、東証1部の売買代金は目安の1兆円を2日続けて下回り、それも7200億円台にとどまる閑散相場。東証1部の売買代金1位はグリー<3632>(東1)となり、内需系の好業績株で値幅妙味もあると物色を集めたものの2.8%安。代金2位は三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)で前場の1位からは後退したものの、昨日の決算発表を好感し1.4%高。

 オリンパス<7733>(東1)は朝方の9時27分に買い気配のままストップ高の640円(100円高)に達し、後場もストップ高気配のまま終値で売買成立。値上がり率は18.5%で東証1部の1位となった。

 値上がり率2位は前場と同じくシステナ<2317>(東1)の11.2%高となり昨日の決算・自己株取得の同時発表を好感。3位は北川鉄工所<6317>(東1)の8.6%高となり11日の決算発表を連日好感したものの前場の1位11.2%高からは後退、4位はハザマ<1719>(東1)となり約1ヵ月半続くジリ高相場が10日の決算発表後に一服したものの本日は一気に出直り高値更新の7.8%高。

 JUKI<6440>(東1)は7日発表の四半期決算後小動きのため評価し直す動きと急伸し7.5%高、大王製紙<3880>(東1)は巨額の使い込み事件による上場廃止の懸念後退による昨日のストップ高に続き6.6%高、日成ビルド工業<1916>(東1)は11日発表の決算を受けた週明け14日は上値が重かったものの本日あらためて評価し直す動きとされ高値更新5.2%高。

 第一生命保険<8750>(東1)は四半期決算で国内株式の運用資産の損益分岐が日経平均8200円に低下したことなど好感し一時8万円台を回復4.2%高。WOWOW<4839>(東1)は10月からのチャンネル数増加で加入件数などに期待が集まり高値更新3.6%高、イエローハット<9882>(東1)は野村證券の11日付けの目標株価引き上げがいわれ高値更新2.7%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:33 | 市況・概況

【株式市場】ユーロ軟調で手控える中オリンパスは2日連続ストップ高

■東証1部の売買代金7000億円台にとどまる

 15日後場の東京株式市場は、模様ながめ気分が拡大。ユーロが再び軟調で104円台の円高傾向になり、中国株の軟調が伝えられたため、模様ながめ気分が広がった。前場に続き、材料株など値動きのいい銘柄に物色が集まり、オリンパス<7733>(東1)は買い気配のまま2日続けてストップ高の640円(100円高)となり、大引けで売買成立。一方、野村ホールディングス<8604>(東1)は一進一退で1.6%安。東証1部の値上がり銘柄数は499銘柄(約31%)だった。

 日経平均は小反落。後場は8527円63銭(76円07銭安)まで軟化し、大引けは8541円93銭安(61円77銭安)。

 東証1部の出来高概算は、12億2796万株、売買代金は7287億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は499(前引けは488)銘柄、値下がり銘柄数は955(前引けは889)銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種(前引けは7業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、水産・農林、食料品、ガラス・土石、保険、銀行。
 一方、値下がり率上位は、鉱業、その他金融、鉄鋼、その他製品、不動産、非鉄金属、ゴム製品、化学、石油・石炭、情報・通信、電力・ガス、建設、金属製品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:38 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】オリンパス2日連続ストップ高となり北川鉄工所など高い

 15日前場は、円相場が1ユーロ104円台に入る円高傾向になり、トヨタ自動車<7203>(東1)は国内の生産再編などの材料が出たにもかかわらず0.2%安など、自動車株が全般軟調。東証1部の売買代金1位は、昨日四半期決算を発表した三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)となり2.5%高、2位はグリー<3632>(東1)の1.8%安。

 オリンパス<7733>(東1)は9時27分に買い気配のままストップ高の640円(100円高)に達し、昨日に続き2日連続のストップ高。気配値での値上がり率は18.5%。

 東証1部の値上がり率1位は北川鉄工所<6317>(東1)の11.2%高となり11日の決算発表を受けて週明けから続伸、2位のシステナ<2317>(東1)は決算と同時に自己株取得の発表を材料に11.0%高。

 木村化工機<6378>(東1)は決算好調で通期予想の増額を材料に8.6%高、大王製紙<3880>(東1)は巨額の使い込み事件による上場廃止の懸念後退し昨日の貸借取引停止を受けたストップ高に続き6.8%高。

