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記事一覧 (09/30)【株式市場】ユーロ軟調で円高の再燃を気にする中「ドレッシング高」期待
記事一覧 (09/29)【銘柄フラッシュ】エス・バイ・エルがストップ高でハニーズは大幅続伸
記事一覧 (09/29)【株式市場】幅広く持ち直し5日ぶり8700円台を回復
記事一覧 (09/29)【銘柄フラッシュ】エス・バイ・エルやドワンゴが高い
記事一覧 (09/29)【株式市場】NY株安に加え中国株に下落懸念あり機械、大手商社など軟調
記事一覧 (09/28)【銘柄フラッシュ】イオンディライトが高くソフトバンクは6日ぶり反発
記事一覧 (09/28)【株式市場】値上り銘柄数は1300を超えたものの円高を警戒し動意薄
記事一覧 (09/28)【銘柄フラッシュ】レオパレス21やサカイオーベックスが自律反発
記事一覧 (09/28)【株式市場】値上り銘柄数1200を超えた割に平均株価が重く個別物色
記事一覧 (09/27)【銘柄フラッシュ】東海観光やサクラダが高くKDDIは持ち直す
記事一覧 (09/27)【株式市場】アジア株の堅調受け配当確保の買いが次第に広がり大幅反発
記事一覧 (09/27)【銘柄フラッシュ】サクラダやフルキャストホールディングスが高い
記事一覧 (09/27)【株式市場】全般急反発のあとは円相場などを気にし様子見
記事一覧 (09/26)【銘柄フラッシュ】前澤化成工業やフジテックが高くKDDIは安い
記事一覧 (09/26)【株式市場】1ユーロ102円突破の懸念も出て日経平均は年初来の安値
記事一覧 (09/26)【銘柄フラッシュ】京阪神不動産や前澤工業が高く三菱商事は安値
記事一覧 (09/26)【株式市場】円高進行の懸念あり業績予想の増額銘柄などを散発物色
記事一覧 (09/25)【相場展望】ギリシャ債務問題が焦点で一時的に下値模索も警戒
記事一覧 (09/25)【外国為替市場を検証:ドル・円相場】米9月雇用統計などを控えて動きづらい状況
記事一覧 (09/25)【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】ギリシャのデフォルト懸念の落ち着き次第
2011年09月30日

【株式市場】ユーロ軟調で円高の再燃を気にする中「ドレッシング高」期待

■東証1部銘柄は33%が高い

 30日前場の東京株式市場は、全般強もみあい。円相場が対ユーロで昨日夕方の104円台から103円台の円高基調になったことなどを受け、自動車、精密株が総じて軟調。ただ、建機株は、ここ年初来安値の上海株が堅調と伝えられたことなどでしっかり。午後は、9月期末最終日の「ドレッシング高」の期待。米国のトラスト法違反による罰金と純利益の予想を減額修正した古河電気工業<5801>(東1)は213円(12円安)で底堅い。東証1部の値上がり銘柄数は548銘柄(約33%)だった。

 日経平均は小反発。朝方は8756円ちょうど(54円77銭高)まで上げたものの、動意は鈍い印象で、前引けは8723円12銭(21円89銭高)。

 東証1部の出来高概算は、8億5234万株、売買代金は4968億円。1部上場1664銘柄のうち、値上がり銘柄数は548銘柄、値下がり銘柄数は930銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他金融、証券・商品先物、パルプ・紙、食料品、鉱業、石油・石炭、倉庫・運輸、金属製品、情報・通信、鉄鋼、海運、医薬品、不動産、銀行、など。
一方、値下がりした業種は、非鉄金属、ゴム製品、建設、輸送用機器、小売り、サービス、空運、機械、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:41 | 市況・概況
2011年09月29日

【銘柄フラッシュ】エス・バイ・エルがストップ高でハニーズは大幅続伸

 29日後場は、円安基調や機関投資家による下期の運用買い流入の観測があり、東証1部の値上がり銘柄数は651から1360に拡大。前場は2.4%安だったトヨタ自動車<7203>(東1)が0.9%高。売買代金1位は前引けに続き東京電力<9501>(東1)となり、同社の資産査定などを行なう調査委員会が今後10年間に8兆3500億円の資金不足を見込むと伝えられ11.4%安。一方、代金2位のグリー<3632>(東1)はモルガン・スタンレーMUFG証券の積極評価があり、海外株の波乱などを避ける資金が流入とされ一段高の8.7%高。

 東証1部の値上がり率1位は前引けと同じエス・バイ・エル<1919>(東1)となり親会社ヤマダ電機<9831>(東1)トップの省エネ住宅関連の売上高10倍構想を材料に一時ストップ高となり大引けは34.5%高、2位も前引けと同じくランド<8918>(東1)となり株価2ケタのため18.2%高、3位も前引けと同じくドワンゴ<3715>(東1)になりシティグループ証券による積極評価が伝えられ10.1%高。

