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記事一覧 (11/12)【株式市場・この1週間】日経平均株価は11日の取引時間中に一時8500円台割れ
記事一覧 (11/12)【外国為替市場を検証:ドル・円相場】ドル買い・円売り市場介入への警戒感がやや後退
記事一覧 (11/12)【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】イタリア問題への警戒感で一時1ユーロ=104円台
記事一覧 (11/11)【銘柄フラッシュ】コナカや特種東海製紙が高くオリンパスは一時急反発
記事一覧 (11/11)【株式市場】出来高薄く様子見の中オリンパスは一時急反騰
記事一覧 (11/11)【銘柄フラッシュ】特種東海製紙や油研工業が高くオリンパスは一時急反発
記事一覧 (11/11)【株式市場】全般伸び切れない中でオリンパスは一時急反騰
記事一覧 (11/10)【銘柄フラッシュ】澤藤電機や光通信が高くオリンパスは3日連続ストップ安
記事一覧 (11/10)【株式市場】オリンパスの「損失隠し先」多数と伝わり一段と手控え
記事一覧 (11/10)【銘柄フラッシュ】ルックや太陽誘電が高くオリンパスは3日連続ストップ安
記事一覧 (11/10)【株式市場】NY株の389ドル安を受け朝方急落のあとは個別物色
記事一覧 (11/09)【銘柄フラッシュ】エス・バイ・エルが急伸しオリンパスはストップ安
記事一覧 (11/09)【株式市場】オリンパスはストップ安だが業績予想「未定」のトヨタ堅調で安心感
記事一覧 (11/09)【銘柄フラッシュ】シチズンホールディングスが急伸しオリンパスはストップ安
記事一覧 (11/09)【株式市場】オリンパスは連日ストップ安だが全体はNY株高など好感
記事一覧 (11/08)【銘柄フラッシュ】ニチイ学館や日本光電が高く野村ホールディングスは急落
記事一覧 (11/08)【株式市場】オリンパスに続き証券株も「野村」先導で下げ全般軟調
記事一覧 (11/08)【銘柄フラッシュ】ホソカワミクロンやニチイ学館が高くオリンパスは急落
記事一覧 (11/08)【株式市場】オリンパスのストップ安がムード冷やし個別物色
記事一覧 (11/07)【銘柄フラッシュ】サニックスや日東紡が高くディー・エヌ・エー売買代金1位
2011年11月12日

【株式市場・この1週間】日経平均株価は11日の取引時間中に一時8500円台割れ

■株式市況を振り返って(11月7日〜11日の株式市場の動き)

今週はこう動いた 7日は、日経平均株価が前週末比34円31銭(0.39%)安で小幅に反落、TOPIXが前週末比1.57ポイント(0.21%)安で小幅に反落した。前週末4日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が前日比61ドル23セント(0.51%)安と3営業日ぶりに反落し、S&P500株価指数とナスダック総合株価指数も3営業日ぶりに反落した。G20首脳会議でEFSF(欧州金融安定基金)に対する各国からの協力確約の表明が得られず、IMF(国際通貨基金)の資金増強に関して具体策の合意に至らなかったことが失望感につながった。ギリシャの国民投票は回避されたがギリシャ議会での内閣信任投票を控えていたうえに、ベルルスコーニ伊首相に対する辞任要求でイタリアの政局混迷も警戒された。米10月雇用統計で失業率は9.0%と前月比0.1ポイント改善したが依然として高水準だった。非農業部門雇用者数の増加は8.0万人にとどまり市場予想を下回ったが、8月分と9月分が大幅に上方修正された。ただし市場の反応は限定的だった。この流れを受けて日経平均株価は前週末比29円58銭安と売り先行でスタートした。売り一巡後は小幅安水準でモミ合う展開だった。ギリシャで与野党大連立に合意したが反応は鈍く、IMF監視下に入ったイタリアの政局不透明感が警戒された。ユーロ・円相場がやや円高方向に振れたことも弱材料視された。午後に入ると下落幅をやや縮小する場面もあったが、タイの洪水などによる企業業績の下振れも警戒され、日中の値幅が僅か38円30銭と手控えムードの強い展開だった。東証1部市場の値上がり銘柄数は751(全体の45%)で値下がり銘柄数747(全体の45%)を僅かに上回った。売買代金は9032億円で10月26日以来の1兆円割れとなった。セクター別には、物色の方向感がなく、業績見通しを下方修正した銘柄を中心に下落した一方で、石油や総合商社の上昇が目立った。

 8日は、日経平均株価が前日比111円58銭(1.27%)安で続落、TOPIXが前日比12.42ポイント(1.66%)安で続落した。前日7日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が前日比85ドル15セント(0.71%)高と反発し、S&P500株価指数とナスダック総合株価指数も反発した。イタリアの政局混迷などが警戒されて売り買いが交錯する展開だったが、ECB(欧州中央銀行)のシュタルク専任理事が債務危機の早期解決見通しを示したことや、EIB(欧州投資銀行)が条件付きで域内金融機関への追加融資が可能とする報告書をまとめたとの報道を好感した。これに対して日経平均株価は前日比22円73銭安と売り先行でスタートした。イタリア議会での財政関連法案採決や、大引け後のトヨタ自動車(7203)の決算発表を控えていたうえに、オリンパス(7733)が第三者委員会の調査過程で過去の損失計上先送りが判明したと発表したため、投資家心理を冷やした。午前は小幅安水準でモミ合う展開だったが、午後に入ると主力銘柄に対する売りが加速した。日経平均株価は急速に下落幅を広げて、この日の安値圏で取引を終了した。オリンパスの記者会見を受けて日本企業のコーポレートガバナンスに対する不信感が広がった。東証1部市場の値下がり銘柄数は1429(全体の86%)に達し、売買代金は1兆124億円だった。セクター別には、景気敏感関連を中心にほぼ全面安の中、半導体関連の下落が目立った。オリンパスの主幹事証券の野村HD(8604)は14.93%下落した。

