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記事一覧 (09/17)【株式市場・この1週間】14日の日経平均は一時8500円台割れ、終値でも年初来安値更新
記事一覧 (09/17)【外国為替市場を検証:ドル・円相場】1ドル=76円台〜77円台で膠着感強い展開
記事一覧 (09/17)【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】一時1ユーロ=103円90銭台まで円が上昇
記事一覧 (09/16)【銘柄フラッシュ】鶴見製作所や学研ホールディングスが高くグリー急反発
記事一覧 (09/16)【株式市場】欧州の債務国問題が一服し買い戻しも膨れる形で一段高
記事一覧 (09/16)【銘柄フラッシュ】グリーやコロナが高く三菱食品は高値更新
記事一覧 (09/16)【株式市場】ユーロの回復やNY続伸を好感し電力・ガス以外すべて値上がり
記事一覧 (09/15)【銘柄フラッシュ】イー・アクセスやアークランドサカモトが高くグリーは軟化
記事一覧 (09/15)【株式市場】全般は急反発の中キヤノンが安くユーロ安の懸念残す
記事一覧 (09/15)【銘柄フラッシュ】ソースネクストやクラリオンが高くグリーも反発
記事一覧 (09/15)【株式市場】NY株の3日続伸など好感し大半の業種が急反発
記事一覧 (09/14)【銘柄フラッシュ】石原産業やゼリア新薬工業が高くグリーは後場軟化
記事一覧 (09/14)【株式市場】ギリシャの債務懸念など再燃し一時8500円を割る
記事一覧 (09/14)【銘柄フラッシュ】サンシティや東京テアトルが高くグリーも物色再燃
記事一覧 (09/14)【株式市場】円高の懸念に相続税増税の観測が加わり伸び悩む
記事一覧 (09/13)【銘柄フラッシュ】エルピーダメモリや村田製作所が高く東京電力は安い
記事一覧 (09/13)【株式市場】機関投資家の買い観測でジリ高のなか東京電力は枝野発言で安い
記事一覧 (09/13)【銘柄フラッシュ】ソースネクストやベリサーブが高くホンダは反発
記事一覧 (09/13)【株式市場】円の反落やNY株反発を好感し33業種のうち28業種が高い
記事一覧 (09/12)【銘柄フラッシュ】東京テアトルやエムスリーが高くグリーには利食い
2011年09月17日

【株式市場・この1週間】14日の日経平均は一時8500円台割れ、終値でも年初来安値更新

■株式市況を振り返って(9月12日〜16日の株式市場の動き)

今週はこう動いた 12日は、日経平均株価が前週末(9日)比201円99銭(2.31%)安で大幅に続落、TOPIXが前週末比14.44ポイント(1.91%)安で大幅に続落した。前週末9日の米国市場ではダウ工業株30種平均株価が前日比303ドル68セント(2.69%)安で大幅に続落した。ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念が高まっているうえに、ECB(欧州中央銀行)のシュタルク専務理事が辞任するとの報道に対して、ギリシャなどへの金融支援策に関するECB内部の意見対立が警戒された。オバマ米大統領が議会演説で発表した約4470億ドルの景気・雇用対策については、議会での審議難航が予想されているうえに、効果に対して懐疑的な見方が広がった。この流れを受けて日経平均株価は前週末比158円95銭安と売り先行でスタートした。寄り付きの売り一巡後はやや下げ渋る展開だったが、午後に入ると大引けにかけて下落幅を広げた。ギリシャのデフォルトに対する警戒感が強く、外国為替市場のユーロ・円相場で、01年6月以来となる1ユーロ=104円10銭台まで円高が進んだことも嫌気された。前週9日〜10日のG7財務相・中央銀行総裁会議の声明も、具体策がないとして反応は限定的だった。日経平均株価の終値は8535円67銭となり、6日の8590円57銭を割り込んで年初来安値を更新した。東証1部市場の値下がり銘柄数は1451(全体の87%)に達し、売買代金は1兆710億円の薄商いだった。セクター別に見ると、機械、電機・精密、自動車、損保など、景気敏感関連・輸出関連・金融関連セクターが総じて軟調となり、SNS関連も下落した。なお日銀はETF購入を実施(223億円)した。

 13日は、日経平均株価が前日比80円88銭(0.95%)高で反発、TOPIXが前日比8.56ポイント(1.15%)高で反発した。前日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が前週末(9日)比68ドル99セント(0.63%)高で3営業日ぶりに反発した。欧州株式市場が大幅下落した流れを受けて売り先行の展開となり、一時は前週末比167ドル37セント安まで下落する場面もあったが、イタリアが中国の政府系ファンドに国債購入を依頼したとの報道を受けて、ソブリンリスクに対する過度な警戒感が和らぎ、急反発に転じた。トリシェECB(欧州中央銀行)総裁が、ユーロ圏の銀行に対して資金供給を無制限で実施すると表明したことも支援材料だった。この流れを受けて日経平均株価は前日比53円07銭高と買い先行でスタートした。午前は積極的な買いの動きが見られず、小幅高水準でモミ合う展開だったが、午後に入ると、株価指数先物取引での買い戻しが主導する形で、徐々に上昇幅を広げた。日経平均株価は結局、この日の高値圏で取引を終了した。東証1部市場の値下がり銘柄数は1225(全体の73%)で、売買代金は1兆457億円と低水準だった。セクター別に見ると、機械、自動車、金融、不動産など、景気敏感関連セクターが買い戻され、半導体関連の上昇も目立った。SNS関連は利益確定売りが優勢だった。