 ハニーズ<2792>(東1)は売り残膨大で27日の四半期決算発表と28日のドイツ証券による積極評価が売り手を浮き足立たせ買い戻しに火をつけたと連日急伸の9.1%高。丹青社<9743>(東1)はPER・PBR割安で日本郵政の政府保有株売却なら自由度が高まり郵便局の店舗内装工事の需要に注目との見方があり8.8%高。

 東亜建設工業<1885>(東1)は国会で原発処理廃棄物の「捨て場」を論議とされ伝統事業の海上土木に注目と8.7%高、東洋建設<1890>(東1)も海上土木で8.1%高。

 ベルーナ<9997>(東1)は円高効果にPERなどの割安感がいわれ高値更新の7.6%高、NKSJホールディングス<8630>(東1)は自動車保険料の値上げ観測を材料に高値更新1.5%高、スカパーJSATホールディングス<9412>(東1)は10月放送開始の「BSスカパー!」への期待などで高値更新の1.1%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:23 | 市況・概況

【株式市場】幅広く持ち直し5日ぶり8700円台を回復

■東証1部銘柄は82%が高い

110929大引け 29日後場の東京株式市場は、次第に持ち直し全般続伸。円相場が対ユーロで104円台なかばの円安基調になったことなどを好感し、前場は2.4%安だったトヨタ自動車<7203>(東1)が0.9%高に転じるなど、値を戻す銘柄が増えた。上海株式の続落・安値更新基調は懸念されたものの、出来高も東証1部は20億株台を回復。東証1部の値上がり銘柄数は1360銘柄(約82%)だった。香港市場は台風により午後も休場。

 日経平均は続伸。後場は次第に持ち直して堅調転換し、大引けにかけて8706円14銭(90円49銭高)まで上昇、大引けも8701円23銭(85円58銭高)だった。8700円台回復は9月21日以来5日ぶり。

 東証1部の出来高概算は、21億5882万株、売買代金は1兆3033億円。1部上場1664銘柄のうち、値上がり銘柄数は1360(前引けは651)銘柄、値下がり銘柄数は200(前引けは832)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、不動産、水産・農林、建設、その他製品、ガラス・土石、銀行、輸送用機器、保険、倉庫・運輸、その他金融、電気機器、精密機器、ゴム製品、など。
 一方、値下がり業種は、海運、電力・ガス、鉄鋼、卸売り、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:35 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】エス・バイ・エルやドワンゴが高い

 29日前場は、NY株式の反落179ドル安に加え、上海株式が昨日の年初来安値に続き続落で開始と伝わり(香港は台風のため午前休場)、コマツ<6301>(東1)が3.1%安、三井物産<8031>(東1)は4.8%安、トヨタ自動車<7203>(東1)は2.4%安。東証1部の売買代金1位は東京電力<9501>(東1)となり年1600億円規模のコスト削減策が伝えられたものの13.7%安。一方、売買代金2位のグリー<3632>(東1)は海外株の波乱や円高懸念を避ける資金が流入とされ6.1%高。

 東証1部の値上がり率1位はエス・バイ・エル<1919>(東1)となり資本参加したヤマダ電機<9831>(東1)による太陽光発電装置などを備えた省エネ住宅関連の売上高10倍構想を材料に20.2%高、2位のランド<8918>(東1)は株価2ケタで9.1%高、3位のドワンゴ<3715>(東1)はシティグループ証券による積極評価が伝えられ8.2%高。

 メガネトップ<7541>(東1)は毎月1日発表の月次動向に期待を高め値上がり率5位の6.7%高、グリー<3632>(東1)の6.1%高は5位。

 富士通ゼネラル<6755>(東1)は夏のエアコン・冬の電機カーペットなど省エネ・節電機器が好調とされ5.3%高、ハニーズ<2792>(東1)は需給妙味が強いところにドイツ証券の積極評価が伝わり4.8%高、スカパーJSATホールディングス<9412>(東1)はスマートフォン対応に注目と年初来の高値1.5%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:07 | 市況・概況

【株式市場】NY株安に加え中国株に下落懸念あり機械、大手商社など軟調

■東証1部銘柄は39%が高い

 29日前場の東京株式市場は、全般軟調で反落。NY株式の179ドル安に加え、上海株式が昨日の年初来安値に続き続落で開始(香港は台風のため午前休場)と伝わり、手控え模様。自動車、機械、大手商社などが安くなり、個別物色の相場になった。昨日の後場軟化したJT<2914>(東1)は反発。東証1部の値上がり銘柄数は651銘柄(約39%)だった。