 9日は、日経平均株価が前日比99円93銭(1.15%)高で3営業日ぶりに反発、TOPIXが前日比11.37ポイント(1.54%)高で3営業日ぶりに反発した。前日8日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均株価が前日比101ドル79セント(0.84%)高と続伸し、S&P500株価指数とナスダック総合株価指数も続伸した。イタリアの政局を睨みながら方向感に欠ける展開だったが、終盤になるとイタリアのベルルスコーニ首相が財政関連法案を成立させた後に辞任すると表明したため、政局が安定して財政再建が進むとの期待感が広がった。この流れを受けて日経平均株価は前日比69円09銭高と買い先行でスタートした。しかし積極的な買いは見られず、午前は中国の主要経済統計の発表を控えてモミ合う展開となった。午後に入ると上昇幅を前日比23円27銭高まで縮小する場面があった。中国10月CPI(消費者物価指数)が前年比5.5%上昇となり9月の6.1%上昇から鈍化したが、ほぼ市場予想の水準だったため早期の金融政策転換への期待が後退した。為替が対ドル、対ユーロともにやや円高方向に振れたことも弱材料視された。しかし中国・上海株式市場が上昇に転じたことを受けて安心感が広がり、大引けにかけて値を戻した。結局この日の高値圏で取引を終了した。東証1部市場の値上がり銘柄数は1311(全体の79%)で、売買代金は1兆863億円だった。セクター別には、景気敏感関連を中心に幅広く買い戻された。オリンパスの主要取引銀行である三井住友FG(8316)が乱高下する場面があった。

 10日は、日経平均株価が前日比254円64銭(2.91%)安で大幅に反落、TOPIXが前日比19.10ポイント(2.55%)安で大幅に反落した。前日9日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が前日比389ドル24セント(3.20%)安と3営業日ぶりに大幅反落し、S&P500株価指数とナスダック総合株価指数も3営業日ぶりに大幅反落した。欧州の清算・決済機関LCHクリアネットがイタリア国債の証拠金比率引き上げを発表したことをきっかけに、イタリア国債利回りが危険水域とされる7%台に上昇したため警戒感が強まった。欧州株式市場も大幅下落した。この流れを受けて日経平均株価は前日比158円16銭安と大幅に売り先行でスタートした。寄り付きの売り一巡後は下げ渋る場面もあったが、午後に入ると日経平均株価は下落幅を広げ、ほぼ安値引けとなって10月6日以来の8500円台に下落した。タイの洪水被害による企業業績への悪影響も警戒され、アジアの主要株式市場の下落も弱材料視された。東証1部市場の値下がり銘柄数は1446(全体の87%)に達し、売買代金は1兆1888億円だった。セクター別には、景気敏感・輸出関連を中心にほぼ全面安の中、総合商社や銀行の下落が目立った。なお日銀はETFとREITを合計171億円購入した。

 11日は、日経平均株価が前日比13円67銭(0.16%)高で小幅に反発、TOPIXが前日比1.17ポイント(0.16%)安で小幅に続落した。前日10日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が前日比112ドル85セント(0.96%)高と反発し、S&P500株価指数とナスダック総合株価指数も反発した。イタリア国債の入札が順調だったため10年物利回りが6%台に低下したこと、ギリシャ新政権の首相にパパデモス前ECB(欧州中央銀行)副総裁が指名されたこと、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がフランス国債格付け引き下げの誤った情報を流したが、その後最上位格付けを確認したことを受けて警戒感がやや後退した。米新規失業保険申請件数が前週比1万件減少の39万件となり、40万件を下回って4月初旬以来の低水準となったことや、米9月貿易赤字が4.0%減少したことも好感した。この流れを受けて日経平均株価は前日比45円12銭高と買い先行でスタートした。しかし寄り付きの買い一巡後は徐々に上昇幅を縮小した。日経平均株価は前日比マイナス圏に転じて8500円台を割り込む場面もあった。週末要因や、景気先行きに対する警戒感に加えて、イタリア議会での財政関連法案の採決を控えて見送りムードが強まった。午後に入ると、日経平均株価は前日比プラス圏に転じて寄り付き水準近辺まで値を戻す場面もあったが、結局は小幅な上昇にとどまった。日経平均株価の株価指数オプション11月物SQ(特別清算指数)値は8542円82銭だった。東証1部市場の値下がり銘柄数は843(全体の51%)となり値上がり銘柄数635(全体の38%)を上回った。売買代金は1兆353億円だった。セクター別には、ゴム、窯業、機械などが上昇したが、主力銘柄の動きはまちまちだった。

 11日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均株価が前日比259ドル89セント(2.19%)高と大幅続伸し、S&P500株価指数とナスダック総合株価指数も大幅続伸した。イタリア議会上院で財政関連法案が可決されたことや、ギリシャ大連立内閣が発足したことを受けて、ユーロ圏の債務危機問題に対する警戒感がやや後退した。さらに、米11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が64.2で、前月の60.9から上昇して5カ月ぶりの高水準となり、市場予想も上回ったことを好感した。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:14 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ドル・円相場】ドル買い・円売り市場介入への警戒感がやや後退

【外国為替市場フラッシュ:11月7日〜11日のドル・円相場】

■週後半は1ドル=77円台前半に円が上昇

 11月7日〜11日の週のドル・円相場は、1ドル=77円台前半〜78円台前半で推移し、週後半はドル売り・円買いが優勢になった。ユーロ危機に対する警戒感がやや後退して、ユーロ買い・ドル売りとなった流れが波及した。また、米FRB(連邦準備制度理事会)の追加緩和策観測に加えて、ドル買い・円売り市場介入への警戒感がやや後退した。