 14日は、日経平均株価が前日比97円98銭(1.14%)安で反落、TOPIXが前日比8.13ポイント(1.08%)安で反落した。前日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が、欧州のソブリンリスクに対する警戒感で前日比73ドル94セント安まで下落する場面もあったが、終値では前日比44ドル73セント(0.40%)高と続伸した。独仏ギリシャの首脳が14日に電話会談を実施するとの報道を受けて欧州株式市場が総じて上昇したため、米国株式市場でも安心感が広がった。この流れを受けて日経平均株価は前日比7円00銭高と小幅ながら買い先行でスタートした。午前の序盤は買い戻し優勢で前日比54円69銭高まで上昇する場面もあった。しかしギリシャのデフォルト(債務不履行)に対する警戒感が強く、次第に値を崩して午前の終盤には前日比マイナス圏に転じた。午後に入ると株価指数先物取引が主導する形で下落幅を広げた。アジアの主要株式市場の下落、米国の株価指数先物取引の下落、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスによる仏銀行大手の格付け引き下げ、ユーロ・円相場での円高も弱材料視された。日経平均株価は前日比117円21銭安の8499円34銭まで下落して8500円台を割り込む場面もあり、この日の安値圏で取引を終了した。終値は8518円57銭となり、12日に付けた8535円67銭を割り込んで年初来安値を更新した。東証1部市場の値下がり銘柄数は1286(全体の77%)で、売買代金は1兆1175億円だった。セクター別には、エレクトロニクス関連の一角が堅調だったが、景気敏感関連を中心に幅広く売られた。

 15日は、日経平均株価が前日比150円29銭(1.76%)高で大幅に反発、TOPIXが前日比10.07ポイント(1.36%)高で大幅に反発した。前日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が、ギリシャのデフォルト(債務不履行)に対する警戒感で前日比112ドル01セント下落する場面もあったが、終値では前日比140ドル88セント(1.27%)高と3営業日続伸した。独仏ギリシャ首脳の電話会談でギリシャ支援継続を表明したため欧州株式市場が全面高となった。これを受けて米国株式市場でも安心感が広がり、前日比280ドル93セント高まで上昇する場面もあった。米8月小売売上高は市場予想を下回ったが、市場の反応は限定的だった。この流れを受けて日経平均株価は前日比126円81銭高と買い先行でスタートした。午前の序盤には前日比177円38銭高の8695円95銭まで上昇して8700台に接近する場面もあったが、買い戻し一巡後は伸び悩む展開となった。午後に入ると上昇幅をやや縮小し、寄り付き水準でモミ合う展開となった。格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスによるイタリア国債格付け引き下げの噂などで、様子見ムードも強まった。東証1部市場の値上がり銘柄数は1316(全体の79%)で、売買代金は1兆404億円と低水準だった。セクター別には、鉄鋼、機械、電機・精密、自動車、海運など、景気敏感関連・輸出関連セクターが幅広く買い戻された。

 16日は、日経平均株価が前日比195円30銭(2.25%)高で大幅に続伸、TOPIXが前日比16.37ポイント(2.18%)高で大幅に続伸した。前日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が前日比186ドル45セント(1.66%)高と大幅に4営業日続伸した。日米欧の主要中央銀行が協調してドル資金供給措置を表明したため、金融システム不安への警戒感が後退した。米新規失業保険申請件数は市場予想以上に増加し、米9月ニューヨーク州製造業業況指数と米9月フィラデルフィア地区連銀業況指数は市場予想以上に悪化したが、市場の反応は限定的だった。この流れを受けて日経平均株価は前日比116円42銭高と買い先行でスタートした。ユーロ・円相場で1ユーロ=106円台に円が下落して円高が一服したことや、寄り付き前の外国証券(9社ベース)経由の注文動向が差し引き930万株の買い越しだったことも好感された。ユーロ圏財務相会合(16日〜17日)、日本市場の3連休(17日〜19日)、米FOMC(20日〜21日)を控えていたが、主力株への買い戻しが優勢だった。日経平均株価は高値引けとなり、終値で8800円台を回復して9月2日終値(8950円57銭)以来の水準となった。東証1部市場の値上がり銘柄数は1442(全体の86%)で、ほぼ全面高の展開だった。売買代金は1兆1941億円だった。セクター別には、機械、電機・精密、自動車、金融など、景気敏感・輸出関連を中心に主力銘柄が総じて買い戻された。前日は軟調だったSNS関連も反発した。

 16日の米国株式市場は上昇した。ダウ工業株30種平均株価が前日比75ドル91セント(0.66%)高で5営業日続伸、S&P500株価指数が前日比6.90ポイント(0.57%)高で5営業日続伸、ナスダック総合株価指数が前日比15.24ポイント(0.58%)高で5営業日続伸となった。ダウ工業株30種平均株価の終値は1万1509ドル09セントで、8月31日(1万1613ドル53セント)以来の水準となった。米9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(57.8)が前月から2.1ポイント上昇して市場予想も上回ったことを好感した。またユーロ圏財務相会合で、ギリシャが財政赤字の削減目標を守ることを条件に10月の次回融資を承認するなど、支援継続の方針が確認されたことで過度な警戒感が後退した。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:52 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ドル・円相場】1ドル=76円台〜77円台で膠着感強い展開

【外国為替市場フラッシュ:9月12日〜16日の週のドル・円相場】

■米FOMC(20日〜21日)を控えて動きづらい状況

 9月12日〜16日の週のドル・円相場は、概ね1ドル=76円台〜77円台の小幅レンジで推移し、膠着感の強い展開が続いた。リスク回避のドル売り・円買い圧力は根強いが、量的緩和策第3弾(QE3)に対する思惑、円売り市場介入への警戒感などが交錯しているうえに、米FOMC(20日〜21日)を控えて動きづらい状況だった。ギリシャのデフォルト(債務不履行)に対する警戒感や、日米欧の主要中央銀行によるドル資金供給措置表明などで、ユーロが乱高下したが、ドル・円相場への影響は限定的だった。

 ドル・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末9日の海外市場では1ドル=77円10銭台〜80銭台で推移した。シュタルクECB専務理事の突然の辞任報道やギリシャのデフォルト(債務不履行)の噂などで、ユーロ売り・ドル買いとなった流れが波及し、ドル買い・円売りが先行した。しかし米国株式市場の大幅下落を受けて、リスク回避の円買いが優勢となる場面もあった。終盤は1ドル=77円50銭近辺で推移した。