 日成ビルド工業<1916>(東1)は11日の四半期好決算に週明け14日は上値が重く本日あらためて好感とされ高値更新5.6%高だが注力筋しだいの相場とされ高値づかみ注意の見方も。

 第一生命保険<8750>(東1)は四半期決算で国内株式の運用資産の損益分岐が日経平均8200円としたことなど好感し4日ぶり8万円台を回復し4.6%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:14 | 市況・概況

【株式市場】円高再燃受け個別物色の中オリンパスは2日連続ストップ高

■東証1部銘柄は約29%が高い

 15日前場の東京株式市場は、総じて小動き。NY株式の反落に加え、ユーロが再び軟化して104円台の円高傾向を見せたため、模様ながめ気分が広がった。このためか、値動きのいい銘柄に物色が集まり、オリンパス<7733>(東1)は昨日に続き買い気配のままストップ高の640円(100円高)。昨日四半期決算を発表した第一生命保険<8750>(東1)は8万円を回復。一方、野村ホールディングス<8604>(東1)は一進一退で1円安の256円。東証1部の値上がり銘柄数は488銘柄(約29%)だった。

 日経平均は小反落。朝方8539円88銭(63円82銭安)まで下げたあとは小動きとなり、前引けは8567円42銭(36円28銭安)。

 東証1部の出来高概算は、5億7676万株、売買代金は3177億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は488銘柄、値下がり銘柄数は889銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ガラス・土石、パルプ・紙、保険、銀行、食料品、水産・農林、海運。
 一方、値下がり率上位は、鉱業、鉄鋼、その他製品、石油・石炭、情報・通信、その他金融、化学、倉庫・運輸、輸送用機器、小売り、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:38 | 市況・概況
2011年11月14日

【銘柄フラッシュ】ランドが高くオリンパスはストップ高で日本金属工業は売買停止

 14日後場は、オリンパス<7733>(東1)が上場廃止の懸念後退感などから一転、大引けまでストップ高買い気配となり、540円(80円ストップ高)で約99万株の売買が成立し6900万株の買い注文を残した。東証1部の売買代金1位は三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)となり、オリンパス株の上位株主でもあるとして前週は下げる場面があったこともあり、本日は急反発の2.2%高。売買代金2位は野村ホールディングス<8604>(東1)で、やはり、前週オリンパス株の損失隠しに関与の憶測でカラ売り集中などとされただけに本日は5.8%高。

 東証1部の値上がり率1位はランド<8918>(東1)の20.0%高となり株価2ケタの手軽さに収益回復期待ありとされて前引けの3位13%高から一段高。2位はひらまつ<2764>(東1)の18.0%ストップ高となり四半期決算と自己株の取得発表を好感し前引けの1位からは後退も一段ジリ高、3位はオリンパス<7733>(東1)の17.4%ストップ高。
4位は大王製紙<3880>(東1)の16.2%高となり日証金の貸借取引停止を受け「仮需」の売りストップを好感。

 日本金属工業<5479>(東1)日新製鋼<5407>(東1)との経営統合観測報道を受け13時40分頃から暴騰し値上がり率5位の13.0%高のまま同46分に真偽確認のため売買停止。太平電業<1968>(東1)は業績予想の増額と自己株の取得を好感し11.3%高。

 日成ビルド工業<1916>(東1)は第2四半期黒字転換の好決算を好感し6.6%高だが月初から次第に出来高をともなう上げ相場となっており今から買っては早耳筋の利食いを浴びるだけとの見方あり7日と11日につけた同値高値を抜けなかった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:17 | 市況・概況

【株式市場】ユーロ安定やオリンパスのストップ高受け全般堅調

■大王製紙も一時ストップ高

 14日後場の東京株式市場は、引き続き全般堅調。イタリアの首相交代などによりユーロが106円台で安定したほか、「損失隠し」から前売買日まで10日続落だったオリンパス<7733>(東1)が上場廃止の懸念後退感などから一転、大引けまでストップ高買い気配を継続したため、関連する思惑などで前週下押した野村ホールディングス<8604>(東1)が5.8%高となり東証1部の売買代金2位になるなど、下げの連鎖が止まった。巨額の「使い込み」の大王製紙<3880>(東1)も貸借取引の停止を受けて一時ストップ高の急反騰。東証1部の値上がり銘柄数は1059銘柄(約64%)だった。