 ドル・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末4日の海外市場では概ね1ドル=78円00銭〜30銭近辺で推移し、東京市場に比べてドル買い・円売りがやや優勢になった。米10月雇用統計で失業率は9.0%と前月比0.1ポイント改善したが依然として高水準だった。非農業部門雇用者数の増加は8.0万人にとどまり市場予想を下回ったが、8月分と9月分が大幅に上方修正された。ただし市場の反応は限定的だった。ギリシャ議会での内閣信任投票やベルルスコーニ伊首相に対する辞任要求などの政局に関心が集中した。

 この流れを受けて週初7日の東京市場では、1ドル=78円10銭〜20銭近辺の狭いレンジでモミ合う展開だった。手掛かり材料難の中、ユーロ圏財務相会合を控えて様子見ムードが広がった。7日の海外市場でも、1ドル=78円00銭〜10銭近辺の狭いレンジでモミ合う展開だった。ユーロ売りの流れが波及して円買いが優勢になる場面もあったが、様子見ムードの強い展開だった。

 8日の東京市場では、概ね1ドル=78円00銭〜10銭近辺の狭いレンジで推移した。手掛かり材料難の中、ドル買い・円売り市場介入への警戒感などで膠着感を強めた。8日の海外市場では、ユーロ買い・ドル売りの流れが波及してドル売り・円買いが優勢となり、1ドル=77円50銭台に円が上昇する場面があった。終盤は1ドル=77円70銭近辺だった。

 9日の東京市場では、概ね1ドル=77円50銭台〜70銭台で推移し、ドル売り・円買いがやや優勢だった。イタリアのベルルスコーニ首相が財政関連法案を成立させた後に辞任すると表明したため、政局が安定して財政再建が進むとの期待感でユーロ買い・ドル売りとなった流れが波及した。ドル買い・円売り市場介入への警戒感もやや後退した。9日の海外市場では、概ね1ドル=77円50銭台〜80銭台で推移し、終盤はドル買い・円売りがやや優勢だった。イタリア国債利回りが危険水域とされる7%台に上昇してユーロが売られる展開になったが、ドル・円相場への影響は限定的だった。

 10日の東京市場では、1ドル=77円60銭〜80銭近辺で推移した。リスク回避の動きなどでドル売り・円買いがやや優勢だった。10日の海外市場では、概ね1ドル=77円50銭〜70銭近辺で推移した。米新規失業保険申請件数は前週比1万件減少の39万件となり、40万件を下回って4月初旬以来の低水準となった。米9月貿易赤字は4.0%減少した。ただし市場の反応は限定的だった。

 11日の東京市場では、1ドル=77円30銭台〜60銭台で推移した。ニューヨーク外国為替市場が「退役軍人の日」で休場となるため様子見ムードを強めたが、リスク回避のドル売り・円買いが優勢だった。11日の海外市場ではドル売り・円買いの動きが優勢になり、1ドル=77円00銭台に円が上昇する場面があった。ユーロ買い・ドル売りの流れが波及し、ドル買い・円売り市場介入への警戒感もやや後退した。終盤は1ドル=77円10銭台だった。米11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は64.2で、前月の60.9から上昇して5カ月ぶりの高水準となり市場予想も上回ったが、反応は限定的だった。

 ドル・円相場に関しては、10月31日の日本政府・日銀によるドル買い・円売り市場介入後、概ね1ドル=78円台を維持していたが、ドル買い・円売り市場介入への警戒感がやや後退し、徐々にドル安・円高方向に振れる展開となり、週後半には1ドル=77円台前半に円が上昇した。

 リスク回避のドル売り・円買い圧力、FRBの量的緩和策第3弾(QE3)に対する思惑、ドル買い・円売り市場介入への警戒感などが交錯する状況に変化はない。ユーロ危機も根本的な解決には程遠いため、警戒感がくすぶり続けるだろう。そして世界的な景気減速懸念を受けて、主要各国の追加緩和の動きも鮮明になっている。円買い圧力が長期化する可能性は高く、ドル買い・円売り市場介入が継続的に実施されるかどうかが当面の焦点だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:13 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】イタリア問題への警戒感で一時1ユーロ=104円台

【外国為替市場フラッシュ:11月7日〜11日のユーロ・円相場】

■週末11日の海外市場では1ユーロ=106円台

 11月7日〜11日の週のユーロ・円相場は、イタリア問題への警戒感で一時1ユーロ=104円台に円が上昇する場面があったが、週末11日の海外市場では、イタリア議会上院での財政関連法案の可決、イタリア国債の利回り低下、ギリシャ新内閣の発足などで過度な警戒感が後退し、1ユーロ=106円台に円が下落した。

 ユーロ・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末4日の海外市場では、概ね1ユーロ=107円20銭近辺〜108円00銭近辺で推移した。ギリシャ議会での内閣信任投票を控えて様子見ムードを強めた。G20首脳会議では欧州支援を継続する姿勢を打ち出したが、市場の反応は限定的だった。終盤はユーロ買い戻しがやや優勢となり、1ユーロ=107円80銭〜90銭近辺だった。

 この流れを受けて週初7日の東京市場では、1ユーロ=107円20銭近辺〜108円10銭近辺で推移した。ユーロ圏財務相会合を控えて様子見ムードも強めたが、終盤はユーロ売り・円買いが優勢になった。ギリシャで与野党大連立に合意したが反応は鈍く、IMF(国際通貨基金)監視下に入ったイタリアの政局混迷が警戒された。7日の海外市場では、ユーロ圏財務相会合の開催で様子見ムードも強い中、イタリア国債利回り上昇を受けて1ユーロ=106円台に円が上昇する場面もあったが、その後ベルルスコーニ伊首相の辞任観測などでユーロ買い戻しが優勢となり、1ユーロ=107円50銭〜60銭近辺に円が下落した。