 この流れを受けて週初12日の東京市場では、1ドル=77円40銭〜60銭近辺でモミ合う展開だったが、午後に入るとユーロ売りが加速した流れが波及してドル売り・円買いが優勢となり、終盤は1ドル=76円80銭近辺まで円が上昇した。G7財務相・中央銀行総裁会議(9日〜10日)声明に対する反応は限定的だった。12日の海外市場では、1ドル=76円70銭台〜77円30銭台で推移した。イタリアが中国の政府系ファンドに国債購入を依頼したとの報道を受けて、終盤はドル買い戻しが優勢になった。

 13日の東京市場では、1ドル=76円90銭台〜77円20銭台の小幅レンジで推移した。イタリア国債入札を控えて様子見ムードも強めたが、終盤はドル売り・円買いがやや優勢だった。13日の海外市場では、1ドル=76円80銭台〜77円10銭台で小動きだった。独仏ギリシャ首脳が14日に電話会談を実施するとの報道を受けて、ユーロ買い・ドル売りの流れが波及し、ややドル売り優勢だった。

 14日の東京市場では、1ドル=76円80銭台〜77円00銭台で小動きだった。格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、仏銀行大手のソシエテ・ジェネラルとクレディ・アグリコルの格付けを引き下げたが、市場の反応は限定的だった。14日の海外市場では、1ドル=76円60銭台〜90銭台でドル売り・円買いがやや優勢だった。米8月小売売上高が市場予想を下回り、独仏ギリシャの首脳会談でギリシャ支援継続が表明され、ユーロ買い戻しの流れとなったこともドル売りにつながった。

 15日の東京市場では、1ドル=76円60銭台〜70銭台の小幅レンジで推移した。米国の主要経済統計を控えて様子見ムードを強めた。15日の海外市場では、米8月消費者物価指数(CPI)が市場予想以上に上昇し、日本銀行によるレートチェックの噂もあり、一時1ドル=77円30銭台に円が下落する場面もあったが、概ね1ドル=76円60銭台〜70銭台で推移した。ECB(欧州中央銀行)、米FRB(連邦準備制度理事会)、スイス国立銀行、イングランド銀行、日本銀行が協調してドル流動性供給措置を表明したため、金融不安に対する過度な警戒感が後退してユーロ買い・ドル売りとなったが、ドル・円相場への影響は限定的だった。また新規失業保険申請件数が市場予想以上に増加し、米9月ニューヨーク州製造業業況指数と米9月フィラデルフィア地区連銀業況指数は市場予想以上に悪化したが、いずれも市場の反応は限定的だった。

 16日の東京市場では手掛かり材料難となり、概ね1ドル=76円60銭台〜80銭台で小動きだった。ユーロ圏財務相会合(16日〜17日)、日本市場の3連休(17日〜19日)、米FOMC(20日〜21日)を控えて様子見ムードも強めた。16日の海外市場では、概ね1ドル=76円60銭台〜90銭台で推移した。米9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(57.8)が前月比2.1ポイント上昇して市場予想も上回り、ユーロ圏財務相会合でギリシャ支援継続の方針が確認されたため、ドル買い戻しがやや優勢となる場面もあった。ただし米FOMC(20日〜21日)を控えて様子見ムードを強めた。

 世界的なリセッション(景気後退)やソブリンリスクに対する警戒感が根強い状況に変化はなく、ドル・円相場はリスク回避のドル売り・円買い圧力、量的緩和策第3弾(QE3)に対する思惑、円売り市場介入への警戒感などが交錯し、概ね1ドル=76円台〜77円台で膠着感の強い展開が続いている。ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念と、それに伴う金融システム不安でユーロが乱高下しても、ドル・円相場への影響は限定的である。米FOMC(連邦公開市場委員会)(20日〜21日)で動意付くかが注目点となっている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:49 | 市況・概況

【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】一時1ユーロ=103円90銭台まで円が上昇

【外国為替市場フラッシュ:9月12日〜16日の週のユーロ・円相場】

■週末には1ユーロ=106円近辺に円が下落

 9月12日〜16日の週の外国為替市場でユーロ・円相場は、ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念と、それに伴う金融システム不安で、ユーロが乱高下した。週初12日には一時1ユーロ=103円90銭台まで円が上昇し、01年6月以来のユーロ安・円高水準となった。しかし日米欧の主要中央銀行による協調ドル資金供給措置などで、週後半には1ユーロ=106円近辺に円が下落した。

 ユーロ・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末9日海外市場では、1ユーロ=107円60銭近辺でスタートした後、ユーロ売りが加速して1ユーロ=105円30銭台まで円が上昇した。01年7月以来のユーロ安・円高水準だった。ECB(欧州中央銀行)のシュタルク専務理事の突然の辞任報道に対して、ギリシャなどへの金融支援策に関するECB内部の意見対立が警戒された。ギリシャ政府がデフォルトを宣言するとの噂も広がった。ギリシャに対する金融支援に関しては、EUとIMF(国際通貨基金)の合同調査団が審査を中断していることもあり、警戒感が強まった。終盤はギリシャ財務省のデフォルト否定声明を受けて、ややユーロが買い戻されて1ユーロ=106円近辺で推移した。

 この流れを受けて週初12日の東京市場では、序盤は1ユーロ=105円台前半で推移したが、ギリシャのデフォルト懸念が強く、短期筋の仕掛け的な動きもあり、ユーロ売りが加速して1ユーロ=104円00銭台まで円が上昇した。その後一旦は1ユーロ=104円台半ばに戻したが、終盤には01年6月以来となる1ユーロ=103円90銭台まで円が上昇した。G7財務相・中央銀行総裁会議(9日〜10日)に対する反応は限定的で、11日にはギリシャ政府が固定資産税増税などを盛り込んだ追加緊縮財政措置を発表していたが、デフォルト懸念を払拭するに至らなかった。12日の海外市場では、1ユーロ=104円10銭台〜20銭台でスタートした後、ECBによるイタリア国債購入報道を好感して1ユーロ=105円50銭台までユーロが買い戻された。その後一旦は1ユーロ=104円70銭近辺に円が上昇したが、イタリアが中国の政府系ファンドに国債購入を依頼したとの報道を受けて1ユーロ=105円70銭台にユーロが買い戻された。トリシェECB総裁がユーロ圏の銀行に対して資金供給を無制限で実施すると表明したこともユーロ買い戻しにつながった。