 日経平均は続伸。後場は8600円前後から8620円前後の小動きとなったものの堅調で、大引けは8603円70銭(89円23銭高)。朝方は8655円31銭(140円84銭高)まで上げた。8600円台は、終値では11月9日以来。

 東証1部の出来高概算は、14億1434万株、売買代金は8207億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は1059(前引けは1036)銘柄、値下がり銘柄数は441(前引けは448)銘柄。

 また、東証33業種別指数は、前引けと同様30業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、鉄鋼、その他金融、精密機器、機械、ガラス・土石、卸売り、倉庫・運輸、銀行、その他製品、輸送用機器、電気機器、など。
 一方、値下がりした業種は、陸運、サービス、通信、だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:33 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】日本橋梁が高くオリンパスや大王製紙は一転ストップ高

 14日前場は、前売買日まで10日続落だったオリンパス<7733>(東1)が上場廃止懸念後退の期待などから一転ストップ高気配の540円(80円高)は17.4%高となり、大王製紙<3880>(東1)も昨日のストップ安から貸借取引停止措置を受け急反騰の一時80円ストップ高のあと前引けは16.6%高。これを受けて証券株、大手銀行株なども軒並み堅調。東証1部の売買代金1位は野村ホールディングス<8604>(東1)となり4.9%高。

 東証1部の値上がり率1位はひらまつ<2764>(東1)の18.0%高となり四半期決算と自己株の取得発表を好感、2位は大王製紙<3880>(東1)の16.6%高となり本日から日証金が貸借取引を停止したため売り物が止まったと買い気再燃。3位のランド<8918>(東1)は株価2ケタの手軽さに浮動株少なく収益回復期待ありとされて13.3%高。

 日本橋梁<5912>(東1)は建設工事業オリエンタル白石の子会社化による配当で純利益の予想を増額したことを好感し値上がり率5位の11.0%。ミサワホーム<1722>(東1)は業績予想の増額修正と中期計画を好感し9.5%高。

 サンフロンティア不動産<8934>(東1)は10日の業績予想の増額を継続材料に直近高値を突破するテクニカル妙味がいわれて5.4%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:55 | 市況・概況

【株式市場】オリンパスと大王製紙がストップ高となり全般強調

■東証1部銘柄は62%が高い

 14日前場の東京株式市場は、全般強調。ユーロ圏の財政不安はイタリアの首相交代によりひとまず後退との見方があり、買い安心感。また、前売買日まで10日続落だったオリンパス<7733>(東1)が上場廃止の懸念後退期待などから一転ストップ高気配の540円(80円高)となり、大王製紙<3880>(東1)も一時ストップ高の急反騰。これを受けて証券株、大手銀行株なども軒並み堅調。東証1部の値上がり銘柄数は1036銘柄(約62%)だった。

 日経平均は続伸。朝方8655円31銭(140円84銭高)まで上げ、前引けも8617円27銭(102円80銭高)。8600円台は、取引時間中としては10日以来。

 東証1部の出来高概算は、6億6973万株、売買代金は3626億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は1036銘柄、値下がり銘柄数は448銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、精密機器、ガラス・土石、その他金融、機械、卸売り、銀行、保険、電気機器、など。
 一方、値下がりした業種は、陸運、電力・ガス、石油・石炭、だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:31 | 市況・概況
2011年11月13日

【相場展望】ユーロ不安に対する警戒感が一旦は後退の可能性

【株式市場フューチャー:11月14日〜18日の株式市場見通し】

■決算発表が一巡したため悪材料出尽くし感が広がる可能性

来週の相場展望 来週(11月14日〜18日)の日本株式市場では、引き続き海外要因に神経質な展開に変化はないが、ギリシャとイタリアの新内閣発足を受けて、ユーロ不安に対する警戒感が一旦は後退する可能性が高いだろう。

 企業業績に関しても、世界的な景気減速、外国為替市場での円の高止まり、タイの大洪水の影響などで、通期見通しの下方修正が相次いで警戒感を強めたが、決算発表が一巡したため悪材料出尽くし感が広がる可能性が高いだろう。