 8日の東京市場では、概ね1ユーロ=107円10銭近辺〜50銭近辺で推移した。イタリア議会での財政関連法案採決やEU財務相理事会を控えて様子見ムードも強い中、終盤はユーロ売り・円買いがやや優勢になった。8日の海外市場では、概ね1ユーロ=107円10銭近辺〜60銭近辺で推移した。イタリアの政局睨みで売り買いが交錯する展開だった。終盤はベルルスコーニ伊首相が財政関連法案を成立させた後に辞任すると表明したため、ユーロ買い戻しがやや優勢となり1ユーロ=107円50銭近辺だった。

 9日の東京市場では、概ね1ユーロ=107円10銭近辺〜60銭近辺で推移した。引き続きイタリアの政局混迷が警戒されてユーロ売り・円買いが優勢だった。9日の海外市場では、一時1ユーロ=105円20銭台に円が上昇した。欧州の清算・決済機関LCHクリアネットがイタリア国債の証拠金比率引き上げを発表したことをきっかけに、イタリア国債利回りが危険水域とされる7%台に上昇し、株式市場も大幅下落したためリスク回避の動きが強まった。終盤は1ユーロ=105円40銭近辺だった。

 10日の東京市場では、1ユーロ=104円70銭台〜105円30銭台で推移した。イタリア国債入札を控えて様子見ムードを強めたが、終盤はリスク回避の動きでユーロ売り・円買いが優勢になった。10日の海外市場では、1ユーロ=105円20銭近辺〜90銭近辺で推移した。イタリア国債利回りが6%台に低下したため警戒感がやや後退し、終盤は1ユーロ=105円60銭近辺だった。

 11日の東京市場では、概ね1ユーロ=105円30銭台〜60銭台で推移した。ギリシャ大連立内閣発足に向けた動きで警戒感が和らぎ、終盤はユーロ買い戻しがやや優勢だった。11日の海外市場では、1ユーロ=106円30銭台に円が下落した。イタリア議会上院で財政関連法案が可決され、早ければ14日にもベルルスコーニ首相が退陣して新内閣が発足する見通しとなったことを受けて、当面の過度な警戒感が後退した。

 ユーロ圏の債務危機問題に関しては、4日にギリシャが国民投票を撤回して内閣信任投票も可決されたため、一旦は警戒感の後退が期待されたが、9日にはイタリアの国債利回りが危険水域とされる7%台に上昇したことや、ベルルスコーニ伊首相の辞任を巡る政局混迷が警戒された。

 ただし、10日にはイタリアの国債利回りが6%台に低下した。そして11日には、イタリア議会上院で財政関連法案が可決され、早ければ14日にもベルルスコーニ首相が退陣して新内閣が発足する見通しとなった。またギリシャでは、パパデモス前ECB(欧州中央銀行)副総裁を新首相とする大連立内閣が発足した。このため当面の過度な警戒感が和らいだ形である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:10 | 市況・概況
2011年11月11日

【銘柄フラッシュ】コナカや特種東海製紙が高くオリンパスは一時急反発

 11日後場は、本日から「監理銘柄」(確認中)のオリンパス<7733>(東1)が反発する場面をみせて売り買い交錯となり、東証1部の売買代金1位を保って昨日までの3日連続ストップ安から下げ渋る動きをみせ、終値は5.0%安の460円(24円安)。貸借取引ができなくなり、これ以上売り建てられることはないとの見方で買い手が活気づいた様子。ただ、同時に「監理銘柄」(確認中)となった大王製紙<3880>(東1)は前場から100円ストップ安のまま推移し、18.8%安で東証1部の値下がり率1位。

 ただ、売買は全般低調で、朝一番にオプションSQ(特別清算値)の算出を巡る現物株の売買が加わった割に東証1部の全日出来高は16億株台。売買代金も1兆円トビ台。

 東証1部の値上がり率1位はコナカ<7494>(東1)の22.9%高となり正午に発表した9月決算を好感し一時ストップ高、2位は特種東海製紙<3708>(東1)の9.6%高となり前引けの1位から後退も昨日発表の四半期決算と自己株取得を好感、3位にはサンフロンティア不動産<8934>(東1)の7.0%高が入り昨日発表の四半期決算を材料視、4位はロート製薬<4527>(大1)の7.0%となり昨日の決算発表を受けて三菱UFJモルガン・スタンレー証券の積極評価が伝わり主市場の大証では6.3%高。

 油研工業<6393>(東1)は昨日発表の四半期決算を材料に急反発6.2%高、デジタルハーツ<3620>(東1)は韓国のオンラインゲーム大手ネクソン社の12月東証上場決定と伝わり関連人気の思惑ありとされて6.0%高。油研工業<6393>(東1)は昨日発表の四半期決算を材料に急反発6.2%高、デジタルハーツ<3620>(東1)は韓国のオンラインゲーム大手ネクソン社の12月東証上場決定と伝わり関連人気の思惑ありとされて6.0%高。

 東京精密<7729>(東1)は昨日発表の四半期決算を受け野村證券や乗モルガン・スタンレーMUFG証券の積極評価が伝わり5.6%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:27 | 市況・概況