 13日の東京市場では、1ユーロ=105円台半ばでスタートしたが、イタリア国債入札を控えていたうえに、ギリシャ国債利回り上昇でユーロ売りが優勢となり、終盤は1ユーロ=104円50銭台に円が上昇した。13日の海外市場では、1ユーロ=104円台半ばでスタートした後、1ユーロ=105円50銭台に円が下落した。イタリア国債入札は低調だったが、独仏ギリシャ首脳が14日に電話会談を実施するとの報道を受けてユーロが買い戻された。

 14日の東京市場では、1ユーロ=105円30銭近辺で推移した後、一時1ユーロ=104円50銭台に円が上昇する場面もあった。格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、仏銀行大手のソシエテ・ジェネラルとクレディ・アグリコルの格付けを引き下げたこともあり、ユーロ売りが優勢になった。その後は1ユーロ=105円近辺に戻した。14日の海外市場では、一旦1ユーロ=104円60銭台に円が上昇した後、1ユーロ=105円50銭台に円が下落した。独仏ギリシャ首脳の電話会談でギリシャへの支援継続が表明され、ユーロ買い戻しが優勢になった。

 15日の東京市場では、1ユーロ=105円10銭台〜60銭台でモミ合う展開だった。格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスによるイタリア国債格付け引き下げの噂などで様子見ムードも強まった。15日の海外市場では、1ユーロ=105円60銭〜70銭近辺でスタートした後、一時1ユーロ=106円90銭近辺に円が下落した。ECB(欧州中央銀行)、米FRB(連邦準備制度理事会)、スイス国立銀行、イングランド銀行、日本銀行が協調してドル流動性供給措置を表明したため、金融不安に対する過度な警戒感が後退してユーロ買い・ドル売りとなった。その後は1ユーロ=106円台半ばで推移した。

 16日の東京市場では、ユーロ買い戻しが一巡して1ユーロ=105円80銭台〜106円50銭台で推移した。終盤はユーロ売りが優勢だった。ユーロ圏財務相会合(16日〜17日)、日本市場の3連休(17日〜19日)、米FOMC(20日〜21日)を控えて様子見ムードも強めた。16日の海外市場では、1ユーロ=105円50銭台〜106円30銭台で推移した。ユーロ買い戻しが一巡してユーロ安に振れる場面もあったが、欧州と米国の株式市場の上昇や、ユーロ圏財務相会合でギリシャ支援継続の方針が確認されたこともユーロを支えた。

 ギリシャのデフォルト懸念、イタリアやスペインへの波及懸念、金融システムへ不安など、ソブリンリスクに対する警戒感は根強い。ECBによるイタリアとスペインの国債購入、独仏ギリシャ首脳の電話会談、日米欧の主要中央銀行による協調ドル資金供給措置、ユーロ圏財務相会合でのギリシャ支援継続方針の確認などで、週後半はソブリンリスクに対する当面の過度な警戒感が和らいだ形となった。しかしギリシャの財政赤字削減策が計画どおりに進まず、ギリシャ金融支援に対するユーロ加盟国間の足並みの乱れが顕在化すれば、ギリシャのデフォルト懸念が再燃しかねない状況に変化はない。当面は小康状態というところだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:47 | 市況・概況
2011年09月16日

【銘柄フラッシュ】鶴見製作所や学研ホールディングスが高くグリー急反発

 16日後場は、欧州の債務国問題の一服に加え、香港・上海株式の堅調も手伝い、昨日まで2日続けて安値更新のキヤノン<7751>(東1)が前引けの3.7%高から一段高となり4.3%高で東証1部の売買代金4位の活況。売買代金1位は前引けと同じくグリー<3632>(東1)となり、昨日まで4日続落だったこともあり前引けの0.8%高から急伸6.2%高。

 東京電力<9501>(東1)は電気料金の値上げなどに対する枝野経産相の簡単にはハンコを押さないといった発言を受けて5.9%安。

 東証1部の値上がり率1位は前引けと同じフージャースコーポレーション<8907>(東1)となり業績予想の増額修正を好感し一段高となり20.3%ストップ高、2位には鶴見製作所<6351>(東1)が登場し日本工営<1954>(東1)のパキスタン最大級の水力発電所受注を連想材料に16.4%高、3位には進和<7607>(東1)が入り三菱自動車<7211>(東1)のマレーシアでの協業拡大を連想材料に13.2%高、4位は学研ホールディングス<9470>(東1)となり9月決算の上ぶれ期待とかで12.7%高。

 リケンテクノス<4220>(東1)は収益拡大基調でPER、PBRとも割安と9.6%高、アキレス<5142>(東1)は野田政権で「スポーツ庁」設置の構想とかで9.3%高。カルソニックカンセイ<7248>(東1)は外資系証券の積極評価を材料に9.2%高。コロナ<5909>(東1)は大幅増配を好感し8.3%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:26 | 市況・概況

【株式市場】欧州の債務国問題が一服し買い戻しも膨れる形で一段高

■東証1部銘柄は86%が高い
 
110916大引け 16日後場の東京株式市場は、全般一段高。欧州の債務国問題の一服に加え、香港・上海株式の堅調が伝えられ、週央にかけての下げ局面で売り込んでいた向きの買い戻しが広がった。昨日まで2日続けて安値を更新していたキヤノン<7751>(東1)が急反発となり4.3%高。業種別指数は「電力・ガス」「パルプ・紙」を除きすべて値上がりし、東証1部の値上がり銘柄数は1442銘柄(約86%)だった。