 前週(11月7日〜11日)は、日経平均株価(225種)、TOPIXともに2週連続の下落となった。ユーロ危機問題でイタリアの国債利回り上昇や政局混迷に対する警戒感が強まった。国内要因としてはオリンパス(7733)問題に加えて、円の高止まりや世界的な景気減速などで、主要企業の通期業績見通しの下方修正が相次いだことも警戒感につながった。

 しかしユーロ危機問題に関しては、10日にはイタリア国債利回りが6%台に低下した。11日にはイタリア議会上院で財政関連法案が可決され、早ければ14日にもベルルスコーニ首相が退陣して新内閣が発足する見通しとなっている。またギリシャでは、パパデモス前ECB(欧州中央銀行)副総裁を新首相とする大連立内閣が発足した。

 このため過度な警戒感が和らぎ、週末11日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均株価が前日比259ドル89セント(2.19%)高と大幅続伸し、S&P500株価指数とナスダック総合株価指数も大幅続伸した。欧州の株式市場も大幅に上昇した。

 米国の主要経済統計には明るさも見え始めた。10日には、米新規失業保険申請件数が前週比1万件減少の39万件となり、40万件を下回って4月初旬以来の低水準となった。米9月貿易赤字は4.0%減少した。11日には、米11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が64.2で、前月の60.9から上昇して5カ月ぶりの高水準となり、市場予想も上回った。

 ユーロ不安に対する過度な警戒感の後退、主要経済統計の改善などで米国株式市場が大幅に上昇した流れを受けて、週初14日の日本株式市場は買い先行でのスタートとなりそうだ。

 世界的な景気減速、外国為替市場での円の高止まり、タイの洪水の影響などで、企業業績の一段の下振れリスクに対する警戒感は強いが、決算発表が一巡したため、一旦は悪材料出尽くし感が広がる可能性が高いだろう。また11日に、野田首相が「TPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加に向けて関係国と協議に入る」と正式表明したことに対する反応も注目点だろう。

 テクニカル面で見ると日経平均株価は、上値抵抗線の形となった25日移動平均線(11日時点で8750円29銭)の突破がポイントだろう。

■注目スケジュール

 来週の注目スケジュールとしては、国内では、14日の11年7〜9月期GDP1次速報値、9月鉱工業生産確報値、15日の日銀金融政策決定会合(1日目)、10月首都圏マンション発売戸数、16日の日銀金融政策決定会合(2日目)、17日のASEAN関連首脳会議(〜19日)などがあるだろう。

 海外では、14日の仏9月経常収支、ユーロ圏9月鉱工業生産、15日の仏第3四半期GDP速報値、独第3四半期GDP速報値、独11月ZEW景気期待指数、英10月消費者物価指数、ユーロ圏9月貿易収支、ユーロ圏第3四半期GDP速報値、米9月企業在庫、米10月卸売物価指数、米10月小売売上高、米11月ニューヨーク州連銀製造業業況指数、米週間チェーンストア売上高、米週間レッドブック大規模小売店売上高、エバンズ米シカゴ地区連銀総裁の講演、ウィリアムズ米サンフランシスコ地区連銀総裁の講演、フィッシャー米ダラス地区連銀総裁の講演、16日の英10月失業率、ユーロ圏10月消費者物価指数改定値、米10月消費者物価指数、米10月鉱工業生産、米10月設備稼働率、米11月住宅建設業者指数、米住宅ローン・借り換え申請指数、ラッカー米リッチモンド地区連銀総裁がパネルディスカッションに参加、ローゼングレン米ボストン地区連銀総裁の講演、17日のECB理事会、米10月住宅着工件数、米11月フィラデルフィア地区連銀業況指数、10月北米半導体BBレシオ、米新規失業保険申請件数、ピアナルト米クリーブランド地区連銀総裁の講演、18日の中国10月主要都市住宅価格、独10月生産者物価指数、米10月景気先行指数(コンファレンスボード)などがあるだろう。なおブラジルは15日が休場となる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:58 | 市況・概況

【外国為替市場展望:ドル・円相場】ドル買い・円売り市場介入の継続実施が焦点

【外国為替市場フューチャー:11月14日〜18日の週・ドル・円相場】

■1ドル=77円を挟むレンジでの展開を想定

 来週(11月14日〜18日)のドル・円相場については、1ドル=77円を挟むレンジでの展開が想定される。世界的な景気減速懸念、米FRB(連邦準備制度理事会)の追加緩和策観測、ユーロ圏の債務危機などを背景としてドル売り・円買い圧力が長期化する中で、日本政府・日銀のドル買い・円売り市場介入の継続実施が当面の焦点となるだろう。