【株式市場】出来高薄く様子見の中オリンパスは一時急反騰

■東証1部銘柄は38%が高い

 11日後場の東京株式市場は、全般小高い水準で一進一退。NY株は反発112ドル高となったものの、朝一番にオプションSQ(特別清算値)の算出があった割には出来高が少ないとの見方があり、好決算銘柄などの個別物色に終始した。昨日まで3日連続ストップ安のオリンパス<7733>(東1)は前場切り返し反発したあと売買交錯で、大引けは460円(24円安)。東証1部の値上がり銘柄数は635銘柄(約38%)だった。

 日経平均は小幅反発。後場は8550円前後で小動きを続け、大引けは8514円47銭(13円67銭高)。

 東証1部の出来高概算は、16億6391万株、売買代金は1兆354億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は635(前引けは391)銘柄、値下がり銘柄数は843(前引けは1070)銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種(前引けは8業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、石油・石炭、ガラス・土石、電気機器、など。
 一方、値下がり率上位は、パルプ・紙、海運、鉄鋼、鉱業、証券・商品先物、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:48 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】特種東海製紙や油研工業が高くオリンパスは一時急反発

 11日前場は、朝一番にオプションSQ(特別清算値)の算出を巡る現物株の売買が買い優勢となったものの、出来高は東証1部の前引けが7億株台にとどまり、実商いを含めても全般低調。なかで、昨日まで3日連続ストップ安だったオリンパス<7733>(東1)が500円の大台を割り込んだところで売買成立となり、435円(49円安)を下値に切り返して一時535円(51円高)と反発し、前引けは480円(1円安)。売買代金・出来高とも1位になった。

 東証1部の値上がり率1位は特種東海製紙<3708>(東1)の10.2%高となり四半期決算と自己株の取得発表を好感、2位は油研工業<6393>(東1)の6.2%高となり昨日発表の四半期決算を材料に急反発、3位はカルソニックカンセイ<7248>(東1)の4.7%高となり昨日まで4日続落後のリバウンドと4.7%高。

 デジタルハーツ<3620>(東1)は4日発表の決算好調でチャート妙味大と出直り4.6%高、サンフロンティア不動産<8934>(東1)は昨日発表の四半期決算を材料に3.8%高。アシックス<7936>(東1)は4日の決算発表から2割以上の下げとなり自律反発とされて3.1%高になった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:14 | 市況・概況

【株式市場】全般伸び切れない中でオリンパスは一時急反騰

■東証1部銘柄は23%が高い

 11日前場の東京株式市場は、全体に伸びきれず一進一退。NY株は反発112ドル高となり、朝一番のオプションSQ(特別清算値)算出は買い優勢とされたため、朝方は日経平均採用銘柄を中心に堅調。ただ、円相場が対ドルで強含み、「TPP」を巡る首相の判断によっては政局混乱の懸念があるとして手控える様子もあった。昨日まで3日連続ストップ安のオリンパス<7733>(東1)は500円を割り込んだところで切り返し一時反発。東証1部の値上がり銘柄数は391銘柄(約23%)だった。

 日経平均は小幅安。朝方は8566円49銭(65円69銭高)まで上げたものの、前引けは8487円50銭(13円30銭安)。

 東証1部の出来高概算は、7億8104万株、売買代金は4720億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は391銘柄、値下がり銘柄数は1070銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、食料品、水産・農林、陸運、小売り、など。、
 一方、値下がり率上位は、鉱業、海運、証券・商品先物、パルプ・紙、鉄鋼、非鉄金属、不動産、建設、その他製品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:45 | 市況・概況
2011年11月10日

【銘柄フラッシュ】澤藤電機や光通信が高くオリンパスは3日連続ストップ安

■オリンパス監理銘柄(確認中)に

 10日後場は、外為市場でユーロが再び軟化、また、オリンパス<7733>(東1)の「損失隠し」では約10の投資ファンドが穴埋め用に使われていたと一部で伝えられたことも手控え気分を強め、日経平均は8500円67銭(254円77銭安)を下値に終値も8500円80銭(254円64銭安)と8500円スレスレを低迷。オリンパスは3日連続ストップ安。

 東証はオリンパス株式について、大引け後、有価証券報告書の提出期限に関連し上場廃止のおそれありとする監理銘柄(確認中)に指定した。

 東証1部の売買代金1位はトヨタ自動車<7203>(東1)となり、通期の業績予想の「未定」を再び気にする動きが出て反落の1.7%安。代金2位の三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)は保有するオリンパス株の値下がりを材料に、一昨日オリンパス関連で急落となった野村ホールディングス<8604>(東1)に続きカラ売り乱入とされて4.7%安。

 東証1部の値上がり率1位は前引けに続いてルック<8029>(東1)の13.5%高となり昨日発表の第2四半期決算を好感し全体相場の手がかり難もあり仕手性発揮と急伸、2位も前引けと同じ太陽誘電<6976>(東1)の10.9%高となり昨日発表の第2四半期決算を好感、3位には澤藤電機<6901>(東1)の5.6%高が入り船舶向け電装機器の復興需要が取り沙汰され5.6%高。

 光通信<9435>(東1)は正午に四半期決算と自己株の取得を発表し後場急反応となり5.5%高。太平電業<1968>(東1)は火力発電所の稼働増加への期待と原子炉の廃炉処理に強いとの見方あり5.1%高。伊藤ハム<2284>(東1)は14時の四半期決算と自己株の取得の発表を好感し急伸5.1%高。

 ハザマ<1719>(東1)は14時の決算発表を受け2日続けて高値を更新のあと軟化し2.3%安、エス・バイ・エル<1919>(東1)も朝方高値を更新のあと軟調で9.7%安、大成建設<1801>(東1)は14時の決算発表後に持ち直したものの戻しきれず1.8%安、鹿島<1812>(東1)は13時の決算発表に反応薄のまま前日比変わらずとなった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:25 | 市況・概況