 日経平均は反落。10時前に8501円42銭(114円23銭安)まで下げ、前引けは8531円02銭(84円63銭安)。

 東証1部の出来高概算は、7億9970万株、売買代金は4959億円。1部上場1664銘柄のうち、値上がり銘柄数は651銘柄、値下がり銘柄数は832銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他製品、情報・通信、水産・農林、サービス、倉庫・運輸、など。
 一方、値下がり業種は、卸売り、鉄鋼、海運、パルプ・紙、電力・ガス、石油・石炭、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:37 | 市況・概況
2011年09月28日

【銘柄フラッシュ】イオンディライトが高くソフトバンクは6日ぶり反発

 28日後場は、1ユーロ104円台だった円相場が再び103円台に入ったことなどが手控え要因になり、東証1部の値上り銘柄数は1323(約80%)に達した割に日経平均は55円59銭高。前場は堅調だったファナック<6954>(東1)は軟化し0.3%安。東京エレクトロン<8035>(東1)は終盤に一段下押して3.0%安。

 ただ、東証1部の売買代金1位は三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)となり1.0%高、売買代金2位のJT<2914>(東1)は朝方に政府保有株の完全売却を好感し大幅に高値を更新したものの、後場は軟調で2.9%安。代金4位のソフトバンク<9984>(東1)は昨日までの5日続落から反発し3.8%高。

 東証1部の値上がり率1位は前引けと同じく山水電気<6793>(東1)となり株価ひとケタのため1円の値上がりで50.0%高、2位も前引けと同じくイオンディライト<9787>(東1)となり豪マッコーリー証券の積極評価がいわれて13.6%高、3位にはオリジン電気<6513>(東1)が入り送・発電の分離なら需要増加との見方11.6%高、4位のエー・アンド・デイ<7745>(東1)は血圧計などの復興需要がいわれて11.2%高。

 ミツバ<7280>(東1)日産自動車<7201>(東1)のブラジル新工場計画を手がかりに10.6%高、サカイオーベックス<3408>(東1)は炭素繊維の織機が材料視されボーイングの最新旅客機「787」羽田到着と関連づける動きありと10.4%高。

 カカクコム<2371>(東1)ヤマダ電機<9831>(東1)がネット通販でも業界最低価格を開始との昨日の材料を引き続き好感し価格比較サイトの出番と高値更新3.8%高。パソナグループ<2168>(東1)は6〜8月期好調の期待がいわれ高値更新2.0%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:26 | 市況・概況

【株式市場】値上り銘柄数は1300を超えたものの円高を警戒し動意薄

■東証1部銘柄は80%が高い

110928大引け 28日後場の東京株式市場は、引き続き値上り銘柄数が多い割に日経平均の重さが目立つ相場。

 円相場がやや強含み、朝方の1ユーロ104円台から再び103円台に入ったことなども手控え要因になった。政府保有株の売却を材料に朝方高値を更新したJT<2914>(東1)は売買代金2位の活況ながら後場軟調で反落。ただ、不動産、建設、その他金融株などが総じて堅調で、東証1部の値上がり銘柄数は1323銘柄(約80%)だった。

 日経平均は小動き。後場は14時過ぎに8665円54銭(55円59銭高)まで上げ、大引けは8615円65銭(5円70銭高)。

 東証1部の出来高概算は、18億5953万株、売買代金は1兆2328億円。1部上場1664銘柄のうち、値上がり銘柄数は1323(前引けは1230)銘柄、値下がり銘柄数は271(前引けは337)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他金融、不動産、金属製品、保険、ゴム製品、ガラス・土石、パルプ・紙、鉄鋼、証券・商品先物、建設、サービス、繊維製品、など。
 一方、値下がり業種は、その他製品、空運、医薬品、精密機器、卸売り、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:39 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】レオパレス21やサカイオーベックスが自律反発

 28日前場は、NY株が146ドル高続伸となった割にトヨタ自動車<7203>(東1)が0.7%安、キヤノン<7751>(東1)も1.0%安など、輸出関連の主力銘柄が高安マチマチ。東証1部の売買代金1位はJT<2914>(東1)となり、朝方は政府保有株の完全売却を好感し大幅に高値を更新したものの、前引けにかけては軟化し0.4%安。代金2位の東京電力<9501>(東1)は前日比変わらずを1日加えると昨日まで7日続落のためか小反発1.7%高。

 東証1部の値上がり率1位は株価ひとケタの山水電気<6793>(東1)となり50.0%高、2位はイオンディライト<9787>(東1)となり豪マッコーリー証券の積極評価がいわれて13.4%高、3位のサカイオーベックス<3408>(東1)は昨日までの5日間で22%近く一本調子の下げだったからと反発9.4%高、4位の明治海運<9115>(東1)は特有の仕手性にNY原油価格が時間外取引で下落と伝わり8.5%高。

 レオパレス21<8848>(東1)は9月16日の高値から昨日まで約35%(82円)続落とあって自律反発は当然と8.4%高。

 ヤマトホールディングス<9064>(東1)は円高メリットなどがいわれて配当落ちを埋め戻して続伸し高値更新0.9%高、キユーピー<2809>(東1)は海外株の波乱などの影響の少ないディフェンシブ銘柄と高値更新0.9%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:17 | 市況・概況