 前週(11月7日〜11日)のドル・円相場は、概ね1ドル=77円台前半〜78円台前半で推移したが、週後半はドル売り・円買いが優勢となり、11日の海外市場では1ドル=77円00銭〜10銭近辺に円が上昇した。ユーロ危機に対する警戒感がやや後退して、ユーロ買い・ドル売りとなった流れが波及した。また米FRBの追加緩和策観測に加えて、ドル買い・円売り市場介入への警戒感がやや後退した。

 ドル・円相場に関しては、10月31日の日本政府・日銀によるドル買い・円売り市場介入後、概ね1ドル=78円台を維持していたが、ドル買い・円売り市場介入への警戒感がやや後退し、徐々にドル安・円高方向に振れる展開となっている。

 リスク回避のドル売り・円買い圧力、FRBの量的緩和策第3弾(QE3)に対する思惑、ドル買い・円売り市場介入への警戒感などが交錯する状況に変化はない。ユーロ危機も根本的な解決には程遠いため、警戒感がくすぶり続けるだろう。そして世界的な景気減速懸念を受けて、主要各国の追加緩和の動きも鮮明になっている。円買い圧力が長期化する可能性は高く、ドル買い・円売り市場介入が継続的に実施されるかどうかが当面の焦点だろう。

 注目スケジュールとしては、15日の米11月ニューヨーク州連銀製造業業況指数、17日の米10月住宅着工件数、米11月フィラデルフィア地区連銀業況指数、18日の米10月景気先行指数(コンファレンスボード)などの景気指標があるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:56 | 市況・概況

【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】ユーロ危機に対する過度な警戒感後退、ユーロ買い戻しの可能性

【外国為替市場フューチャー:11月14日〜18日の週・ユーロ・円相場】

■政局の落ち着きや包括支援策の進捗状況が当面の焦点

 来週(11月14日〜18日)のユーロ・円相場については、ユーロ危機に対する当面の過度な警戒感が後退したとして、ユーロ買い戻しが優勢になる可能性があるだろう。

 前週(11月7日〜11日)のユーロ・円相場は、イタリア問題への警戒感で一時1ユーロ=104円台に円が上昇する場面があったが、イタリア国債利回りの上昇一服感、イタリア議会上院での財政関連法案の可決、イタリア新内閣発足の見通し、ギリシャ新内閣の発足などで当面の過度な警戒感が後退し、週末11日の海外市場では1ユーロ=106円30銭台に円が下落した。

 ユーロ圏の債務危機問題に関しては、4日にギリシャが国民投票を撤回して内閣信任投票も可決されたため、一旦は警戒感の後退が期待されたが、9日にはイタリアの国債利回りが危険水域とされる7%台に上昇したことや、ベルルスコーニ伊首相の辞任を巡る政局混迷が警戒された。

 しかし10日には、イタリアの国債利回りが6%台に低下した。そして11日には、イタリア議会上院で財政関連法案が可決され、早ければ14日にもベルルスコーニ首相が退陣して新内閣が発足する見通しとなった。またギリシャでは、パパデモス前ECB(欧州中央銀行)副総裁を新首相とする大連立内閣が発足した。このため当面の過度な警戒感が和らいだ形である。

 10月のEU首脳会議、およびユーロ圏首脳会議で合意した包括支援策については、銀行の自己資本増強の進捗、EFSF(欧州金融安定基金)のレバレッジ手法、必要な資金の調達・確保などの面で不透明感を残しており、ユーロ圏の債務危機問題の根本的な解決には程遠い状況である。そしてユーロ売り圧力が続く可能性が高いだけに、政局の落ち着きや包括支援策の進捗状況が当面の焦点となるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:54 | 市況・概況
2011年11月12日