 日経平均は大幅続伸。後場もジリ高基調を続け、大引けは本日の高値の8864円16銭(195円30銭高)。8800円台回復は、取引時間中としては9月9日以来。終値では9月2日以来となった。

 東証1部の出来高概算は、19億2644万株、売買代金は1兆1941億円。1部上場1668銘柄のうち、値上がり銘柄数は1442(前引けは1249)銘柄、値下がり銘柄数は152(前引けは230)銘柄。

 また、東証33業種別指数は、「電力・ガス」「パルプ・紙」以外すべて高くなり、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、証券・商品先物、その他金融、鉱業、機械、電気機器、ガラス・土石、精密機器、非鉄金属、鉄鋼、繊維製品、化学、銀行、輸送用機器、保険、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:41 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】グリーやコロナが高く三菱食品は高値更新

 16日前場は、欧州の一部銀行に対する資金供給などを受けてユーロが持ち直し、NY株の続伸を受けて「電力・ガス」以外すべての業種が上昇。昨日まで2日続けて安値更新のキヤノン<7751>(東1)も東証1部の売買代金4位の活況で3.7%高。ソニー<6758>(東1)も3.0%高。売買代金1位はグリー<3632>(東1)となり、昨日まで4日続落だったこともあり反発0.8%高。

 東京電力<9501>(東1)は「特別事業計画」に対する枝野経産相の姿勢を受けて3.4%安。

 東証1部の値上がり率1位はフージャースコーポレーション<8907>(東1)となり業績予想の増額修正を好感し17.0%高、2位のTHK<6481>(東1)は増配期待に加えユーロ圏の経済不安が小康状態となり軽量株の特性発揮と7.4%高、3位のカルソニックカンセイ<7248>(東1)はモルガン・スタンレーMUFG証券の積極評価が伝えられ7.2%高。

 太陽誘電<6976>(東1)村田製作所<6981>(大1)の大容量のアルミコンデンサー増産をヒントに連想買いとされ7.1%高、日本軽金属<5701>(東1)はアルミ電子材料に連想が飛び火と6.5%高。

 コロナ<5909>(東1)は大幅増配を好感し高値更新6.3%高、三菱食品<7451>(東1)は内需関連の業績好調銘柄で欧州の債務問題など再燃の場合のバックアップにもなると高値更新2.8%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:16 | 市況・概況

【株式市場】ユーロの回復やNY続伸を好感し電力・ガス以外すべて値上がり

■東証1部銘柄は79%が高い

 16日前場の東京株式市場は、全般強調。欧州の銀行に対する資金供給などを受けてユーロが海外市場から106円台に持ち直し、NY株式は4日続伸とあって、業種別指数は「電力・ガス」を除きすべて値上がり。電機・精密が高く証券・銀行株もしっかり。東証1部の値上がり銘柄数は1249銘柄(約75%)だった。

 日経平均は大幅続伸。約110円高で始まったあともジリ高基調を続け、8833円99銭(165円13銭高)まで上げ、前引けも8819円69銭(150円83銭高)。8800円台回復は、取引時間中としては9月9日以来。

 東証1部の出来高概算は、7億2954万株、売買代金は4591億円。1部上場1668銘柄のうち、値上がり銘柄数は1249銘柄、値下がり銘柄数は230銘柄。

 また、東証33業種別指数は、「電力・ガス」以外すべて高くなり、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、精密機器、非鉄金属、電気機器、機械、ガラス・土石、石油・石炭、その他金融、鉱業、銀行、保険、化学、鉄鋼、繊維製品、輸送用機器、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:35 | 市況・概況
2011年09月15日

【銘柄フラッシュ】イー・アクセスやアークランドサカモトが高くグリーは軟化

 15日後場は、引き続き東証1部の値上がり銘柄数が1300銘柄を超えたまま79%が高く推移。日産自動車<7201>(東1)は一時3.5%高まで上げ、大引けは2.8%高。NTTドコモ<9437>(東1)は前後場ともジリ高のまま高値引けの1.5%高となり、ソニー<6758>(東1)の「プレイステーション」付きのスマートフォンを好感。一方、東証1部の売買代金1位のグリー<3632>(東1)は後場軟調に転じて3.2%安、代金2位のキヤノン<7751>(東1)は小幅安ながら2日続けて安値を更新0.8%安。

 東証1部の値上がり率1位は株価ひとケタの山水電気<6793>(東1)となり後場に入って監理銘柄指定の解除が伝えられ50.0%高、2位にはイー・アクセス<9427>(東1)が入りシャープ<6753>(東1)の多機能携帯端末「ガラパゴス」発売機種のスリム化を材料に9.6%高、3位のレオパレス21<8848>(東1)は需給妙味先行の相場で騰勢第2波本格化と短期値幅狙いの資金が集まり前引けの値上がり率4位からアップし8.8%高、4位のクラリオン<6796>(東1)は低位材料株の特性にNY高や受注好調や来年上場50周年などがいわれて8.3%高。

 アークランドサカモト<9842>(東1)は前引け後の増額修正発表を好感し後場急伸となり6.6%高、飯野海運<9119>(東1)は需給妙味強くバルチック海運指数の5日続伸がいわれて6.5%高。

 岡村製作所<7994>(東1)は季刊の会社情報誌の増配予想や逆日歩妙味がいわれて高値更新5.3%高、ハピネット<7552>(東1)は需給妙味とPER割安などがいわれて高値更新3.9%高、ホシザキ電機<6465>(東1)は業績予想に対する利益確保の割合高く増額含みとの見方あり高値更新3.2%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:13 | 市況・概況