【株式市場】値上り銘柄数1200を超えた割に平均株価が重く個別物色

■東証1部銘柄は74%が高い

 28日前場の東京株式市場は、値上り銘柄数の割に日経平均の重さが目立つ相場。NY株式は146ドル高続伸となり、円相場も1ユーロ103円〜104円台の円反落基調となったため、証券・銀行株が高く、建設・不動産、サービスなども堅調。ただ、家電、自動車、精密株などはNY株高への反応が鈍かった。東証1部の値上がり銘柄数は1230銘柄(約74%)。

 日経平均は小動き。9時30分過ぎに8665円54銭(55円59銭高)まで上げ、前引けは8625円40銭(15円45銭高)。

 東証1部の出来高概算は、7億7322万株、売買代金は5090億円。1部上場1664銘柄のうち、値上がり銘柄数は1230銘柄、値下がり銘柄数は337銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、不動産、その他金融、金属製品、保険、非鉄金属、ガラス・土石、建設、証券・商品先物、石油・石炭、倉庫・運輸、サービス、海運、など。
 一方、値下がり業種は、空運、その他製品、医薬品、精密機器、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:47 | 市況・概況
2011年09月27日

【銘柄フラッシュ】東海観光やサクラダが高くKDDIは持ち直す

 27日後場は、9月末の配当を確保する権利付最終日でもあり、NY株の夜間取引や香港・上海株が堅調と伝わるにつれ、多少高い値でも買おうといった雰囲気。トヨタ自動車<7203>(東1)は前引けの0.7%高からジリ高となって3.0%高、キヤノン<7751>(東1)も同様に2.1%高から4.3%高。

 ただ、東証1部の売買代金1位の東京電力<9501>(東1)は前場の2位からアップしたものの6.2%安。売買代金2位はソフトバンク<9984>(東1)となり前場の1位を譲り1.6%安。一方、代金3位のKDDI<9433>(東1)は後場は堅調に転じて0.4%高。

 東証1部の値上がり率1位は前引けと同じくサクラダ<5917>(東1)となり第3次補正予算の規模拡大と伝えられ株価2ケタの手軽さもあり反発幅を広げ13.3%高、2位には東海観光<9704>(東1)が入り株価2ケタの手軽さとPBR激安がいわれて11.1%高、3位はフルキャストホールディングス<4848>(東1)となり今9月期の決算堅調の見込みなどがいわれ高値もみあい10.6%高、4位にはパナソニック電工SUNX<6860>(東1)が入り浮動株比率が8%台と10.2%高。

 日本トムソン<6480>(東1)は収益拡大基調で9月中間配当6.5円なら単純利回り1.4%台と9.8%高、ドウシシャ<7483>(東1)も収益拡大基調で9月中間配当30円なら1.4%前後と9.6%高、テイカ<4027>(東1)は軽量株妙味に業績堅調と低PER・PBRがいわれ9.6%高。

 カカクコム<2371>(東1)は月次好調の期待がいわれ円高の再燃などに備えたディフェンシブ銘柄と9.3%高、雪印メグミルク<2270>(東1)は第2四半期好調の観測と逆日歩妙味がいわれ高値更新の3.3%高、コメリ<8218>(東1)は復興需要に逆日歩妙味がいわれ高値更新の2.9%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:26 | 市況・概況

【株式市場】アジア株の堅調受け配当確保の買いが次第に広がり大幅反発

■東証1部銘柄は92%が高い

110929大引け 27日後場の東京株式市場は、全般ジリ高で反発幅を拡大。9月末の配当を確保する権利付最終日でもあり、香港・上海株が堅調と伝わるにつれ、多少高い値でも買おうといった雰囲気が広がった。前場は伸び悩んだトヨタ自動車<7203>(東1)が次第高となり3.0%高。前場は安かったKDDI<9433>(東1)は堅調に転換し0.4%高。東証1部の値上がり銘柄数は1535銘柄(約92%)だった。

 日経平均は大幅反発。後場はジリ高基調から終盤に尻上がりとなり、高値引けの8609円95銭(235円82銭高)。昨日の186円13銭安を埋め戻し、2日ぶりの8600円台回復となった。

 東証1部の出来高概算は、18億8390万株、売買代金は1兆1930億円。1部上場1668銘柄のうち、値上がり銘柄数は1535(前引けは1440)銘柄、値下がり銘柄数は87(前引けは149)銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、機械、繊維製品、ガラス・土石、精密機器、非鉄金属、電気機器、その他金融、輸送用機器、不動産、銀行、卸売り、証券・商品先物、建設、海運、保険、など。一方、値下がりした業種は、空運、のみだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:41 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】サクラダやフルキャストホールディングスが高い