【株式市況を検証】イタリア、オリンパス問題に加えて、企業業績に対する警戒感強まる

【株式市場フラッシュ:11月7日〜11日の週の日本株式市場】

■日経平均株価は2週連続の下落

株式市場フラッシュ 11月7日〜11日の週の日本株式市場では、日経平均株価(225種)、TOPIXともに2週連続の下落となった。ユーロ危機問題で、IMF(国際通貨基金)監視下に入ったイタリアの国債利回り上昇や政局混迷に対する警戒感が強まった。また国内要因としてはオリンパス(7733)問題に加えて、円の高止まりや世界的な景気減速などで、主要企業の通期業績見通しの下方修正が相次いだことも警戒感につながった。

 ユーロ圏の債務危機問題に関しては、4日にギリシャが国民投票を撤回して内閣信任投票も可決されたため、一旦は警戒感の後退が期待されたが、9日にはイタリアの国債利回りが危険水域とされる7%台に上昇したことや、ベルルスコーニ伊首相の辞任を巡る政局混迷が警戒された。

 ただし、10日にはイタリアの国債利回りが6%台に低下した。そして11日には、イタリア議会上院で財政関連法案が可決され、早ければ14日にもベルルスコーニ首相が退陣して新内閣が発足する見通しとなった。またギリシャでは、パパデモス前ECB(欧州中央銀行)副総裁を新首相とする大連立内閣が発足した。このため当面の過度な警戒感が和らぎ、週末11日の欧州と米国の株式市場は大幅に上昇している。

 米国の主要経済統計には明るさも見え始めた。10日には、米新規失業保険申請件数が前週比1万件減少の39万件となり、40万件を下回って4月初旬以来の低水準となった。米9月貿易赤字は4.0%減少した。11日には、米11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が64.2で、前月の60.9から上昇して5カ月ぶりの高水準となり、市場予想も上回った。

 外国為替市場では、10月31日の日本政府・日銀によるドル買い・円売り市場介入後、概ね1ドル=78円台を維持していたが、週後半にはドル買い・円売り市場介入への警戒感がやや後退し、1ドル=77円台前半に円が上昇したため、引き続き円高進行が懸念要因となっている。

 企業業績に関しては、主要企業の7〜9月期決算発表がほぼ出揃った。小売やサービスなど内需関連セクターの堅調さが目立ち、SNSやオンラインゲーム関連、そして鉱業や総合商社などの資源関連も概ね好調だった。しかし一方で、素材、機械、電気・精密・電子部品、自動車、海運などの輸出関連・景気敏感関連では、通期業績見通しの下方修正が相次いだ。世界的な景気減速、外国為替市場での円の高止まり、タイの大洪水による生産停止の影響などで、一段の下振れリスクが警戒されている。

 テクニカル面で見ると、日経平均株価(11日時点の8514円47銭)の移動平均線に対する乖離率は、25日移動平均線(同8750円29銭)に対して2.69%のマイナス乖離に転じたため、当面は上値抵抗線として意識される形になった。また75日移動平均線(同8888円09銭)に対してマイナス4.20%、200日移動平均線(同9519円86銭)に対してマイナス10.56%となり、いずれも前週末に比べてマイナス乖離幅を広げた。なお東証1部市場の騰落レシオ(25日移動平均)は11日時点で92.9%となっている。

 日経平均株価の終値ベースで騰落状況を見ると、7日は前週末比34円31銭(0.39%)安で小幅反落、8日は前日比111円58銭(1.27%)安で続落、9日は前日比99円93銭(1.15%)高で3営業日ぶり反発、10日は前日比254円64銭(2.91%)安で大幅に反落、11日は前日比13円67銭(0.16%)高で小幅反発した。日中の値幅は7日が38円30銭、8日が128円04銭、9日が84円20銭、10日が99円54銭、11日が80円72銭だった。

 日経平均株価の週末11日の終値は8514円47銭で、前週末4日の終値8801円40銭に比べて286円93銭(3.26%)下落した。週間ベースで2週連続の下落となった。取引時間中ベースの週間高値は7日の8779円55銭、週間安値は11日の8485円77銭で、1週間の取引時間中の値幅は293円78銭だった。

 TOPIXの週間騰落状況を見ると、週末11日の終値は729.13となり、前週末4日の終値752.02に比べて22.89ポイント(3.05%)下落した。週間ベースで2週連続の下落となった。取引時間中ベースの週間高値は7日の750.45、週間安値は11日の726.24だった。11日時点の終値ベースでのNT倍率は11.68倍で、前週末4日時点の11.70倍に対して0.02ポイント低下した。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:16 | 市況・概況