【株式市場】全般は急反発の中キヤノンが安くユーロ安の懸念残す

■東証1部の79%が高い

110915大引け 15日後場の東京株式市場は、高値圏で一進一退。前場にNY株の140ドル高3日続伸を映した買いが一巡したようで、値上り銘柄数は1300銘柄強のまま日経平均も8650円をはさんで小動きとなった。なかで、キヤノン<7751>(東1)が東証1部の売買代金2位の活況ながら続落となり2日続けて年初来の安値。引き続きユーロ圏の債務国問題を懸念する相場になった。東証1部の値上がり銘柄数は1316銘柄(約79%)だった。

 日経平均は朝方急反発のあと一進一退。前場は8695円95銭(177円38銭高)まで上げ、後場は8650円をはさんで小動きのまま、大引けは8668円86銭(150円29銭高)。

 東証1部の出来高概算は、16億8610万株、売買代金は1兆405億円。1部上場1668銘柄のうち、値上がり銘柄数は1316(前引けは1322)銘柄、値下がり銘柄数は248(前引けは201)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、精密機器、海運、パルプ・紙、輸送用機器、ガラス・土石、その他金融、鉱業、建設、ゴム製品、銀行、電気機器、情報・通信、など。
 一方、値下がりした業種は、空運、その他製品、食料品、だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:30 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ソースネクストやクラリオンが高くグリーも反発

 15日前場は、NY株の140ドル高3日続伸を好感し、東証1部銘柄の79%が値上り。トヨタ自動車<7203>(東1)が急反発の2.2%高、ソニー<6758>(東1)はゲーム機「プレステ」付きのスマートフォンをNTTドコモ<9437>(東1)から発売する材料もあり1.1%高。売買代金1位の太平洋セメント<5233>(東1)は0.8%安、売買代金2位のグリー<3632>(東1)は2.1%高。

 東証1部の値上がり率1位はソースネクスト<4344>(東1)となりスマートフォン用の「Android」(アンドロイド)アプリを使いやすくまとめた「Android厳選アプリ」シリーズを材料に10.9%高、2位はクラリオン<6796>(東1)となり低位材料株の特性にNY高や受注好調、来年上場50周年などがいわれて6.7%高、3位の日本電産サンキョー<7757>(東1)は自己株の取得を好感し6.1%高。

 レオパレス21<8848>(東1)は需給妙味先行の相場で騰勢第2波本格化と短期値幅狙いの資金が集まり値上がり率4位の5.9%高、エルピーダメモリ<6665>(東1)は台湾子会社への生産移管を含む「緊急対策」を材料に5.8%高。

 岡村製作所<7994>(東1)は業績好調で季刊の会社情報誌の増配予想に逆日歩妙味がいわれて高値更新5.0%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:01 | 市況・概況

【株式市場】NY株の3日続伸など好感し大半の業種が急反発

■東証1部の79%が高い

 15日前場の東京株式市場は、全般急反発。NY株の140ドル高3日続伸を好感し、電機・精密、半導体、自動車などから買い直す動きが活発。円高などに対する「緊急対策」を発表したエルピーダメモリ<6665>(東1)は朝方に値上がり率1位の場面をみせて急反発。業績好調な銘柄などの物色も活発で、東証1部の値上がり銘柄数は1322銘柄(約79%)だった。

 日経平均は急反発。10時にかけて8695円95銭(177円38銭高)まで上げたあとも強調相場を続け、前引けは8660円93銭(142円36銭高)。

 東証1部の出来高概算は、7億9167万株、売買代金は4576億円。1部上場1668銘柄のうち、値上がり銘柄数は1322銘柄、値下がり銘柄数は201銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、精密機器、輸送用機器、ゴム製品、鉱業、ガラス・土石、その他金融、海運、電気機器、機械、建設、銀行、非鉄金属、化学、パルプ・紙、保険、など。
 一方、値下がり業種は、空運、その他製品、食料品、だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:34 | 市況・概況
2011年09月14日

【銘柄フラッシュ】石原産業やゼリア新薬工業が高くグリーは後場軟化

 14日後場は、ギリシャ・仏・独の首相・大統領が欧州時間の14日夕方(日本時間の15日未明)に電話会談を行なうとロイター通信の報道として伝えられ、ギリシャの債務問題の深刻化やユーロ安・円高の進行を懸念。キヤノン<7751>(東1)が年初来の安値を更新し4.1%安となり、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)も安値更新の1.6%安。東証1部の売買代金1位は前引けと同じグリー<3632>(東1)ながら反発しきれず、前場の2.2%高から次第に軟化し4.3%安3日続落。

 前場軟調だった東京電力<9501>(東1)は原子力発電所の運転再開に野田内閣は柔軟との受け止め方があり大引けにかけて小高くなり1.7%高。

 東証1部の値上がり率1位は石原産業<4028>(東1)となり酸化チタンの供給過剰が20年ぶり解消といちよし経研の積極評価が伝えられ前引けの3位から順位を上げて9.1%高、2位はパスコ<9232>(東1)となり復興需要や八ツ場ダムの建設再開の観測を材料視する向きありと6.3%高、3位のライトオン<7445>(東1)は8月決算好調との見方で6.1%高。

 ゼリア新薬工業<4559>(東1)は逆日歩妙味や配当妙味などがいわれ全体相場の沈滞に逆行高の様相で値上がり率4位の5.4%高、松屋<8237>(東1)も逆日歩妙味とデパートの客足回復の早さがいわれ4.1%高。

 レオパレス21<8848>(東1)は8月下旬からの需給相場で騰勢2段目との見方で法人需要堅調とされ5.1%高、サンシティ<8910>(東1)は前場の1位から後退したものの希望退職募集や固定資産売却など矢継ぎ早の改善策が目立つと5.1%高。

 シャープ<6753>(東1)はインドネシア事業の説明会を受けて全般軟化する中で値を保ち3.3%高、バンダイナムコホールディングス<7832>(東1)は15日開催の「東京ゲームショウ(TGS)2011」に期待とされて3.2%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:18 | 市況・概況