 27日前場は、NY株の272ドル高、1ユーロ103円台への円反落を受け、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)が3.0%高、キヤノン<7751>(東1)は2.1%高、トヨタ自動車<7203>(東1)は0.7%高。

 東証1部の売買代金1位はソフトバンク<9984>(東1)となり、朝方は3日続けて安値を更新したものの小高く転じる場面をみせて下げ渋り0.2%安。売買代金2位は東京電力<9501>(東1)となり6.2%安。

 東証1部の値上がり率1位は株価2ケタのサクラダ<5917>(東1)となり第3次補正予算の規模が13兆円に拡大もと伝えられ反発幅を広げ13.3%高、3位はフルキャストホールディングス<4848>(東1)となり今9月期の決算堅調の見込みなどがいわれ11.9%高、3位のカカクコム<2371>(東1)は月次好調の期待がいわれ円高の再燃などに備えたディフェンシブ銘柄と8.4%高。

 国際航業ホールディングス<9234>(東1)は復興支援や太陽光発電事業などを手がかりに7.2%高、アルテック<9972>(東1)は中国などでの飲料容器拡大などがいわれ今11月期は期待できるとかで7.1%高。

 コロナ<5909>(東1)は0.4%高、リンナイ<5947>(東1)は0.3%高で各々年初来の高値となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:12 | 市況・概況

【株式市場】全般急反発のあとは円相場などを気にし様子見

■東証1部銘柄は86%が高い

 27日前場の東京株式市場は、全般急反発のあと様子見。NY株の272ドル高を受け、全体的には、値下がりした業種が2業種のみ(空運、電力・ガス)となり軒並み買い直す相場になった。円相場が対ユーロで昨日夕方の101円台から103円台の円安に戻ったことも好感。ただ、円相場には引き続き不透明感があるとして、トヨタ自動車<7203>(東1)は9時22分を高値に一進一退の前引けは0.7%高。東証1部の値上がり銘柄数は1440銘柄(約86%)だった。

 日経平均は反発。10時30分にかけて8532円23銭(158円10銭高)まで上げ、前引けは8524円56銭(150円43銭高)。

 東証1部の出来高概算は、7億6935万株、売買代金は4650億円。1部上場1668銘柄のうち、値上がり銘柄数は1440銘柄、値下がり銘柄数は149銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、非鉄金属、繊維製品、ガラス・土石、機械、精密機器、証券・商品先物、銀行、電気機器、その他金融、建設、など。
 一方、値下がりした業種は、空運、電力・ガス、のみだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:41 | 市況・概況
2011年09月26日

【銘柄フラッシュ】前澤化成工業やフジテックが高くKDDIは安い

 26日後場は、円相場が1ユーロ102円トビ台の円高となり、一段と手控え気分を強める中、東証1部の売買代金1位は前引けと同じくソフトバンク<9984>(東1)となり一段下値を下げて5.0%安の連日安値、2位も前場と同じ三菱商事<8058>(東1)となり安値更新7.9%安。代金3位はKDDI<9433>(東1)となりアイフォーン最新機種の発売はソフトバンクのほかにKDDIからも発売との観測に対し会社側の発表情報が出てこないと前週末の高値から大幅反落8.0%安。

 東証1部の値上がり率1位は前澤化成工業<7925>(東1)となり需給妙味に9月中間配当や太陽電池搭載の湖沼浄化システムなどがいわれ4.7%高、2位にはフジテック<6406>(東1)が入り需給妙味やPBR割安さがいわれて4.3%高。

 コロナ<5909>(東1)は今冬シーズンの石油暖房機の受注激増がいわれ需給相場を続け高値更新の4.2%高、アークランドサカモト<9842>(東1)も地盤が大震災の被災地に近く21日の中間決算を受け復興需要への期待再燃と4.1%高。

 尾家産業<7481>(東1)は食品卸で円高の影響などが少ないとの見方で3.7%高、淀川製鋼所<5451>(東1)は9月中間配当やPBR割安がいわれて3.3%高、ハウス食品<2810>(東1)は割安さや需給妙味と内需ディフェンシブ性に目をつけた向きの介入などがいわれて年初来の高値1.6%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:17 | 市況・概況

【株式市場】1ユーロ102円突破の懸念も出て日経平均は年初来の安値

■値上り業種は「空運」のみ

110926大引け 26日後場の東京株式市場は、全般に一段下値を探る場面をみせ一進一退。為替が午前中に比べて円高に振れ、1ドル76円20銭台、1ユーロ102円台に入ったため、手控え気分がどんより垂れ込める雰囲気。とりわけユーロは15時にかけて102円05銭前後と102円突破もあり得る水準に達したため、模様眺めムードを強めた。主力銘柄は軒並み軟調。機関投資家が9月末に向け持ち高整理の最終局面との見方もあった。なかで、業績予想の増額銘柄などを個別に物色。東証1部の値上がり銘柄数は228銘柄(約14%)だった。