【株式市場】オリンパスの「損失隠し先」多数と伝わり一段と手控え

■東証1部銘柄は9割が安い

 10日後場の東京株式市場は、一段と見送り。外為市場でユーロが一時105円トビ台まで下げたとされ、欧州債務国問題を懸念。また、オリンパス<7733>(東1)の「損失隠し」では約10の投資ファンドが穴埋め用に使われていたと一部で伝えられたことも手控え気分を強めた。オリンパスは3日続けてストップ安。東証1部の値上がり銘柄数は147銘柄(約9%)、値下がり銘柄数は1446(同87%)。

 日経平均は大幅反落。後場は一段低い水準でもみあい、8500円67銭(254円77銭安)まで下げ、大引けも8500円80銭(254円64銭安)。

 東証1部の出来高概算は、19億6348万株、売買代金は1兆1888億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は147(前引けは93)銘柄、値下がり銘柄数は1446(前引けは1507)銘柄。

 また、東証33業種別指数は、前引けに続いて全業種が値下がりし、値下がり率上位の業種は、鉱業、保険、ゴム製品、不動産、海運、卸売り、鉄鋼、電気機器、ガラス・土石、機械、証券・商品先物、精密機器、その他金融、食料品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:41 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ルックや太陽誘電が高くオリンパスは3日連続ストップ安

 10日前場は、NY株式の大幅反落389ドル安、円高・ユーロ安を受け、業種別指数は全業種が下落。東証1部の出来高上位30銘柄の中で高い銘柄は2銘柄にとどまり、ルック<8029>(東1)の12.4%高と太陽誘電<6976>(東1)の7.7%高。ともに昨日四半期決算を発表。オリンパス<7733>(東1)は9時25分にかけて気配値のままストップ安の484円(100円安)17.1%安となり3日連続S安。

 東証1部の値上がり率1位はルック<8029>(東1)の12.4%高となり昨日発表の第2四半期決算を好感、2位の太陽誘電<6976>(東1)も昨日発表の第2四半期決算を好感し7.7%高、3位はエー・アンド・デイ<7745>(東1)の4.3%高となり決算発表は11月4日に通過し下期の血圧計などの震災特需に期待との見方。

 ミスミグループ本社<9962>(東1)は昨日発表の第2四半期決算・増配・自社株買いを好感し3.5%高、あみやき亭<2753>(東1)は政府のTPP交渉参加を材料視する動きあありと3.3%高。

 ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は韓国の検索大手にゲームプラットフォーム提供などを材料に2.4%高、日本電信電話(NTT)<9432>(東1)は第2四半期決算と自社株買いの発表を好感し一時高値に顔合わせし0.7%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:04 | 市況・概況

【株式市場】NY株の389ドル安を受け朝方急落のあとは個別物色

■東証1部銘柄は9割が安い

 10日前場の東京株式市場は、全般総見送り。NY株式の大幅反落389ドル安、円高・ユーロ安を受け、業種別指数は全業種が下落。三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)が連日安値となり、好決算を発表した銘柄などを散発的に個別物色する相場になった。オリンパス<7733>(東1)は3日続けてストップ安。東証1部の値上がり銘柄数は93銘柄(約6%)、値下がり銘柄数は1507(同90%)。

 日経平均は急反落。朝方8519円02銭(236円42銭安)まで下げたあとは小動きとなり、前引けは8549円94銭(205円50銭安)。

 東証1部の出来高概算は、9億3870万株、売買代金は5131億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は93銘柄、値下がり銘柄数は1507銘柄。

 また、東証33業種別指数は全業種が値下がりし、値下がり率上位の業種は、鉱業、証券・商品先物、保険、卸売り、不動産、鉄鋼、海運、ガラス・土石、電気機器、機械、非鉄金属、その他金融、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:33 | 市況・概況
2011年11月09日

【銘柄フラッシュ】エス・バイ・エルが急伸しオリンパスはストップ安

 9日後場は、オリンパス<7733>(東1)が「損失隠し」を嫌い9時46分に150円ストップ安の20.4%安となったまま大引けとなり2日続けてストップ安。一方、タイの洪水災害を要因に業績予想を「未定」としたため心配されたトヨタ自動車<7203>(東1)は朝から堅調なまま推移し反発1.6%高。

 東証1部の位売買代金1位・三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)は後場寄り後に一時崩れ足となり、マイナス転換する場面があった。オリンパスの「損失隠し」に関連かとされたものの、ほどなく値を戻し、大引けは0.5%高。同様の憶測で昨日15%急落した野村ホールディングス<8604>(東1)は急反発の4.1%高となり売買代金2位。

 東証1部の値上がり率1位は株価ひとケタの山水電気<6793>(東1)となり50.0%高、2位はエス・バイ・エル<1919>(東1)の15.0%高となり10日にヤマダ電機<9831>(東1)と次世代住宅などの共同説明会と伝えられており一時7日の年初来高値に顔合わせ、3位は日成ビルド工業<1916>(東1)の14.1%高となりプレハブ特需の決算を11日発表予定で期待大との見方があり急反発で7日の高値に接近。

 シチズンホールディングス<7762>(東1)は前場の値上がり率1位8.6%高からは後退したものの昨日発表の決算やシチズン電子と日亜化学工業との提携やゴールドマン・サックス証券の目標株価引き上げが伝えられ8.4%高で8位。AOKIホールディングス<8214>(東1)は14時10分の決算発表を好感して急伸7.9%高、住友軽金属工業<5738>(東1)も14時過ぎの決算発表を好感して急伸7.6%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:12 | 市況・概況