【株式市場】ギリシャの債務懸念など再燃し一時8500円を割る

■楽器のヤマハなど欧州関連株の下げ目立つ

110914大引け 14日後場の東京株式市場は、全般軟調。ギリシャ・仏・独の首相・大統領が欧州時間の14日夕方(日本時間の15日未明)に電話会談を行なうとロイター通信の報道として伝えられ、ギリシャの債務問題の深刻化やユーロ安・円高の進行を警戒する雰囲気。欧州事業が活発なヤマハ<7951>(東1)キヤノン<7751>(東1)などが安値を更新。前場は堅調だったグリー<3632>(東1)も軟化した。東証1部の値上がり銘柄数は285銘柄(約17%)だった。

 日経平均は反落。後場はジリジリ軟化する相場になり、14時30分過ぎには8499円34銭(117円21銭安)まで下げ、8500円割れは、取引時間中としては東日本大震災の直後の3月15日以来、約半年ぶり。終値は8518円57銭(97円98銭安)。

 東証1部の出来高概算は、17億7640万株、売買代金は1兆1175億円。1部上場1668銘柄のうち、値上がり銘柄数は285(前引けは706)銘柄、値下がり銘柄数は1286(前引けは743)銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がりした業種は、ゴム製品、水産・農林、電力・ガス、空運。
 一方、値下がり率上位の業種は、その他金融、非鉄金属、繊維製品、精密機器、証券・商品先物、機械、ガラス・土石、卸売り、電気機器、建設、化学、銀行、倉庫・運輸、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:34 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】サンシティや東京テアトルが高くグリーも物色再燃

 14日前場は、「相続税増税」などの観測が伝わったこともあり、中盤まで続伸基調だったホンダ<7267>(東1)が前引けは0.3%安、日経平均もダレ模様となり0.2%安。代わってグリー<3632>(東1)が3日ぶりの反発となり東証1部の売買代金1位で2.2%高、香港・上海株式が堅調にスタートと伝えられファナック<6954>(東1)は売買代金3位で1.7%高。

 東証1部の値上がり率1位はサンシティ<8910>(東1)となり8月の希望退職募集や9月初旬の固定資産売却など矢継ぎ早の改善策が目立つと13.3%高、2位は東京テアトル<9633>(東1)となり逆日歩妙味と映画館業界の売上げ回復を手がかりに小型軽量株物色の再燃と7.0%高、3位は石原産業<4028>(東1)となり酸化チタンの供給過剰が20年ぶり解消といちよし経研の積極評価が伝えられ6.8%高。

 ライトオン<7445>(東1)は8月決算好調との見方で5.8%高、パスコ<9232>(東1)は八ツ場ダムの建設再開の観測を材料視する向きありと5.4%高。

 戸田建設<1860>(東1)は需給妙味に八ツ場ダム建設再開の観測や受注好調の見方が出て5.2%高、シャープ<6753>(東1)はインドネシア事業の説明会があり拡大を好感して4.2%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:10 | 市況・概況

【株式市場】円高の懸念に相続税増税の観測が加わり伸び悩む

■東証1部銘柄は42%が高い

 14日前場の東京株式市場は、高寄りのあと一進一退。NY株の続伸と円高の一服を好感し、10時頃にかけては自動車、家電、大手商社などがリード。しかし、円高の再燃に警戒感があり、「相続税増税」などの観測が伝わると値を消す銘柄が増えはじめ、前引けにかけては全般に伸び悩んだ。東証1部の売買代金1位は、ゲーム好調のグリー<3632>(東1)となり、3日ぶりに反発。東証1部の値上がり銘柄数は706銘柄(約42%)だった。

 日経平均は小反落。朝方は8671円24銭(54円69銭高)まで上げたものの、あとは一進一退からダレ模様となり、前引けは8599円74銭(16円81銭安)。

 東証1部の出来高概算は、7億4133万株、売買代金は4554億円。1部上場1668銘柄のうち、値上がり銘柄数は706銘柄、値下がり銘柄数は743銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、水産・農林、海運、ゴム製品、鉄鋼、情報・通信、小売り、その他製品、パルプ・紙、化学、など。
 一方、値下がり業種は、電力・ガス、その他金融、精密機器、非鉄金属、卸売り、機械、証券・商品先物、電気機器、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:33 | 市況・概況
2011年09月13日

【銘柄フラッシュ】エルピーダメモリや村田製作所が高く東京電力は安い

 13日後場は、年金基金など機関投資家の買い出動の観測が伝わり、ホンダ<7267>(東1)が前引けの1.5%高から一時2.7%高となるなど、主力銘柄が戻りの勢いを増す場面をみせた。大手銀行株もジリ高となり、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)は1.2%高、キヤノン<7751>(東1)は0.7%高。

 東京電力<9501>(東1)は原発災害補償に関する枝野・新経産相の方針が伝えられ株主にとっては「減資」の観測が広がり、大引けにかけて一段下押す相場となり5.3%安。

 東証1部の値上がり率1位は前引けに続きソースネクスト<4344>(東1)となり朝スマートフォン向けに使いやすくしたアプリのパッケージを開始と伝えられ午後これを発表し一段高のストップ高24.5%高、2位も前引けと同じエルピーダメモリ<6665>(東1)となり米半導体株指数(SOX指数)の上昇を材料視し一段ジリ高の12.8%高、3位・4位には信用取引で注意喚起指定中のアイフル<8515>(東1)の9.7%高、新規売り停止中のプロミス<8574>(東1)の8.9%高が入り需給妙味と業績底入れ回復の観測など材料視。

 三益半導体工業<8155>(東1)は米半導体株指数の上昇を材料に7.8%高、スター精密<7718>(東1)は増額修正と自己株取得を材料に7.3%高、村田製作所<6981>(大1)は日韓の大手がスマートフォン用の次世代半導体開発で協調と伝えられ関連株人気を強め東証で6.9%高・大証では6.2%高、日東電工<6988>(東1)はスマートフォンのタッチパネル関連で6.5%高。