 日経平均は大幅続落。後場は14時35分にかけて8359円70銭(200円56銭安)まで下げ、大引けは8374円13銭(186円13銭安)。終値でも9月14日の安値を割り込み、年初来の安値を更新。

 東証1部の出来高概算は、やや増勢となり21億2772万株、売買代金は1兆4280億円。1部上場1668銘柄のうち、値上がり銘柄数は228(前引けは190)銘柄、値下がり銘柄数は1381(前引けは1371)銘柄。

 また、東証33業種別指数は、前引けに続き値上り業種が「空運」1業種にとどまり、値下がり率上位の業種は、非鉄金属、卸売り、ガラス・土石、鉄鋼、石油・石炭、ゴム製品、海運、その他金融、不動産、鉱業、建設、電気機器、機械、情報・通信、繊維製品、輸送用機器、証券・商品先物、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:36 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】京阪神不動産や前澤工業が高く三菱商事は安値

 26日前場は、円相場が前週末に1ユーロ102円台まで上げたあとも引き続き円高の懸念が漂い、トヨタ自動車<7203>(東1)が4日続落基調となって約3週間ぶりに年初来の安値を更新し1.8%安。三菱商事<8058>(東1)は東証1部の売買代金2位の活況で安値を更新し7.4%安。売買代金1位のソフトバンク<9984>(東1)も連日安値の1.4%安。

 機関投資家が9月末に向け持ち高整理の最終局面との見方もあり、日銀のETF(上場投信)などの買い支え出動に期待の雰囲気。

 東証1部の値上がり率1位は京阪神不動産<8818>(大1)となり大阪「府」と「市」の一体化構想などに思惑ありと東証で、4.4%高、主市場の大証では0.3%安、2位の不二製油<2607>(東1)は需給妙味とチャート妙味がいわれ3.9%高、3位のアークランドサカモト<9842>(東1)は21日の中間決算を受け復興需要への期待再燃と3.8%高、4位の北陸電気工事<1930>(東1)は出来高2単位のみで3.7%高。

 前澤工業<6489>(東1)はPERPBR割安感や水処理の復興需要がいわれて3.6%高、コナカ<7494>(東1)は9月本決算の黒字転換幅拡大に期待とされ3.1%高。大王製紙<3880>(東1)は売り残が買い残を大きく上回り前会長の個人借り入れで20日に下げたあとはジリ高で強いため買い戻し増加の期待とされて1.7%高だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:00 | 市況・概況

【株式市場】円高進行の懸念あり業績予想の増額銘柄などを散発物色

■東証1部銘柄は11%が高い

 26日前場の東京株式市場は、全般見送りムード。前週末の連休中にNY株式が391ドル下げて37ドルの反発にとどまった上、円相場は1ユーロ102円台の円高を見たあとも引き続き円高の懸念が漂った。トヨタ自動車<7203>(東1)が4日続落で約3週間ぶりに年初来の安値を更新するなど、主力銘柄は軒並み軟調。機関投資家が9月末に向け持ち高整理の最終局面との見方もあった。なかで、業績予想の増額銘柄などは個別に物色。東証1部の値上がり銘柄数は190銘柄(約11%)だった。午後の日銀買い支え出動に期待。

 日経平均は大幅続落。10時過ぎに8374円85銭(185円41銭安)まで下げ、前引けは8419円36銭(140円90銭安)。

 東証1部の出来高概算は、9億2646万株、売買代金は6176億円。1部上場1668銘柄のうち、値上がり銘柄数は190銘柄、値下がり銘柄数は1371銘柄。

 また、東証33業種別指数は、「空運」1業種の値上がりにとどまり、値下がり率上位の業種は、卸売り、非鉄金属、ガラス・土石、ゴム製品、鉄鋼、その他金融、石油・石炭、海運、不動産、電気機器、証券・商品先物、鉱業、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:26 | 市況・概況
2011年09月25日

【相場展望】ギリシャ債務問題が焦点で一時的に下値模索も警戒

【株式市場フューチャー:9月26日〜30日の株式市場見通し】

■引き続き海外要因を睨みながら神経質な展開

来週の相場展望 来週(9月26日〜30日)の日本株式市場では、9月末の配当権利取りや月末のドレッシング買い、PBR(株価純資産倍率)で見た日本株の割安感を下値支え要因として期待したいところだが、世界的なリセッション(景気後退)やソブリンリスク拡大に対する警戒感が根強いだけに、米国株式市場や外国為替市場の動向などを睨みながら、海外要因に神経質な展開が続きそうだ。ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念や金融システム不安の落ち着きが最大の焦点となるが、週前半は軟調な展開が避けられず、一時的に下値模索の展開にも警戒が必要だろう。