【株式市場】オリンパスはストップ安だが業績予想「未定」のトヨタ堅調で安心感

■東証1部銘柄は79%が高い

 9日後場の東京株式市場は、円相場の安定を好感する形で前場の堅調相場を継続。香港株式が大きく上昇と伝えられたことも支えになり、日経平均は大引けにかけて本日の高値に進んだ。今期の業績予想を白紙撤回の「未定」としたため心配されたトヨタ自動車<7203>(東1)は反発し1.6%高。一方、オリンパス<7733>(東1)は損失隠しを嫌気し本日もストップ安の584円(150円安)。東証1部の値上がり銘柄数は1311銘柄(約79%)だった。

 日経平均は反発。後場はジリ高基調となり、8762円98銭(107円47銭高)まで上げ、大引けは8755円44銭(99円93銭高)。

 東証1部の出来高概算は、18億42万株、売買代金は1兆864億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は1311(前引けは1146)銘柄、値下がり銘柄数は263(前引けは338)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、保険、不動産、鉄鋼、その他金融、石油・石炭、鉱業、卸売り、など。
 一方、値下がり業種は、ゴム製品、パルプ・紙、精密機器、だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:38 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】シチズンホールディングスが急伸しオリンパスはストップ安

 9日前場は、オリンパス<7733>(東1)が「損失隠し」を悪材料に9時46分150円安の20.4%安となり2日続けてストップ安。一方、これに関連する憶測から昨日約15%安の急落となった野村ホールディングス<8604>(東1)は、カラ売りの反動を交えて急反発となり、東証1部の売買代金・出来高とも1位で7.4%高。

 東証1部の値上がり率1位はシチズンホールディングス<7762>(東1)の8.6%となり昨日発表の決算やシチズン電子とLEDの日亜化学工業との提携を受けてゴールドマン・サックス証券の目標株価引き上げが伝えられ急反発、2位はケネディクス<4321>(東1)の8.1%高で昨日発表の決算を好感し急反発、3位は野村ホールディングスの7.4%高。

 近鉄エクスプレス<9375>(東1)は昨日発表の決算を好感し急反発の6.4%高、福山通運<9075>(東1)は昨日発表の決算と自己株の取得を好感し続伸5.7%高。

 マネックスグループ<8698>(東1)は昨日下げた反動高とされ6.0%高、イー・アクセス<9427>(東1)は携帯電話イー・モバイルの番号持ち運び制を利用した契約者の流入・流出が安定との見方あり4.4%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:07 | 市況・概況

【株式市場】オリンパスは連日ストップ安だが全体はNY株高など好感

■東証1部銘柄は69%が高い

 9日前場の東京株式市場は、全般買い直されて堅調。NY株式の101ドル高に加え、昨日急落した野村ホールディングス<8604>(東1)が瞬間的に値上がり率1位の急反発となったことなどを好感した。野村株急落の遠因になったオリンパス<7733>(東1)は損失隠しを嫌気し本日もストップ安の584円(150円安)。東証1部の値上がり銘柄数は1146銘柄(約69%)だった。

 日経平均は反発。10時前に8752円18銭(96円67銭高)まで上げ、前引けは8736円45銭(80円94銭高)。

 東証1部の出来高概算は、7億5685万株、売買代金は4412億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は1146銘柄、値下がり銘柄数は338銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、その他金融、鉄鋼、不動産、卸売り、保険、など。
 一方、値下がり率上位は、精密機器、ゴム製品、ガラス・土石、機械、だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:32 | 市況・概況
2011年11月08日

【銘柄フラッシュ】ニチイ学館や日本光電が高く野村ホールディングスは急落

 8日後場は、損失の先送りを発表して300円ストップ安となったオリンパス<7733>(東1)に続き、この主幹事証券である野村ホールディングス<8604>(東1)の野村證券に関与などの憶測があると伝えられ、野村ホールディングス株が14.9%安の急落となり年初来の安値を更新。カラ売りで目先の値幅を狙う投資が活発化し、全体のムードを冷やす形になった。

 東証1部の売買代金1位は野村ホールディングス<8604>(東1)のとなり14.9%安。前場および昨日1位だったディー・エヌ・エー<2432>(東1)は2位の1.0%安。3位にはオリンパス<7733>(東1)の29.0%ストップ安。

 値上がり率1位にはニチイ学館<9792>(東1)が入り昨日発表の第2四半期決算が好調で後場は輸出株から内需株に物色がシフトしたと9.2%高、2位のホソカワミクロン<6277>(東1)は前場の1位から後退したものの業績予想の増額修正を好感し7.5%高、3位は前場と同じクレスコ<4674>(東1)で一昨日発表の自己株取得を連日好感し大幅続伸6.6%高。

 日本光電<6849>(東1)も昨日の決算発表を好感し値上がり率5位の5.9%高、ワイエイシイ<6298>(東1)は昨日の増額修正を好感し4.7%高。

 電気化学工業<4061>(東1)は前引け後の自己株取得の発表を好感し4.5%高、味の素<2802>(東1)はグループの食用油大手・J−オイルミルズ<2613>(東1)の昨日発表の決算が好調とされて3.9%高。

 大阪証券取引所<8697>(JQS)は米田社長と東京証券取引所の斉藤社長が7日に都内で会談し、来年秋に持株会社「日本取引所グループ」を創設し経営統合することで基本合意と今朝の朝日新聞の報道を材料に戻り高値を更新2.7%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:23 | 市況・概況

【株式市場】オリンパスに続き証券株も「野村」先導で下げ全般軟調

■値上がり業種は3業種にとどまる

 8日後場の東京株式市場は、値下がり銘柄数が次第に増え、見送りムードが拡大。円相場の強含みを受けて手控え気分が広がった。また、朝一番に損失の先送りを発表し300円ストップ安となったオリンパス<7733>(東1)に関連し、野村ホールディングス<8604>(東1)が主幹事証券という点で憶測を呼び、後場は次第安のまま約15%安となり安値を更新したことも、全体の空気を冷やしたようだ。東証1部の値上がり銘柄数は182銘柄(約11%)だった。