 イエローハット<9882>(東1)は昨日発売の「四季報」など材料に続伸の高値更新4.1%高、タムロン<7740>(東1)はミラーレス1眼レフのデジカメ市場の拡大期待がいわれ高値更新3.3%高、ドクターシーラボ<4924>(東1)は7月決算好調で需給妙味もあると高値更新2.6%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:29 | 市況・概況

【株式市場】機関投資家の買い観測でジリ高のなか東京電力は枝野発言で安い

■東証1部銘柄は約73%が高い
  
20110913大引け 13日後場の東京株式市場は、全般上値を追い堅調。円相場は再び強含む場面があったものの、年金信託などの機関投資家による主力銘柄への買い観測が伝わり、自動車株や電機・精密、半導体関連株などの戻りが活発化。大手銀行株もジリ高基調となった。東京電力<9501>(東1)は原発災害補償に関する枝野・新経産相の方針が伝えられ、減資の観測が広がり下落。東証1部の値上がり銘柄数は1225銘柄(約73%)だった。

 日経平均は小幅続伸。後場は一段ジリ高基調となり、14時35分にかけては8635円88銭(100円21銭高)まで上げ、大引けも8616円55銭(80円88銭高)。

 東証1部の出来高概算は、16億8952万株、売買代金は1兆458億円。1部上場1668銘柄のうち、値上がり銘柄数は1225(前引けは1004)銘柄、値下がり銘柄数は333(前引けは445)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、海運、機械、非鉄金属、鉄鋼、不動産、その他金融、保険、電気機器、銀行、鉱業、化学、輸送用機器、など。
 一方、値下がり業種は、その他製品、情報・通信、電力・ガス、だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:44 | 市況・概況

【銘柄フラッシュ】ソースネクストやベリサーブが高くホンダは反発

 13日前場は、NY株の反発や円の反落基調を受け、ファナック<6954>(東1)が東証1部の売買代金2位の急反発となり2.7%高。やはり昨日下げたホンダ<7267>(東1)も1.5%高。売買代金1位はグリー<3632>(東1)となり軟調3.4%安。

 東証1部の値上がり率1位はソースネクスト<4344>(東1)となりスマートフォン向けに使いやすくしたアプリのパッケージを開始と伝えられ16.6%高、2位のエルピーダメモリ<6665>(東1)は米SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)の上昇を材料視する動きあり7.7%高、3位のベリサーブ<3724>(東1)は筆頭株主CSK<9737>(東1)住商情報システム<9719>(東1)の10月合併に関連とストップ高の6.5%高。

 スター精密<7718>(東1)は増額修正と自己株取得を材料に6.2%高、アイロムホールディングス<2372>(東1)は毎月13、14日に目立って上げる傾向ありと6.2%高。

 日本配合飼料<2056>(東1)はクロマグロ養殖で極洋<1301>(東1)と提携し5.6%高、イエローハット<9882>(東1)は昨日発売の「四季報」など材料に続伸高値2.4%高、ドクターシーラボ<4924>(東1)も前週の好決算発表を材料に続伸高値1.2%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:15 | 市況・概況

【株式市場】円の反落やNY株反発を好感し33業種のうち28業種が高い

■東証1部銘柄は約60%が高い
  
 13日前場の東京株式市場は、小動きだが全般堅調。NY株式の反発や円相場の反落基調を受け、証券株が高く、銀行、鉄鋼、不動産、自動車、精密機器なども堅調。東証1部の値上がり銘柄数は1004銘柄(約60%)だった。

 日経平均は小幅続伸。朝方は8590円09銭(54円42銭高)まで上げ、その後も強もみ合いを続け、前引けは8561円97銭(26円30銭高)。

 東証1部の出来高概算は、6億4738万株、売買代金は4001億円。1部上場1668銘柄のうち、値上がり銘柄数は1004銘柄、値下がり銘柄数は445銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、鉄鋼、機械、不動産、鉱業、空運、非鉄金属、銀行、化学、陸運、精密機器、その他金融、輸送用機器、など。
 一方、値下がり業種は、その他製品、情報・通信、ゴム製品、食料品、建設、だった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:43 | 市況・概況
2011年09月12日

【銘柄フラッシュ】東京テアトルやエムスリーが高くグリーには利食い

 12日後場は、対ユーロでの円高が104円トビ台に進んだため、夕方からの欧・米市場に不透明感が広がり、主力株は引き続き模様ながめ。東証1部の売買代金1位ファナック<6954>(東1)は下げ幅3%台のまま小動きを続け3.4%安。売買代金2位のグリー<3632>(東1)には、他銘柄の損を穴埋めする目的の換金売りもあったようで5.7%安。

 東証1部の値上がり率1位は前引けに続きジーンズメイト<7448>(東1)となり業績予想の増額修正(赤字縮小)を好感しストップ高の27.9%高、2位には東京テアトル<9633>(東1)が入り、逆日歩の需給妙味荷加え経産省の産業動態資料で映画館の7月の売上げが10カ月ぶり100億円台回復を継続材料に9.8%高、3位のPaltac<8283>(東1)も逆日歩妙味と低PBRのほか本日発売の「四季報」「会社情報」の数字を好感する動きがあり7.8%高。

 ライトオン<7445>(東1)は値上がり率1位のジーンズメイトからの連想とされ一段水準を上げ6.6%高、ツムラ<4540>(東1)はNY安の影響薄くラオスでの官民連携の生薬栽培事業がいわれて4.8%高。

 エムスリー<2413>(東1)は薬事サイト好調で円高は海外拡大の好機とされ前引けに続き値上り幅1位の4.4%高、高松コンストラクショングループ<1762>(東1)は先の台風災害地域が地盤との見方で4.0%高、住友大阪セメント<5232>(東1)はメリルリンチ日本証券の積極評価が伝えられ4.0%高、エイチ・アイ・エス<9603>(東1)は円高が海外旅行の増加にプラスとされて3.3%高となった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:15 | 市況・概況