 前週(9月19日〜23日)は、ギリシャのデフォルト懸念や金融システム不安が高まり、世界同時株安の様相を呈した。ギリシャに対する金融支援に関しては10月上旬に実施予定の追加融資が遅れるとの観測が広がり、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によるイタリア国債の格付け引き下げなども弱材料視された。注目の米FOMCでは、保有する米国債の年限を長期化することで長期金利の抑制を狙う「ツイスト・オペ」の導入を決定したが、ほぼ想定どおりだったため、株式市場は材料出尽くし感や失望感で反応した。長期金利抑制による景気浮揚効果は限定的との見方も広がった。IMF(国際通貨基金)による世界経済成長率見通しの下方修正、中国9月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値の悪化などで、リセッションに対する警戒感も高まった。

 前週末23日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均株価が前日比37ドル65セント(0.35%)高で3営業日ぶりに反発した。S&P500株価指数とナスダック総合株価指数は、いずれも5営業日ぶりに反発した。ギリシャのデフォルト懸念は強いが、売られ過ぎとの見方が広がって買い戻しが優勢となった。前日の急落に対して一旦は落ち着いた形だが、ダウ工業株30種平均株価は前日比95ドル10セント下落する場面もあり、21日と22日の2営業日合計で674ドル83セント(5.91%)急落したわりには、反発力の鈍い展開だった。

 また前週の外国為替市場では、ドル・円相場が概ね1ドル=76円台、ユーロ・円相場が概ね1ユーロ=103円台〜104円台で推移した。一時的にドル・円相場で1ドル=76円10銭台、ユーロ・円相場で1ユーロ=102円20銭台まで円が上昇する場面もあった。円の高止まり状況が続いており、日本株式市場の下押し要因となっている。

 週初25日の日本株式市場は、前週末23日の米国株式市場の反発が限定的にとどまったため、軟調なスタートが想定される。9月末の配当権利取りや月末のドレッシング買い、PBRで見た日本株の割安感を下値支え要因として期待したいところだが、週前半は軟調な展開が避けられず、一時的に下値を模索する展開にも注意が必要だろう。ギリシャのデフォルト懸念が後退するためには、10月の次回融資に関する協議が早期に決着するかどうかが最大の焦点だろう。また、米国の主要経済指標には依然として強弱感が交錯しており、10月7日の米9月雇用統計が次の重要イベントとなるだろう。当面は海外要因に神経質な展開が続きそうだ。

 需給面では外国人投資家の売り越し基調の変化が焦点となる。またテクニカル面で見ると日経平均株価は、一旦は回復した25日移動平均線を再び割り込んだため、上値抵抗線として意識される可能性が高いだけに、下値が固まるかどうかも焦点だろう。

■注目スケジュール

 来週の注目スケジュールとしては、国内では、27日の8月企業向けサービス価格指数、29日の8月商業販売統計、9月上旬貿易統計、30日の製造業PMI、8月有効求人倍率、8月完全失業率、8月家計調査、8月鉱工業生産速報、8月全国・9月東京都区部コア消費者物価指数(CPI)、8月住宅着工戸数、8月大手建設受注、などがあるだろう。

 海外では、26日の独9月IFO業況指数、米8月新築一戸建て住宅販売、米8月シカゴ連銀全米活動指数、バイトマン独連銀総裁の講演、コチャラコタ米ミネアポリス地区連銀総裁がソブリン債関連セミナー討論会に参加、27日の独10月消費者信頼感指数、ユーロ圏8月M3、米7月S&Pケース・シラー住宅価格指数、米9月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、米8月住宅着工許可件数改定値、米週間チェーンストア売上高、米週間レッドブック大規模小売店売上高、米2年債入札、ロックハート米アトランタ地区連銀総裁の講演、28日の独9月消費者物価指数速報値、仏第2四半期GDP改定値、米8月耐久財受注、米住宅ローン・借り換え申請指数、米5年債入札、ローゼングレン米ボストン地区連銀総裁の講演、29日の独9月雇用統計、ユーロ圏9月景況感・業況感指数、独連邦議会下院でEFSF(欧州金融安定化基金)機能強化案の採決、米8月住宅販売保留指数、米第2四半期企業利益改定値、米第2四半期GDP確報値、米新規失業保険申請件数、米7年債入札、プロッサー米フィラデルフィア地区連銀総裁の講演、ローゼングレン米ボストン地区連銀総裁の講演、30日の英第2四半期GDP確報値、仏8月消費支出、ユーロ圏9月消費者物価指数速報値、ユーロ圏9月失業率、米8月個人所得・消費支出、米9月シカゴ地区購買部協会景気指数、米9月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値、プラード米セントルイス地区連銀総裁の講演、などがあるだろう。