 日経平均は軟調。後場はジリ安基調になり、終値は8655円51銭(111円58銭安)。

 東証1部の出来高概算は、18億4598万株、売買代金は1兆124億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は182(前引けは438)銘柄、値下がり銘柄数は1429(前引けは1042)銘柄。

 また、東証33業種別指数の値上がり業種は3業種にとどまり(前引けは11業種)、値上がり業種は、パルプ・紙、食料品、陸運。
 一方、値下がり率上位は、証券・商品先物、金属製品、海運、精密機器、鉄鋼、不動産、その他金融、非鉄金属、卸売り、銀行、保険、電力・ガス、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:42 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ホソカワミクロンやニチイ学館が高くオリンパスは急落

 8日前場は、オリンパス<7733>(東1)が朝一番に損失の先送りを発表し、売り気配を下げたまま300円ストップ安の27.9%安と急落。海外で知られる企業のため、日本企業全体に疑惑が広がる懸念ありと手控える動きがあった。オリンパスは東証1部の売買代金2位。

 売買代金1位は昨日に続きディー・エヌ・エー<2432>(東1)となり、「横浜ベイスターズ」買収による相乗効果などに期待があるほか、韓国系オンラインゲーム大手ネクソンが12月中旬に東証に上場することがわかった、と今朝の日本経済新聞が伝えたため、類似銘柄として物色され小幅続伸0.9%高。一方、グリー<3632>(東1)は昨日高値更新し2800円の大台に乗ったこともあり小反落の2.0%安。新規上場の関連人気はガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>(JQS)の急伸8.5%高など新興銘柄に向かった形。

 東証1部の値上がり率1位はホソカワミクロン<6277>(東1)となり業績予想の増額修正を好感し9.7%高、2位のシスメックス<6869>(東1)も昨日の増額修正を好感し7.4%高、3位はクレスコ<4674>(東1)となり一昨日発表の自己株取得を連日好感し大幅続伸6.8%高。

 NTT都市開発<8933>(東1)は昨日発表の中間決算が予想を大きく上回り通期予想の上ぶれに期待と値上がり率4位の6.8%高、ニチイ学館<9792>(東1)は昨日発表の中間決算で通期予想を増額したことを好感し6.5%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:55 | 市況・概況

【株式市場】オリンパスのストップ安がムード冷やし個別物色

■東証1部銘柄は26%が高い

 8日前場の東京株式市場は、主力株中心に小動き。円相場は強もみあい程度だったものの、朝一番に損失先送りを発表したオリンパス<7733>(東1)が売り気配を一気に下げたまま300円ストップ安の急落となったことが全体のムードを冷やし、材料株の個別物色相場に終始した。東証1部の値上がり銘柄数は438銘柄(約26%)だった。

 日経平均は軟調続落。10時前に8727円38銭(39円71銭安)まで下げ、前引けは8751円86銭(15円23銭安)。

 東証1部の出来高概算は、6億8772万株、売買代金は4017億円。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は438銘柄、値下がり銘柄数は1042銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、食料品、石油・石炭、鉱業、倉庫・運輸、小売り、ガラス・土石、など。
 一方、値下がり率上位は、証券・商品先物、金属製品、精密機器、鉄鋼、不動産、その他金融、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:30 | 市況・概況
2011年11月07日

【銘柄フラッシュ】サニックスや日東紡が高くディー・エヌ・エー売買代金1位

 7日後場は、「ユーロ」への不透明感などからディー・エヌ・エー<2432>(東1)が前場に続き東証1部の売買代金1位を保ち5.0%高。プロ野球・横浜ベイスターズ買収の正式発表を受け、球団保有に適当かどうか議論があるなか、株式市場では存在感を出す形になった。同じ携帯ゲームのグリー<3632>(東1)も売買代金3位で0.9%高と携帯ゲーム銘柄が活況。

 東証1部の値上がり率1位はモリテックス<7714>(東1)となり11日に発表予定の9月決算は決算期変更後初の12カ月決算になるとの期待あり11.7%高、2位は日本橋梁<5912>(東1)となり11日の決算発表に期待とされて11.5%高、3位にはサンケン電気<6707>(東1)が入り4日の決算発表では3月通期の予想を減額修正したもののメリルリンチ証券の「買い」継続評価が伝わり11.0%高。

 サニックス<4651>(東1)は前場の3位から4位に後退も東京都が大規模オフィスビル群にスマートグリッド(次世代電力網)導入と伝えられ太陽光発電システムを材料視し4日発表の「月次」も好調と一段ジリ高の9.7%高、学研ホールディングス<9470>(東1)は業績予想の増額に続き福祉事業が絶好調と伝えられ8.9%高。

 やまや<9994>(東1)は4日の決算発表や株式分割を好感し大震災の被災地復興で酒類や飲食店の繁忙ぶり再認識と戻り高値8.2%高、クレスコ<4674>(東1)は4日発表の決算好調で自己株の取得も好感し8.2%高、マースエンジニアリング<6419>(東1)は三菱UFJモルガン・スタンレー証券の投資判断引き上げを好感し6.7%高。

 五洋建設<1893>(東1)はタイの洪水復興などを思惑材料に高値更新の5.6%高、日東紡<3110>(東1)は福島県に拠点あり復興需要で地の利との思惑で連日の高値更新2.7%高、ネットワンシステムズ<7518>(東1)は10月下旬の増額修正を受け業績拡大に期待と連日の高値更新で2.3%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:30 | 市況・概況