 なお10月上旬の注目イベントとしては、国内では3日の9月日銀短観、6日〜7日の日銀金融政策決定会合、海外では4日のバーナンキ米FRB議長の議会証言、4日のEU財務相理事会、5日〜6日のECB理事会、7日の米9月雇用統計などがあり、中国は3日〜7日が国慶節で休場となる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:05 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ドル・円相場】米9月雇用統計などを控えて動きづらい状況

【外国為替市場フラッシュ:9月26日〜30日の週のドル・円相場】

■ドル・円相場は1ドル=76円台〜77円台で膠着状況を想定

 来週(9月26日〜30日)のドル・円相場については、引き続き1ドル=76円台〜77円台の小幅レンジで膠着感の強い展開が想定される。ソブリンリスクに対する警戒感でユーロ・ドル相場の動向にも注意が必要となるが、ドル・円相場への影響は限定的だろう。米FOMC(連邦公開市場委員会)(20日〜21日)を通過しても大きな動きが見られなかっただけに、10月7日の米9月雇用統計などを控えて、動きづらい状況が続きそうだ。

 前週(9月19日〜23日)(19日と23日の東京市場は休場)のドル・円相場は、概ね1ドル=76円台の小幅レンジで推移し、ドル安・円高水準で膠着感の強い展開が続いている。重要イベントの米FOMCでは、保有する米国債の年限を長期化することで長期金利の抑制を狙う「ツイスト・オペ」の導入を決定したが、ほぼ事前の市場想定どおりの内容だったため、ドル・円相場への影響は限定的にとどまった。また、ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念でユーロ売りが加速したが、ドル・円相場への影響は限定的だった。

 世界的なリセッション(景気後退)やソブリンリスクに対する警戒感が根強い状況に変化はなく、ドル・円相場は、リスク回避のドル売り・円買い圧力、量的緩和策第3弾(QE3)に対する思惑、円売り市場介入への警戒感などが交錯する形となり、概ね1ドル=76円台〜77円台の小幅レンジで膠着感の強い展開が続いている。9月21日には重要イベントの米FOMCを通過したが、内容はほぼ事前の市場想定どおりだったとして、結果的に反応は限定的にとどまっている。

 そして次の重要イベントとして、10月4日のバーナンキ米FRB議長の議会証言、5日〜6日のECB理事会、6日〜7日の日銀金融政策決定会合、7日の米9月雇用統計などを控えているため、当面は動きづらい状況だろう。しかし重要イベントを通過しても、結果的には大きな動きが見られない状況が続きそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:03 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】ギリシャのデフォルト懸念の落ち着き次第

【外国為替市場フラッシュ:9月26日〜30日の週のドル・ユーロ・円相場】

■EFSFの機能拡充やECBによる資金供給に関する動きも注目点

 来週(9月26日〜30日)のユーロ・円相場については、ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念、それに伴う金融システム不安など、ソブリンリスクに対する警戒感が強い状況に変化はなく、デフォルト懸念の落ち着き次第の展開だろう。EU(欧州連合)、ECB(欧州中央銀行)、IMF(国際通貨基金)の調査団とギリシャ政府の協議、EFSF(欧州金融安定化基金)の機能拡充、ECBによる資金供給などで、何らかの動きが出るかも注目点であり、状況次第で乱高下する可能性もあるだろう。

 前週(9月19日〜23日)(19日と23日の東京市場は休場)のユーロ・円相場はギリシャのデフォルト懸念と、それに伴う金融システム不安が高まり、主要通貨に対してユーロ売りが加速した。そして週後半の海外市場では01年6月以来となる1ユーロ=102円20銭台まで円が上昇した。

 ギリシャのデフォルト懸念、イタリアやスペインへの波及懸念、それに伴う金融システムへ不安など、ソブリンリスクに対する警戒感は根強い。ユーロ圏のリセッション(景気後退)懸念も広がっている。ECBによるイタリアとスペインの国債購入、日米欧の主要中央銀行による協調ドル資金供給措置、ユーロ圏財務相会合でのギリシャ支援継続方針の確認などで、一旦は過度な警戒感が和らいだ形になったが、ギリシャの財政赤字削減策が計画どおりに進まず、10月上旬に実施予定のギリシャへの追加融資が遅れるとの観測も広がっている。さらに、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によるイタリア国債の格付け引き下げ、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスによるギリシャの大手銀8行の格付け引き下げなどで、不透明感も増している。ユーロ加盟各国間の足並みの乱れの顕在化も懸念材料である。したがって、ギリシャのデフォルト懸念や金融システム不安の落ち着きが焦点という状況に変化はない。

 次の重要イベントとしては、EU、ECB、IMFの調査団とギリシャ政府の協議、29日の独連邦議会下院でのEFSF機能強化案の採決が当面の焦点として注目されるほか、10月上旬には4日のEU財務相理事会、バーナンキ米FRB議長の議会証言、5日〜6日のECB理事会、7日の米9月雇用統計などがあるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:02 | 市況・概況